2005年03月31日

ツルウメモドキ

ツルウメモドキ Celastrus orbiculatus


ツルウメモドキは、北海道、本州、四国、九州、沖縄の丘陵や山地の特に林縁に生える落葉つる性の木本です。つるは長くのびて他の植物などにからみつきます。

葉の表面はやや濃いめの緑色で互生してつきます。長さは5cmくらいの楕円形。先は急にとがる感じで、やや細長くのびます。縁のギザギザはあまり鋭くありません。

花期は5月〜6月。雄花をつける株と雌花をつける株が別々の雌雄異株。葉の脇(葉腋)から出る「集散花序(しゅうさんかじょ)」に、黄緑色の花を10個程度咲かせます。花は直径6mm〜8mmくらいの小さなものです。集散花序というのは、まず花序の主軸の先に花がついて、そこで一旦生長がとまり、その下の部分から枝分かれをして次の花が咲いていくことを繰り返す花のつき方のことです。

花弁は5枚、ガクも5枚、雄しべも5本です。雄花の雄しべは長いですが、雌花にある雄しべは短く退化しています。

花の後には、直径8mm程度の球形の果実ができます。秋には黄色に熟して3つに裂けて、中からは赤い仮種皮に包まれた種子が出てきます。その様子はとてもきれいなので、この時期になってはじめてその存在に気づくことも多いでしょう。このころにはすでにほとんど落葉しているので、いっそう目立ちます。切花にもよく使われるのも納得です。

ツルウメモドキ Celastrus orbiculatus


冬芽は長さ2mm〜4mmのごく小さいもので、三角形か球形、紫褐色の枝から突き出ています。特に三角形になっている場合は、芽を包む芽鱗が堅そうでトゲのような状態になります。冬芽の下の部分には、葉のついていたあとである「葉痕」が見えます。葉痕の形は半円形です。

この冬芽は、肉眼では観察する気力を失ってしまいそうなほど小さいです。しかし、冬芽としては、他に類を見ないような形状なんですよね。でっかい虫眼鏡で見ていましたが、写真の場所はちょっとした傾斜地で、こっ、腰が。。。

【和名】ツルウメモドキ [蔓梅擬]
【学名】Celastrus orbiculatus
【科名】ニシキギ科 CELASTRACEAE
【撮影日】2005/03/24
【撮影地】東京都日野市

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posted by hanaboro at 12:18| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 冬芽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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