2004年08月18日

ワタスゲ

ワタスゲ Eriophorum vaginatum


ワタスゲは、北海道と本州中部以北の「高層湿原(こうそうしつげん)」に生えています。高層湿原とは、雨や雪などのほとんど肥料となるような栄養分を含まない水によって、水分が得られている湿原のことで、気候が涼しく植物の枯れたものも分解されないので、栄養分が非常に低い場所になっています。そういう場所で生育できる植物は限られていて、「ヒメシャクナゲ」、「ツルコケモモ」、「モウセンゴケ」、「ホロムイソウ」などが見られます。

ワタスゲは、6月〜7月に白い穂をつけますが、大きな株となり群生することも多く、辺り一面が真っ白になっていることもあります。草丈は30cm〜50cmぐらいで、湿原に吹く風にゆれる光景は、とてもさわやかなものです。

よく似た種類に、「サギスゲ」というのがありますが、ワタスゲは白い穂が茎のてっぺんに1つだけつくのに対して、サギスゲは白い穂が3つに分かれているので、区別は簡単です。

とはいうものの、写真ではすでに、白い綿毛はほとんど飛んでいってしまっていますね。こんな状態だと、「これが、あのかわいいワタスゲか?」とビックリしますね。使い終わったマッチ棒の先に羽毛ががくっついているような。。。しかも、この近くに生えているイワショウブの茎に、綿毛のカスが付着していて、よくよく見ると、ちょっと奇妙な光景が広がっていました。

【和名】ワタスゲ [綿菅]
【学名】Eriophorum vaginatum
【科名】カヤツリグサ科 CYPERACEAE
【撮影日】2004/08/12
【撮影地】福島県南会津郡檜枝岐村

posted by hanaboro at 18:16| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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