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コアカザは、ヨーロッパ〜シベリア西部原産の一年草です。「アカザ」と同様に、世界中に分布を広げているといいます。日本にも、かなり古い時代に入ってきたといわれています。現在では全国的に田畑や道ばた、荒れ地などにふつうに見られます。特に、土壌があまりかたくないようなところで発生しているのを見かけます。種子で繁殖しますが、芽生えるのはふつう春です。
コアカザは、「シロザ (Chenopodium album)」や「アカザ (Chenopodium album var. centrorubrum)」に比べると葉が細く、やや小型。茎がよく枝分かれして、特に若いときには、地面に近いあたりで横に広がる感じがあります。しかし、茎が横に寝て伸びるわけではなく、直立してきます。高さ30〜60cm。葉は、長さ5cm程度で、形はちょっとまちまちなところもありますが、だいたい、細い三角形っぽい形〜細長い楕円形です。付け根の近くで、3つに裂けていることが多いですが、縁には波のようにウネウネとした、不ぞろいの切れ込みがあります。
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葉は互生。1枚目の写真では、少し切れ込みが見られるのですが、2枚目の方ではまだ、葉の切れ込みがありません。芽生えてすぐの双葉や最初の数枚の本葉は、切れ込みのないただ細長いだけのものが出てくることもあるようですね。特に葉の裏は、粉のようなものがたくさんついていて白っぽく見えます。
花期は5月〜6月。ふつう、「シロザ」や「アカザ」は、秋に開花していることが多いですが、コアカザは初夏のころから夏に開花します。枝先に円錐形の花序を出して、薄い緑色の花をたくさんつけます。花は花序に密集してつくので、団子状になります。花にも粉状のツブツブがたくさんついているので、白っぽくいです。花のあとの果実は五角形。種子は黒くてごく小さいものです。
【和名】コアカザ [小藜]
【学名】Chenopodium ficifolium
【科名】アカザ科 CHENOPOIDACEAE
【撮影日】2005/04/19
【撮影地】東京都日野市
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