2005年07月24日

スベリヒユ

スベリヒユ Portulaca oleracea
2005/07/16 瑞々しい葉

スベリヒユは、日本全土に分布し、道ばたや畑などの日当たりのよい場所にごくふつうに生える一年草です。古い時代から世界中に帰化していたそうで、原産地は熱帯アジアともいわれています。

スベリヒユ科スベリヒユ属の植物ですが、この科の分布の中心は南半球やアメリカ太平洋岸で、世界的に500種ほどが知られています。同じ属には南アメリカ原産の「マツバボタン (Portulaca pilosa subsp. grandiflora)」や「ハナスベリヒユ (ポーチュラカ)」などがあります。ハナスベリヒユの方は「Portulaca oleracea」という学名が表記されていることもあって、スベリヒユから改良された園芸品種なのだと思います。花の大きさ色の豊富さは違いますが、葉の感じは似ています。

茎は赤紫色を帯びることが多く、よく枝分かれして地面をはうように広がり、上部の方は斜めに立ち上がります。茎の長さは10cm〜30cm。葉や茎は多肉質で毛はなく、独特の光沢でツルツルと滑るような感じのあるところから「スベリヒユ」という名前がついています。「ヒユ」とはまったく別の植物ですが、スベリヒユも食用になります。葉は長さ1cm〜2.5cm。先のほうが丸みのある楕円形。茎の上部の方では葉がやや集まってつきます。

スベリヒユ Portulaca oleracea
2004/11/23 秋には赤みが増す

花期は7月〜9月。茎の上部で葉が集まった部分に数個、小さな花をつけます。日が当たると直径6mm〜8mmの黄色の花が開きます。黄色の「花被片(または花弁)」は5枚、そして「小苞(またはガク片)」が2枚あります。

果実は「蓋果(がいか)」といって、上半分がふたのようになっています。果実が熟すと横にわれて、そのふたの部分がはずれてなくなってしまいます。果実の長さは5mm程度。中には黒っぽい小さな種子がたくさん入っていて、褐色の「種柄」がちっちゃくモシャモシャッと見えます。

【和名】スベリヒユ
【学名】Portulaca oleracea
【科名】スベリヒユ科 PORTULACACEAE
【撮影日】2005/07/16、2004/11/23
【撮影地】東京都日野市

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育て方や増やし方の記事ではないのですが。。。

posted by hanaboro at 17:40| 東京 ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
去年、うちの庭にずいぶんスベリヒユが生えましたよ。ほとんどが、花にたどり着く前に引っこ抜かれてましたが。
乾燥気味の大地でも、ぐんぐん育ちますね。確か光合成の効率がいいんですよね、スベリヒユは。

今年はカタバミがあまりに繁殖してしまったので、スベリヒユの出る幕はないかもしれません。いったいどうなるのか、これはこれで楽しみです。
Posted by 混沌 at 2005年07月24日 23:46
*混沌さん*

そっか、お庭の草たちの勢力地図も年々移り変わっているんですね。今後、どうなっていくのでしょう。

スベリヒユは多肉質なので、きっとサボテンなんかと同じような代謝を行っているでしょうね。昼間は気孔を閉じて余分な蒸散を防いでいるんじゃないでしょうか。夜間は気孔を開いて二酸化炭素を取り入れて、昼になって、それを元にブドウ糖などが作られて。。。きっと、そういう乾燥地に生きる植物の性質をそなえていることでしょう。
Posted by hanaboro at 2005年07月25日 01:00
草むしりの手伝いをした時に、これ(多分)を随分引っこ抜いた記憶があります。
タンポポやオオバコ等よりも抜きやすいので、優先的に抜いていたような・・・(笑)

Posted by 知三朗 at 2005年07月25日 15:05
*知三朗さん*

そうなんだぁ〜。知三朗さんところにもありましたかあ。やっぱり草むしりした覚えがありますよ。そのとき父親に、戦時中はこれを食用にしていたと聞かされました。庭の雑草でむしって捨ててしまうような草なのに〜と、子どもながら複雑な気持ちでした。

この葉、園芸種のポーチュラカの葉にそっくり。もし植えていたら要注意ですね。
Posted by hanaboro at 2005年07月25日 20:05
hanaboroさん、こんばんわー
去年ポーチュラカ(ハナスベリヒユ)を地植えして大繁殖。初冬にはおさらばしたんですが、今年、庭のあちこちにスベリヒユが生えてきます。
ん? もしかしてこれってポーチュラカなのかしら????
葉じゃ見分けがつかないよー
ポーチュラカは結実するんでしょうかねぇ?
Posted by りな at 2005年08月03日 23:23
*りなさん*

こんにちはー!
ふつうポーチュラカ(ハナスベリヒユ)は、もともとは多年草ですが、冬の寒さに弱いので、屋外での冬越しはしにくいのかもしれませんね。でも、生き残っていた可能性もありますし、種子ができていた可能性もあると思います。果実は花後、うまく成熟せずに落ちてしまうことも多いかも。それで不稔で結実しないとも言われていますけど、できると思いますよ。

スベリヒユと葉で見分けるのは難しいかも。両方混生しているところで、見比べた方にうかがったお話だと、ポーチュラカの方が厚くて丸いのだとか。どうでしょうね。
Posted by hanaboro at 2005年08月04日 10:40
ふむふむ。タネが出来てた可能性もありですかね。
これは、スベリヒユ(と思っているの)を花が咲くまで育ててみることにします。今まで処分してしまっていたので。
また報告にまいります!
Posted by りな at 2005年08月05日 10:43
*りなさん*

そうですね〜。花が咲けば確実ですね!報告してくださるの楽しみです。

ポーチュラカのタネもきっとスベリヒユと同じで、上半分がふたのように取れて、それですぐ落ちてしまうんじゃないかと思いますよ。わたしもチャンスがあったら確かめてみようと思います。
Posted by hanaboro at 2005年08月05日 20:24
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