2005年02月25日

シナノヒメクワガタ

シナノヒメクワガタ Veronica nipponica var. shinanoalpina


シナノヒメクワガタは、本州中部の主に中央アルプスや南アルプスに分布していて、高山帯の草地や礫地に生育する多年草です。草丈は10cm〜20cm程度です。葉は長さ1cm〜2cmあるかなってぐらい、幅は1cm程度の卵形、縁の鋸歯は鈍いギザギザです。2枚対生する様子は、全体的に整った印象を与えます。

花期は7月〜8月、色は淡い青紫色で、茎の先の短い花序に数個咲きます。花(花冠)は5mmちょっとぐらいで4つに深く裂けるので、花びらが4枚あるように見えます。

「ヒメクワガタ (Veronica nipponica)」とよく似ていますが、その違いは果実の形にあります。どちらも長さ6mm程度の平べったい楕円形で、ヒメクワガタの果実は先端部分の中央ががちょっとへこんでいますが、シナノヒメクワガタの果実は、先端がほとんどへこまないのです。写真では、花序がかなり長く伸びて、すでに果実の部分も茶色くなっていて、「○○クワガタ」の由来ともなったガク片ももうほとんど原型をとどめていない状態でしたが、一番下の方の果実では何とか先がへこまないという特徴を確認することができました。

【和名】シナノヒメクワガタ [信濃姫鍬形]
【学名】Veronica nipponica var. shinanoalpina
【科名】ゴマノハグサ科 SCROPHULARIACEAE
【撮影日】2004/08/27
【撮影地】長野県長谷村

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posted by hanaboro at 18:01| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
hanaboroさん
こんばんは!「クワガタ」をみて昆虫のほうの「クワガタ」を思い出してしまう始末です。(爆)
鍬のほうに形状が似ているということなのでしょうか?
さて、今日はやけに寒いです。なまじ温かくなったせいかなぁ〜 明日も最低気温の予想はマイナス5度です。
奥の細道への旅は、絶対に夏に限ります!
それにしても芭蕉さんは、よくも歩いて回られたと関心しますね。
柳とか植物を使った俳句も残されていますよね。(違ったかな?)
Posted by すぅ at 2005年02月26日 19:42
*すぅさん*

「クワガタ」というとやっぱりそうですよね。クワガタムシを思い浮かべますよね。このクワガタソウの仲間、園芸種にもいろいろある「ベロニカ」と同じ仲間です。属の学名は「Veronica」。

「クワガタ」という名前の由来は、昆虫の方の「クワガタ」と同じなんだそうです。武士のつける兜の前の方に何やら角のような形の飾りがついていますよね?その飾りが「鍬形」というのだそうです。

そこで、クワガタソウの仲間の果実ができたときにガクの形が、その「兜の鍬形」の形に似ているということで、そういう名前になったのだそうですよ。

気温、マイナス5度なんですか〜。ブルブルッ。お風邪の方は、もう大丈夫なんですか。のめりこむと無理してしまうタイプって感じがして心配です。芭蕉のような旅ができるくらいの気候、待ち遠しいですね。
Posted by hanaboro at 2005年02月28日 13:10
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