2004年08月21日

コイワカガミ

コイワカガミ Schizocodon soldanelloides f. alpinus
2004/08/27 長野県

コイワカガミは、主に本州中部の高山帯に分布し、岩場やハイマツ林の縁などに生育する常緑の多年草です。イワウメ科イワカガミ属の植物。北海道〜九州まで分布し、低山帯〜亜高山帯まで幅広く見られる「イワカガミ (Schizocodon soldanelloides)」の高山型といわれています。ふつうイワカガミよりは小型で花数も少ないです。

葉は長めの柄があって、茎には葉はなくすべてが根生葉です。幅が1.2cm〜3.5cmほどの円形で、先端の方には丸みがあります。表面はテカテカとした光沢があって、質はかなり分厚いです。縁のギザギザ(鋸歯)は両側に8つずつ。イワカガミの方はもう少し多めに入ります。「イワカガミ」という名前は常緑の強い光沢のある葉を鏡に見立てたものです。赤みを増した葉が高山の朝日をあびて輝く姿は、筆者がカメラを向けるのが申しわけなくなるほど、まぶしく美しい。

コイワカガミ Schizocodon soldanelloides f. alpinus
2004/08/12 福島県

花期は6月〜7月。花は長さ5cm〜10cmほどにのびた花茎に、1個〜5個、総状につきます。花は横向き〜やや下向きに開き、だいたい一方向に片寄って咲きます。

花冠は紅紫色で、長さは1.5cm〜2cmくらい、直径は1cm程度の釣鐘形。5つに中裂して、さらにその先の方は半分ほどまで細かく裂けます。雄しべと仮雄しべがそれぞれ5つずつあります。ガクは5つに裂けて、各裂片の長さは5mmくほど。果実は球形の「さく果」で、上向きにつきます。

2枚目の写真は、花茎が長く花数も多いので、イワカガミの方かもしれません。

【和名】コイワカガミ [小岩鏡]
【学名】Schizocodon soldanelloides f. alpinus
【科名】イワウメ科 DIAPENSIACEAE
【撮影日】2004/08/12、2004/08/27
【撮影地】福島県檜枝岐村、長野県長谷村

posted by hanaboro at 12:44| 東京 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
花をスケッチする参考になります。
実際にその場へ行き描いてみたくなりました。
Posted by 未来 at 2006年06月17日 19:41
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