2005年03月21日

サンショウ

サンショウ Zanthoxylum piperitum


サンショウは、国内では北海道、本州、四国、九州に分布し、山野の雑木林などに生える落葉低木です。「イヌザンショウ (Zanthoxylum schinifolium)」としばしば一緒に生えています。高さは2m〜4m。若い葉や果実を利用するため栽培されることもあります。枝や葉柄に細く鋭いトゲが対生してついています。「イヌザンショウ」とはよく似ていますが、トゲのつき方が決定的に違うので、見分けることができるでしょう。「サンショウのトゲは対生で、イヌザンショウのトゲは互生」。また、トゲのない「アサクラザンショウ (Zanthoxylum piperitum f. inerme)」という品種もあります。

葉は奇数羽状複葉で互生します。小葉は5対〜9対あります。樹皮は灰褐色で、ボコボコとした突起が目立ちます。若くて細い枝は紫褐色で、小さな「皮目」という白っぽい模様も見られます。皮目は、枝に隆起した部分で、呼吸が行われている場所です。「サクラ」の場合だと横じま模様になっています。

サンショウ Zanthoxylum piperitum


冬芽は濃い褐色、長さ数mmの小さな丸い芽で、芽を包む芽鱗のない「裸芽」です。対生するトゲも目立ちますので、冬芽だけの状態でもわかりやすい木でしょうね。

花は、4月〜5月。枝先に黄緑色の小さな花をたくさんつけます。果実は秋に熟して、直径5mm程度の球形で赤褐色です。果実が2つに裂けると中から光沢のある黒い種子がでてきます。

サンショウは、香辛料や山菜としておなじみの木。若い葉は「木の芽」と呼んで山菜になりますし、種子も香辛料にするほか、果皮は薬用にも用いられます。葉をもむと独特のサンショウの香りがあるので、この香りだけでも見分けられるでしょう。イヌザンショウは、サンショウほど香りがよくありません。

【和名】サンショウ [山椒]
【学名】Zanthoxylum piperitum
【科名】ミカン科 RUTACEAE
【撮影日】2005/03/18
【撮影地】東京都日野市

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posted by hanaboro at 19:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 樹皮 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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