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イチョウは、中国原産の落葉高木です。庭木や盆栽にするほか、公園や街路にもよく植えられていますし、ギンナンの木としてもおなじみですね。寺社の境内に植えられているものなどは、高さ30m以上になっていることもあり、かなりの高木です。灰色の樹皮には縦の割れ目が目立ちます。樹皮にはコルク層があって皮の質が厚いので、ちょっと押してみると弾力性があります。
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長い枝から出ている短い枝は垂直に近い角度で出ています。冬芽は丸っこい形で色は濃いめの茶褐色。質の薄い鱗状の芽鱗(がりん)に包まれています。芽の下にある葉がついていたあと(葉痕:ようこん)は楕円形だったり、半円形だったり、滴のような形だったりします。葉痕を見ると点々が2つずつあります。この2つの点々は葉と枝との間で水分や養分などを受け渡しする管のあとで、「維管束痕(いかんそくこん)」といいます。維管束痕は、例えば「アジサイ」では3つ、「アカメガシワ」では多数というように樹種によって違うのですが、「2つ」というのは樹木ではイチョウだけです。
また、日あたりのよい場所のイチョウの冬芽付近を見ると、葉痕がギューッとかたまってついていて、下の葉痕との間がほとんどない状態になっています。つまり、前年度と比べて、葉痕の幅(長さ)の分だけしかその枝が伸びなかったということになります。
【和名】イチョウ [銀杏、公孫樹]
【学名】Ginkgo biloba
【科名】イチョウ科 GINKGOACEAE
【撮影日】2005/02/15
【撮影地】東京都日野市
■Trackback
「My Garden - お花ダイスキ!」さんの「越冬中のイチョウ」にトラックバックさせていただきます。盆栽仕立てのイチョウの越冬のさせ方がわかりますよ。
■Trackback People : ツリーウォッチング
こんばんは〜また凝りもせず稚拙なわが「イチョウ」サイトでTBです。m(__)m
それにしても、「樹皮」というのは面白いカテゴリ分けですね〜 hanaboroさんならではの発想!
私も樹皮にも今度は目を向けてみたくなりました。
我家のBABYたちももうあと少ししたら、盆栽風(あくまで)にお隣のおじさんと植替えをする約束を取り付けました(^_^)v
小さな鉢のなかに「銀杏並木」の世界を作れるか否か!楽しみなのです。
「越冬中のイチョウ」のTB、無事キャッチできました。すぅさんからのTBは大丈夫なのに、こちらからのはヒラドツツジのTBは文字化けしてしまいます。まったくどうしたものでしょうか。
落葉樹って冬の間、何にもなくなっちゃう感じなので、見るものないような気になりますけど、この間、すぅさんも「枝ぶりが見えていい」っておしゃってましたよね。「樹皮」も、同じようなものですよ。落葉前はやっぱり、花や葉、果実を見ますから。あまり特徴のないものもありますけが、「イチョウ」はそれなりに特徴のある樹皮です。といっても樹皮の特徴は、環境や樹齢などによってもいろいろ変わってしまうことはあるので、なかなか、難しいときもあるのですけどね。
早速、お隣のおじさまとお約束なさったんですね。すぅさんはいつも実行されるのが早いなぁ〜。見習いたいところです。小さな銀杏並木、どんなふうになるか楽しみですね。
いつも私の記事についての説明まで書いていただいて本当にありがとうございます。
中途半端な記事ばかりなので、恥ずかしいです。盆栽についてはお隣のおじさんから情報をGETして、少しでもお役に立てる記事にしてゆくようがんばります。
今日はhanaboroさんの樹皮の記事に感化され、白樺の木や松の木の樹皮をじ〜っと見たりしていました!
TBの件は本当に気になさらないでくださいね!お気持ちはしっかりキャッチ!させていただいています。ありがとうございました。
すぅさんのところの記事は、こことはまた違った切り口ですからね。リンクさせていただけて、こちらもありがたいです。訪問してくださる方にも楽しんでもらえるんじゃないかと思います。
盆栽の記事、お隣のおじさんからの情報も加わって、さらにバージョンアップしそうですね。これからもよろしくです。
しかし、お近くに「白樺」があるんですか。それだけ聞いただけでも、とてもよいところなんだろうなって思います。
TBまたチャンスがありましたら、お言葉に甘えて、今度はバシッと送らせていただきましょう。←大丈夫かな。。。