2005年04月13日

ジシバリ

ジシバリ Ixeris stolonifera


ジシバリは、日本全土に分布し、「オオジシバリ」よりも乾燥に耐えるようで、道ばたや石垣の隙間、日当たりのよい草地や水田の周辺などに生える多年草です。茎は細長く、地面をはって伸びます。ちなみに、学名の種小名「stlonifera」は、「走出枝や匍匐する茎のある」という意味です。

名前は、細い茎が地面をはって、茎のところどころから根をだして増える様子が、地面を縛るように見えることからきています。同属でよく似た「オオジシバリ」はそのジシバリによく似ていて、花や葉など全体に大きいので、そう呼ばれています。総苞や果実の長さもオオジシバリの方がひとまわり大きめです。またジシバリは、別名「イワニガナ」ともいうので、まるで高山植物のようですけれど、これは、少しの土壌があれば生育できるので、岩の間などにも生えているところからきています。

葉は質が薄くて、色は明るめの緑色ですが、しばしば、紫褐色の縁取りがあったり、少し斑点があったりします。長い葉柄があります。

ふつう、ジシバリの葉は丸くて小さいので、細長い楕円形やヘラ形になるオオジシバリと区別できます。ただし、両者とも葉の大小は変異もありますし、羽状に切れ込みが入っていることもあったりして、わかりづらいときもあります。今回の写真のものは、羽状に切れ込んでいますが、オオジシバリだともう少し葉身が長くなるはずなので、ジシバリとしています。ふつうは、全縁の円形〜卵状楕円形のことが多いと思います。

花期は4月〜7月。長さ10cm前後の花茎を伸ばし、しばしば上の方で枝分かれして、1個〜3個の花をつけます。花(頭花)は黄色で、直径2cmほどのタンポポのように上向きに咲きます。ただし、タンポポのように花びらに見える舌状花の数はたくさんではありません。花が終わって果実が熟すころには、冠毛が広がって綿毛になり、少し平べったい紡錘形の果実の先は、細長くくちばしのようになります。

【和名】ジシバリ [地縛り]
【別名】イワニガナ [岩苦菜]、ヒメジシバリ
【学名】Ixeris stolonifera
【科名】キク科 COMPOSITAE
【撮影日】2004/04/21
【撮影地】東京都八王子市

■当ブログ内関連記事
ハマニガナ

■Trackback People : 身近な生き物

posted by hanaboro at 18:29| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 芽生え・幼植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/2936844

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。