2005年04月04日

コクサギ

コクサギ Orixa japonica


コクサギは、本州、四国、九州に分布し、山地のやや湿り気の多い林内や谷沿いなどに生育する落葉低木です。高さは2m〜4m、よく枝分かれします。

コクサギはミカン科の植物で、葉をちぎると独特のにおいがします。それもかなり強いにおいです。臭いと感じるかどうかは、個人差があると思いますが、筆者が試したものは「アーモンド」のようなにおいだったので、それほど臭いとは感じませんでした。ちなみに名前は、臭いのある木で、「クサギ」よりは小さいということからきているそうですが、クサギはクマツヅラ科の植物でコクサギとはまったく別の植物です。

葉は長さ5cm〜10cmくらいのやや幅の広い倒卵形、質は薄く縁にギザギザ(鋸歯)はありません。表面にはテカテカの光沢があります。

葉のつき方は基本的には「互生」なのですが、コクサギの場合はちょっと変わった互生で、「コクサギ型葉序」と呼ばれる葉のつき方になっています。そのコクサギ型葉序というのは、枝をはさんで、2枚の葉が1組みになって互生してつく場合をいいます。もっと簡単にいうと、右に2枚ついたら、次は左に2枚ついて、今度はまた右に2枚つく…ということを繰り返します。このような葉のつき方は、特にコクサギだけに限ったのもではなく、「サルスベリ」でも見られます。

コクサギ Orixa japonica
2005/04/03
コクサギ Orixa japonica
2004/05/30


花期は4月〜5月。葉が展開するのと同時に花が咲きます。雄花と雌花が別の個体につく雌雄異株。黄緑色で、小さくあまり目立たない花です。雄花は雌花より少し小さめで直径4mmほど、短い花序に数個つきます。雄花、雌花ともに花弁とガク片は4枚、雄しべは4つ、雌花の雄しべは退化しています。

また、雌花には子房が4つあって、花の後にできる果実は4つの部屋に分かれた分果になります。1つ1つの分果は直径1cmほどの腎形です。4つ分果ができるのがふつうだと思いますが、1個や2個のこともあります。果実が秋に熟して茶色く乾燥してくると、それぞれの分果が2つに割れて内果皮が反り返り、黒い卵形の種子を弾き飛ばします。この種子の飛ばし方は、非常に独特なものです。

4月上旬、こちら関東では、芽吹いてきているところで花はまだでした。

【和名】コクサギ[小臭木]
【学名】Orixa japonica
【科名】ミカン科 RUTACEAE
【撮影日】2005/04/03(芽吹き)、2004/05/30(若い果実)
【撮影地】東京都八王子市

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posted by hanaboro at 13:19| 東京 🌁| Comment(4) | TrackBack(0) | 芽吹き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この写真を見たときの第一印象は、
子供が年を聞かれて「みっつ〜」ってやっている指みたいだなー、というものでした^^

なんか、可愛い芽吹きですね〜♪
Posted by 実桜 at 2005年04月06日 00:12
*実桜さん*

こんにちは。
なるほど、本当ですね。「みっつ〜」ってやっているみたいです。

コクサギの芽吹きは、どことなくアジサイに似ているような気がしていました。葉脈が見える感じや色艶など。大きさは、ふつうのアジサイよりもずっと小さいんですけどね。
Posted by hanaboro at 2005年04月06日 15:33
あれれ?
コメントがダブってますね(滝汗)
すみません、昨日重かったときに投稿したからだと思います・・・。
ダブった分を消していただけますか?
すみません、お手数おかけします・・・。

>紫陽花に似ている。
あ、確かにそうですね^^
こんな感じです〜♪
Posted by 実桜 at 2005年04月06日 20:29
*実桜さん*

こんにちは。わざわざ、ご報告いただいてしまって、すみませんです。こちらこそ、お手数おかけいたしました。後ほど、作業させていただきますね。

Seesaa、このところ、重いですもんね〜。メモリの追加とサーバーの増強、もうすぐされるようなので、しばらくの我慢ですね。
Posted by hanaboro at 2005年04月07日 09:55
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