2005年03月04日

チューベローズ

チューベローズ Polianthes tuberosa


チューベローズは、メキシコ原産の多年草で、日本での園芸的な取り扱いは、春植え球根植物です。日本に入ってきたのは江戸時代のことだそうで、現在は切花としての利用が多いようですね。「リュウゼツラン科ポリアンサス属(Polianthes)」に分類されているケースが多いようですが、このリュウゼツラン科自体がいろいろと分類学的に揺れ動いてきたようで、チューベローズも「ヒガンバナ科」となっていることもあります。

草丈は50cm〜1mほど。花期は7〜10月、茎の先に総状花序を出して、下から上へと咲き進みます。長さ5cmくらいの筒形で、基本は白い6弁花。強い芳香があります。どちらかというと八重咲き種の方がよく見られますが、香りは一重咲きの方が強いのだそうです。またチューベローズの場合、「球根」といっているのは「塊茎」です。塊茎というのはもともとは茎だったものが養分が蓄えられて変形し、大きな塊となった地下茎のことです。ちなみに学名の種小名「tuberosa」は「塊茎を持つ」という意味です。

写真は八重咲きの品種。乳白色の花びらはやや厚みがあって、花弁の先はわずかに紅紫色を帯び、ろう細工のような印象です。このときは、花がほとんど終わっていたからか、昼間だったからか、特に強い香りは感じませんでした。香りは特に夜になると強くなることから「月下香」、中国では「晩香玉」と呼ばれることもあるそうです。また、その香りは香水の原料としても利用されるとか。

花序はかなり長く伸び、全体としては花数もそれなりなのですが、同じ時期に開いている新鮮な花が少ないような感じがします。八重咲きでもあまり派手さはありません。露地植えで、雨風にさらされ放題だったからでしょうか。

【一般名】チューベローズ
【別名】月下香、晩香玉
【英名】tuberose
【学名】Polianthes tuberosa
【科名】リュウゼツラン科 AGAVACEAE
【撮影日】2004/09/20
【撮影地】静岡県浜松市

posted by hanaboro at 13:44| 東京 | Comment(0) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/2248155

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。