![]() |
ヒメヒオウギズイセンは、南アフリカ原産のアヤメ科クロコスミア属の種が、ヨーロッパで園芸品種として改良されたものだそうです。各国でよく栽培されるほか、逃げ出したものが野生化しているそうです。日本に入ってきたのは、明治の中ごろのことで、やはり観賞用にもたらされました。そのときの名は「モントブレチア」だったといいます。そして、現在では、花壇などでよく栽培されるほか、各地で野生化しています。
名前に「水仙」とついていますが、いわゆる「スイセン (Narcissus tazetta )」とはまったく別の植物です。ヒメヒオウギズイセンはアヤメ科、スイセンはヒガンバナ科またはユリ科に分類されています。
草丈は50cm〜80cmくらいまでなる多年草です。地下部には繊維におおわれた「球茎」があります。葉は先のとがった長い剣状。数枚が根もとから「束生」します。根もとの方を見ると、互い違いに出た葉が向き合って互いに抱き合うようについています。
![]() |
花期は6月〜8月。細長い花茎をのばして、途中で数本、分岐します。分岐した花茎にも穂状にたくさん花をつけます。特に蕾のときは花序が丸く弧を描き、南京玉簾のような状態です。花色は橙色〜朱赤色、真夏の灼熱のイメージの色、情熱的な色。直径は3cmくらい。花には柄がありません。花被片は6枚ですが、根もとの方の半分はくっついて筒状になっています。花被片の先は、ほぼ平らに開きますが、横向きからややうつむき加減に咲きます。
花の中をのぞくと、花被片の筒になる入り口あたりには、花被片よりも濃い色の斑紋がみえます。雄しべは3本で、先端の「葯」は黄色です。そして一番長く突き出ているのは雌しべで、先は3つに分かれています。
ちなみに、属の学名「クロコスミア (Crocosmia)」には、「サフランの香り」という意味があります。乾燥させた花を湯に入れるとサフランに似た香りがするのだそうです。
【和名】ヒメヒオウギズイセン [姫檜扇水仙]
【別名】モントブレチア(Montbretia)、クロコスミア、ヒメヒオオギズイセン
【学名】Crocosmia x crocosmiflora (Montbretia crocosmaeflora )
【科名】アヤメ科 IRIDACEAE
【撮影日】2005/07/02
【撮影地】東京都日野市
■Trackback
「私のお気に入り」さんの記事→「モントブレチアと野の花達」
色鮮やかに咲く「ヒメヒオウギズイセン (モントブレチア)」。そのお写真や栽培方法が紹介されています。ほかの野の花たちの可憐な姿も必見。
■Trackback People : 帰化植物






我が家のモントブレチアが咲いたので今日のブログに載せました。
この色は綺麗に撮れずに苦労します。
去年は近くの空き地にたくさん咲いていたのですが、今日見て来たら今年はまだ咲いていませんでした。
此れからトラックバックさせて貰います。
こんにちは♪
モントブレチア、わたしも撮影したのですが、ものすごく強烈など派手な色に写ってしまいました。自然な感じの色に写すのは
難しいですよね〜。
先ほど、nonohanaさんのところの記事を読ませていただきました。いくら強靭とはいっても、密集しすぎたり、肥料が多すぎたりしたら、やっぱり花つきが悪くなってしまうのですね。空き地のものは、昨年たくさん咲いたから、今年はちょっとお休みしているのかな?