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ザクロソウは、本州、四国、九州に分布し、畑や道ばたなどに生える一年草です。茎に毛はなく、草丈は10cm〜25cm程度ほど。ツルナ科ザクロソウ属の植物です。名前は、ザクロ科の落葉小高木「ザクロ」に似ているところからきているそうです。
葉は長さ1cm〜3cmの細長い線形〜披針形で、少し分厚くちょっと多肉植物の雰囲気、表面には光沢があります。茎の下部の葉は3枚〜5枚が偽輪生しますが、上部の方では2枚対生します。ちなみに「偽輪生」というは節間がつまって輪生しているように見える場合をいいます。
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花期は7月〜10月。茎の上部の「集散花序」に、まばらに小さな花をつけます。花弁はなく、直径は3mmくらい。一見、花弁のように見えるのはガク片です。ガク片は淡い黄緑色で、5つあります。雄しべは3本〜5本。中央には丸っこくずんぐりとした「子房」があって、先端の花柱は3つあります。果実は直径2mmほどの球形。
【和名】ザクロソウ [柘榴草]
【学名】Mollugo pentaphylla
【科名】ツルナ科 AIZOACEAE
【撮影日】2005/07/16
【撮影地】東京都日野市
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ザクロソウの小さな花、好きです。(^^)
群れ咲いてるのを見かけると、わくわくしちゃいます。
な〜んて知ったふうなこと言ってますが、この植物が視野に入ってきたのは、2年間のこと。八国山に行く途中の畑にありました。
不思議ですね、その植物のことが分かると、なぜかあちこちで目にすることが多くなるような。勤務先近くの横断歩道そばの植え込みにもありました。
本当にちっちゃな花のザクロソウ。
これは、その存在を知らないと目に入らないかもしれませんね〜。結構、身近なところにあるのですけどね。そう、野山に出かけたときもそうですね。何かの植物の一番最初の1個体を見つけると、そういう目で見るようになるから、次から次に目に入るようになったりで。不思議ですね。
八国山。waiwaiさんにたびたび、八国山がらみのお話をうががっているうちに、いろいろ想像がふくらんでいます。そういえば、薬用植物園ですけど、最寄り駅は「東大和市駅」みたいですけど、植物園の住所は「小平市」になってましたですよ。本日、植物園で撮影した写真を貼った記事、2種アップしてます。
コメントやTB、すんなり反映されないこと多いんですよね〜。お手数おかけしました。
それから薬用植物園の場所、ありがとうございます。早速ヤエドクダミの記事を修正しました。
あの存在感たっぷりのオオアザミは、薬用植物園にあるのですね。
八国山も、東京都(東村山市)と埼玉県(狭山市)の境にあるので、コースによっては2つの市を行ったりきたり。
撮影地の記載にちょっと迷います。(^^;)
そういうこともあって、八国山についての案内ページを設けようと思いつつ、横着してそのままになってます。
お返事、大変遅くなってしまいまして、すみませんでした。
オオアザミ。葉っぱやらトゲやら、存在感ありますね〜。2004年には植えてあったのですが、多年草ではないようなので、今年はどうなんでしょうね。あるとしたら、花はそろそろ終わっているころかなあ。
撮影地の記載。確かにいろいろ迷うことありますよね〜。複数の行政区分だったら、両方にするか、山域の名前か。特に希少種の記載でなければ、記述は長くなってしまいますけど、ハイキングコースの名称でもよいかもしれませんね。
いつの日か案内ページが完成するのを気長〜にお待ちしております!