2005年03月14日

アガパンサス

アガパンサス Agapanthus africanus


アガパンサスは、南アフリカ原産の常緑または宿根性の多年草で、英名は「アフリカンリリー」です。アガパンサス属の植物は、南アフリカを中心に20種ほどが分布していて、日本には明治の中ごろに渡来したそうです。はじめに入ってきたのは、「アフリカヌス(Agapanthus africanus)」だったとか。

肉厚の葉は根もとの方からたくさん出て、細長く光沢があります。この葉や花のつき方が「クンシラン (君子蘭 Clivia nobilis)」に似ているということで、別名は「ムラサキクンシラン」といいますが、クンシランとはまったく別の植物です。両者がそれぞれどの科に属するかについては、いいろいろと見解があるようですが、たまたま持ちあわせている園芸書では、アガパンサスはユリ科、クンシランはヒガンバナ科となっています。

草丈は50cm〜1mほど。花期は6月〜7月。花茎は長く伸び、その先端にたくさん花を散形花序につけます。1つ1つの花は漏斗型で、花冠は6つに裂けます。中からは雄しべが突き出して、その先はキュッと上に曲がります。花序の直径は10cm〜20cmほどにもなります。紫系の花色が多いですが、白やピンクのものもあります。ふつうは花序の外側の花から咲いて。次第に内側へと咲き進みます。

花が終わると写真のように果実がふくらんできます。果実は秋に成熟して、中には翼のある種子ができるはずです。写真のものにはラベルがついていて、学名は「Agapanthus africanus」となっていました。

アフリカヌスは草丈は低めで、やや寒さに弱いですが、現在の園芸品種の多くは、少し耐寒性の強い「プラエコクス(Agapanthus praecox)」の交配によってできた品種が多いそうです。こちらは、草丈が高く1m以上になることもあります。比較的温暖な地域では、地上部が枯れずに越冬しますが、寒さが厳しいと葉は枯れてしまいます。

学名の「Agapanthus」は「愛らしい花」で、アガパンサス属(ムラサキクンシラン属)をあらわしています。種小名の「africanus」は「アフリカの」という意味、また「praecox」は「早咲きの」という意味です。

【一般名】アガパンサス
【和名】ムラサキクンシラン [紫君子蘭]
【英名】African lily
【学名】Agapanthus africanus
【科名】ユリ科 LILIACEAE
【撮影日】2004/08/02
【撮影地】東京都調布市

posted by hanaboro at 02:53| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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