2005年06月14日

シラキ

シラキ Sapium japonicum


シラキは、日本国内では、本州、四国、九州、沖縄に分布し、山地に生育する落葉小高木です。日本以外では中国や朝鮮半島に分布しています。高さは5m程度。トウダイグサ科シラキ属の植物。シラキという名前は、その材が白いところからきているそうです。樹皮は灰褐色で、枝や葉に傷をつけると白い乳液が出ますが、冬の時期はあまり出ない。同じトウダイグサ科の「ポインセチア」も白い乳液が出ますが、こちらは冬でもよく出てきます。

葉は互生。楕円形〜幅の広い卵形。長さは5cm〜15cmくらい。先端はちょっととがっています。縁のギザギザ(鋸歯)はなく全縁ですが、しばしば縁がウネウネと波打ちます。表面には少し光沢があります。裏面は表に比べると白っぽい。あまり目立たないのですが、付け根のあたりに1対の「腺体」があります。まだ若いころの葉の葉柄は赤みを帯びています。同じシラキ属の「ナンキンハゼ (Sapium sebiferum)」と同様に、秋には黄色〜紅色に色づいて美しく、とても見事なものです。

花期は5月〜6月。短く若い枝の先に総状花序を出して、ごく小さな花をつけます。花序は黄色っぽくて上にツンツン突き出した状態になるので、一応は目にとまるのですが、1つ1つの花は非常に地味で目立たないものです。1つの花序に雄花と雌花がつき、上部に多数の雄花、下部に1個〜3個の雌花という配置になっています。雌花の方は黄色い花柱が3つに裂けて反り返ります。雄花の方は、皿状のガクからプツプツと雄しべが見えているような状態です。

今回の写真の花序では、まだ雄花の方は形がわかるのですが、雌花と思われるものの方は、花柱が見当たらず、何かのアクシデントで脱落してしまったのでしょうか。受精に成功していたら花柱も残るはずなのに。。。

果実は秋に黒っぽく熟して3つに裂けます。中には種子が3つ。種子には油分がたくさん含まれていることから、これから油をとって食用油や灯油として用いられたのだそうです。

【和名】シラキ [白木]
【学名】Sapium japonicum
【科名】トウダイグサ科 EUPHORBIACEAE
【撮影日】2005/06/12
【撮影地】神奈川県津久井町

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posted by hanaboro at 19:50| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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