2005年04月20日

コスミレ

コスミレ Viola japonica
2004/04/13

コスミレは、北海道、本州、四国、九州に分布し、人里周辺の日当たりのよい草地や田畑の周りなどに多く生える多年草です。草丈は5cm〜10cm程度、それほど背丈は高い方ではないですが、花や花後の葉は大きめで、「小さい」という印象は特にありません。同じように人里近くに生育する「ノジスミレ」や「アリアケスミレ」よりも生育範囲が広く、低地〜山地のやや標高の高いところに生育するようです。

コスミレ Viola japonica
2004/04/13

葉は長く丸みのある三角形〜卵形。花時期の葉は2cm〜4cmくらいですが、花が咲き進むにつれ葉は大きくなり、長さは5cm以上にもなります。葉は濃いめの緑色で、やや白っぽくくすんだような色です。裏面はときどき紫色を帯びています。「タチツボスミレ」のような立ち上がる地上茎はありません。

花期は3月〜5月。やや早くから咲いています。日当たりのよい場所では、特にたくさんの花を咲かせることが多く、花も大柄なので、にぎやかな印象です。花の直径は1.5cm〜2cm。色は、淡い紫色で少しかすれたような感じです。ただし、花の色には変化が多いようで、濃淡があり、白色のこともあるそうです。また、5枚の花弁のうち下にある1対を「側弁(そくべん)」といいますが、コスミレの場合、側弁の毛もあるものとないものがあります。ちなみに、こちら関東の丘陵地で見たものは、わずかに側弁の毛があるものと無毛のものがありました。東日本では無毛、西日本では有毛のことが多いとか。

コスミレ Viola japonica
2004/04/01
コスミレ Viola japonica
2004/04/13


なかなか実体がつかみづらいコスミレですが、わかりやすい特徴としては、特に咲き進むと花弁は細長く見え、側弁がつけ根からしっかりと開いて、中の花柱などがよく見えること、上の1対の花弁(上弁)ウサギの耳のように長く、間のやや狭いV字形で、よく主張しているように見えることでしょうか。ただし、花弁は丸っこく太いこともあるので、そういうふくよかなコスミレをはじめに見た場合は、とても好印象になると思います。細長いタイプの方だと、なんだかおおざっぱな感じです。そのほかのチェックポイントとしては、中心から突き出ている花柱の先が少しふくらむこと、唇弁の後ろに突き出たシッポのような「距」は、やや太くてやや長めなことです。

【和名】コスミレ [小菫]
【学名】Viola japonica
【科名】スミレ科 VIOLACEAE
【撮影日】2004/04/01、2004/04/13
【撮影地】東京都町田市、日野市

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posted by hanaboro at 16:02| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | スミレ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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