2005年03月29日

オカタツナミソウ

オカタツナミソウ Scutellaria brachyspica


オカタツナミソウは、本州、四国に分布し、丘陵地の雑木林の林内や林縁などに生育する多年草です。草丈は10cm〜30cmほどですが、特に草丈の競合する他の植物が多いようなところでは、もっと丈が高く50cmほどになっているように思います。茎には毛がたくさん生えていますが、その毛が生える向きが下向きのことが多いというのもポイントです。

葉は対生してつき、茎の下の方の葉よりも上部につく葉の方が大きく生長する傾向があります。葉は長さ2cm〜4cm、幅1cm〜3cm程度のやや三角形に近いような卵形です。縁のギザギザ(鋸歯)は鋭くなく丸みのあるもので粗め。葉の両面に毛があって、裏面には腺点もあります。

オカタツナミソウ Scutellaria brachyspicaオカタツナミソウ Scutellaria brachyspica


花期は5月〜6月。茎の先の花序に青紫色の唇形花をつけます。花軸にも毛が多く、腺毛も生えています。花冠は長さ2cmくらいで、筒の部分が細長い。花序から出るつけ根のあたりで、クッと上に立ち上がります。よく似た種の「タツナミソウ (Scutellaria indica)」よりも、花穂が短くて縦方向で見ると密に花がつく傾向があります。特に咲き始めのころなどは、一番上の葉のあたりにやや集まったような状態になります。

花序の様子を打ち寄せる波頭に見立てて「立浪草」といいますが、タツナミソウの波頭の方が縦に高く立ち上がる感じで、オカタツナミソウの波頭は低く横に広がる感じです。

【和名】オカタツナミソウ [丘立浪草]
【学名】Scutellaria brachyspica
【科名】シソ科 LABIATAE
【撮影日】2004/05/15
【撮影地】東京都八王子市

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posted by hanaboro at 17:03| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(1) | 花の後姿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
紫蘇の仲間らしい、かわいらしい花ですね。名前は知っていたのですけれど、見分けられる地震はないなあ(^_^;葉の大きさから判断すると、これもかわいらしい小さな花なのでしょうか?
Posted by 三宅信光 at 2005年03月29日 17:22
*三宅信光さん*

こんばんは。確かにこの仲間、いろいろと種類があるもので、細かい種類を見分けるにはそれなりに大変なこともあるようです。でも幸いなことに?たまたま、こちらの近辺の丘陵地では、「タツナミソウ」と「オカタツナミソウ」ばかりなもので、葉が大きかったら「オカ」って感じで、だいたいOKだったりしています。

花は小さいといえば小さいですが、ちゃんと咲いた状態なら、長さは2cmぐらいですね。それなりに密につきますから、実際よりは大きく見えるかもしれませんよ。それでもとてもかわいいし、気持ちのよい花だと思いますよ。

特に右下の写真はまだ蕾なので、かなり小さいです。一番上の写真でも、ちゃんと開いている花は向こうを向いていますので、本来の花の姿とはちょっと違って見えると思います。ぜひお近くの丘陵地などで見つけてみてくださいね。
Posted by hanaboro at 2005年03月29日 20:11
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