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ノミノツヅリは、日本全土に分布し、道端や田畑、荒れ地などにごくふつうに見られる一年草、または越年草です。草丈は10cm〜25cm程度の小さなもので、アスファルトの隙間に生える植物の定番の1つ。根もとの方でよく分枝して、やや地面に寝そべって伸びる傾向もあるので、茎の長さはもうちょっと長いこともあります。全体に短い毛が密生しています。
日本国内に見られる同じノミノツヅリ属の植物には、「カトウハコベ (Arenaria katoana)」や「チョウカイフスマ (Arenaria merckioides var. chokaiensis)」などがありますが、これらは一部の高山帯にのみに見られるもので、花はノミノツヅリよりも大きくて、見栄えもよいものです。ノミノツヅリは路傍の雑草ですが、それら高嶺の花をずっと小さくしたようなものです。
葉はナデシコ科らしく対生。卵形の葉は長さ5mm前後。先は少しシャープな印象で、全体を遠めに見ると、三角形の葉が規則正しく並んでついて、どこか多肉植物を思わせるよな雰囲気もあります。といっても、実際はそんな多肉質というほどではなく、ハコベと大差ありません。小さい分しまって見えるかなという感じです。名前は、小さな葉を蚤の綴り、つまり粗末な衣にたとえたものだそうです。
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花期は3月〜6月。葉の脇(葉腋)から出た細い花柄の先に、直径5mm程度の白色の花を咲かせます。白色の5弁花で、ごく小さな花ですが、平たくパッ、パッと咲いている姿は、お箸やお碗の絵柄にもなりそうな整った形です。5枚のガク片は花弁よりちょっと長めで先がとがっています。
こちら、関東の丘陵地では、5月半ばともなると、ノミノツヅリはだいたい一通り咲き終わって、果実(さく果)がたくさんできています。先の細くなったつぼのような形で、先が6つに裂けます。
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果実の中には細かい種子が入っています。肉眼では小さな黒のツブツブです。そこで、スキャナで取り込んでみたのが、上の3枚目の画像です。種子は腎円形で、表面には何か模様が見えます。筆者の技術では、スキャンもこれが限界。図鑑と照らし合わせると、この模様は、細かな凹凸なんだと思います。
この画像に写っている種子の一番上から、一番下までが5mmくらいなので、種子1つの長さは1mmに満たないものです。定規も一緒にスキャンしたのだけど、なぜだか取り込まれませんでした。う〜っ。
【和名】ノミノツヅリ [蚤の綴り]
【学名】Arenaria serpyllifolia
【科名】ナデシコ科 CARYOPHYLLACEAE
【撮影日】2005/05/14、2005/04/21
【撮影地】東京都日野市
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このノミノツヅリ、確かにそこいらのコンクリートの隙間からやたらと芽を出す植物ですね。こんな名があるとは知りませんでした。
これが将来園芸種として改良されたら(あり得ないでしょうけれど)、アリノツヅリやダニノツヅリやシラミノツヅリなんて呼ばれたりして・・・。(爆)
こちらこそ、ご無沙汰しております。
ふふっ!ノミノツヅリ、にんママさんとこでもやっぱり、コンクリートの隙間に出てるんですね。
花が咲き始めのころはそれなりに見た目も整っているのですけど、次第に長く伸びてきて、その姿はやっぱり雑草って感じになっちゃいますね。小さい苔玉なんかにはできるかな?うう〜、どうでしょ。園芸植物でその名前だと、商売になりそうにないですねえ。ノミもだけど、小さくてうげげな名前ですもん。アリならちょっとはましかな…?