2005年03月17日

ヤマツツジ

ヤマツツジ Rhododendron kaempferi


ヤマツツジは、北海道の一部、本州、四国、九州に分布し、山野の雑木林などに生える半落葉低木です。ツツジの仲間では、身近な山野で最もよく見られ、初夏の山を朱色に彩るおなじみの花。とても美しいことから庭木として植えられることも多く、園芸品種もあります。

ヤマツツジの葉には展開する時期の違う「春葉」と「夏葉」という2種類の葉があります。春に展開し秋に落葉する大きな葉を「春葉」といい、夏から秋に展開し越冬する小さな葉を「夏葉」といいます。冬芽はこの夏葉に包まれるようにして越冬します。秋に目立つ大きな春葉を落葉させてしまうので、落葉樹のよう見えますが、小さいけれど夏葉は冬の間も見られることから、「半落葉樹」といわれています。写真は、いずれも越冬した夏葉です。葉の両面に粗い毛が目立ちます。

ヤマツツジ Rhododendron kaempferiヤマツツジ Rhododendron kaempferi


高さは1m〜3mほど。葉は枝先に集まってつき、互生します。春に出る春葉はやや質が薄くて、長さ3cm〜5cmの卵状楕円形です。とにかく葉や葉柄に褐色の毛が多く、特に若い葉では、剛毛が黄色っぽくて目立ちます。3月半ば、今の時期見られるのは、まだ、越冬した夏葉だと思いますが、表面の毛は白っぽく伏せたような状態で、縁や葉柄、裏面の葉脈上にはかなり剛毛が目立ちケバケバ。紫褐色を帯びた葉の表面には光沢があって、春の陽射しに照らされて、ピカピカと光ってまぶしい。

花期は4月〜6月。枝先に朱赤色の花が2コ〜3コかたまってつきます。花(花冠)は直径4cm〜5cmの漏斗型。花冠の先は5つに裂けます。5裂した裂片の一番上向きに出る「上弁」には、少し濃いめの色の斑点があります。5本ある雄しべは長くのび、先端は上に曲がっています。雄しべの先端の葯からは白っぽい花粉がのぞいています。花粉は数珠繋ぎのようにつながっています。

【和名】ヤマツツジ [山躑躅]
【学名】Rhododendron kaempferi
【科名】ツツジ科 ERICACEAE
【撮影日】2005/03/08
【撮影地】東京都日野市

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posted by hanaboro at 13:15| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 葉っぱ図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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