2005年07月19日

イモカタバミ

イモカタバミ Oxalis articulata
2005/03/24 開花前の葉

イモカタバミは、南アメリカ原産の多年草です。観賞用に栽培されるほか、しばしば人家周辺で野生化しているのが見られます。葉は3つの小葉からなる「3出複葉」。小葉は幅の広い丸っこいハート形で、長い柄があります。小葉には短毛が生えています。

花期は4月〜9月。花茎は葉柄よりも長く、ふつう葉よりも高い位置で花が開きます。花の直径は1.5cmくらい。紅紫色の5弁花。花弁はやや放射状で、ちょっと扇風機の羽みたいなつき方です。花弁は「ハナカタバミ」よりは細め。1つの花茎で10個〜20個ほどの花を咲かせます。

花弁には濃い紅紫色のスジ模様が見られ、特に花の中央が濃い紅紫色で、雄しべの先の「葯」は黄色です。この点で、同じように人家周辺でよく見られる「ムラサキカタバミ」と見分けられます。ムラサキカタバミの場合は、やや花色が薄い紅紫色で、中心部が淡い黄緑色、雄しべの葯は白色です。

イモカタバミ Oxalis articulataイモカタバミ Oxalis articulata
2005/07/05 花の終わった花茎

イモカタバミの雄しべは10本ありますが、長短5本ずつ。雌しべの花柱は5つですが、基部ではくっついています。花柱の長さは雄しべの長短の中間。花をのぞくと、上から長い方の雄しべ、雌しべ、短い方の雄しべという順で見えます。花が終わった花茎もよく見かけますが、「カタバミ」や「オッタチカタバミ」で見られるようなオクラのような果実はできる様子はありません。もっぱら栄養繁殖によってふえているようです。

イモカタバミの地下には、イモのような形状の「塊茎」をたくさんできます。この塊茎は茎が変形したものですが、イモカタバミはこれでふえるので、しばしば大きな株立ちとなっています。名前はそのイモ状の塊茎からきています。ムラサキカタバミの方は、株元に小さな鱗片が重なった「鱗茎」ができます。

【和名】イモカタバミ [芋傍食]
【別名】フシネハナカタバミ
【学名】Oxalis articulata
【科名】カタバミ科 OXALIDACEAE
【撮影日】2005/07/05、2005/03/24
【撮影地】東京都日野市

■おまけの花図鑑
イモカタバミの花(JPG画像のみ別窓、32KB)

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posted by hanaboro at 02:14| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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