2004年09月01日

イワウメ

イワウメ Diapensia lapponica var. obovata


イワウメは、北海道、本州中部以北の高山帯の岩場に生育するイワウメ科イワウメ属の常緑矮性低木です。高さは2cm〜5cmほど。葉は長さ1cm内外、幅も5mm程度の倒卵形。縁にギザギザ(鋸歯)はなく全縁です。コケモモやコメバツガザクラの葉をさらに小さくしたような感じです。

花期は7月〜8月。長さ1cm〜3cmほどの花柄の先に1つずつ乳白色の花を咲かせます。直径は1cmくらい、花冠の先は5つに裂けて、一見丸い花弁のようですが、1つ1つの裂片の先は細かくギザギザしています。雄しべは5つ、雌しべより太く見えます。雌しべの先の柱頭は3つに裂けます。ガク片は5つ、その下の部分には2枚の「小苞」があります。

高山帯の秋の花「トウヤクリンドウ」が咲き進むころには、華やかに咲き誇った多くの高山植物の花はほとんど終わっています。このイワウメも例外ではありません。しかも花期は早い方で梅雨時には咲いています。

8月の終わりに近づくと、高山帯の地面の紅葉がすでに始まって、本州中部だとその主役は「ウラシマツツジ」かな。イワウメも9月の終わりには紅葉しますが、それほど鮮やかな色ではありません。というより、たとえ紅葉していても、岩の隙間や地表にマット状にへばりついているため、花時期以外は人目を引かないかもしれないですね。写真で赤く見えているのはガク片や結実して膨らんだ子房。この状態でもそれなりに見所はあると思いますけど。

【和名】イワウメ [岩梅]
【学名】Diapensia lapponica var. obovata
【科名】イワウメ科 DIAPENSIACEAE
【撮影日】2004/08/27
【撮影地】長野県長谷村

posted by hanaboro at 18:15| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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