2005年03月15日

アキノノゲシ (No.2)

アキノノゲシ Lactuca indica


アキノノゲシは、日本全土に分布し、日当たりのよい山野の草地などによく見られる一年草または越年草です。夏の暑い最中、ちょっと薄めの色で大きく柔らかそうな根生葉に気づきます。そのころから草丈がグングンのびて、秋に開花するころには2m近くになることもあります。しかし、根生葉は花が咲くころにはふつうは枯れてしまっています。

茎の下部の葉は羽状に裂けますが、丈夫の葉は細長くてあまり裂けない傾向があります。また、葉が羽状に切れ込まないタイプを「ホソバアキノノゲシ (Lactuca indica f. indivisa)」ということもあります。

主な花期は8〜11月。名前は、主に春から夏に開花する「ノゲシ」に対して、秋に咲くのでアキノノゲシといいます。花(頭花)は茎の先の円錐状にたくさんつき、直径は2cmほど。色は淡黄色、中央部はやや濃いめの黄色です。キク科の植物ですが「筒状花」はなく、いわゆる花びらに見える「舌状花」だけです。

花びら(舌状花)のある部分の下にある「総苞(そうほう)」という部分は長さ1cm程度の円柱形。花が咲くと次第に下の方がふくらんできます。総苞には、「総苞片」という鱗片が瓦状に重なっていて、紫褐色の縁取りがあります。写真では、細長くてピラピラと細長いものが反り返っているものが見えますが、それが総苞片です。縁は白っぽくなっています。本来はこんなにそっくり返ってはいません。しかも下を向いてしまっていますが、ふつうは、上向き〜横向きに開きます。

アキノノゲシ Lactuca indica


本当ならば、花が終わった後、白色の冠毛(綿毛)がボワッと開いて、黒い果実も見られるはずなんですがね。もしかしたら、開花することができずに、寒さで力尽きてしまったのかもしれません。生育が遅れて秋の本来の花の時期に間に合わなかったのでしょうか。それとも、早くに咲いた個体が飛ばした種子が、時期はずれに発芽し生長して本格的な寒さの前に蕾をつけてしまったのでしょうか。この個体は、次世代を残すことができずに生涯を終えてしまったようです。

ちなみに、学名の「Lactuca」は、アキノノゲシ属の学名で、乳液という意味の「lac」に由来するといいます。茎を切れば白い乳液が出てくるはずなんですがね。。。

【和名】アキノノゲシ [秋の野罌栗]
【学名】Lactuca indica
【科名】キク科 COMPOSITAE
【撮影日】2005/03/15
【撮影地】東京都日野市

■当ブログ内関連記事→アキノノゲシ

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開設以来まだ一年にも満たない、小さくひっそりと存在するブログ。それでも、それなりに紆余曲折を経て現在に至っております。抽選にて思わぬ幸運をいただいた本日(2005/03/15)、初心にかえってのエントリー。Modern syntaxさんよりTBで、Blogpeopleさんよりメールでお知らせいただきました。ありがとうございます。当ブログ、「今日のラッキーサイト」です。

posted by hanaboro at 18:01| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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