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クモマナズナは、本州中部あたりの山の亜高山〜高山帯に分布します。生育環境も限られていて、岩場の隙間やくぼみにへばりつくように生えています。草丈は10cm程度。葉にはふつうの毛、2つに分かれる毛、そして「星状毛」が密生しています。花をつける茎には数枚の茎葉が互生します。花をつけない茎は1cm〜2cmとごく短く数枚の葉がかたまってつきます。縁には細長くとがったギザギザ(鋸歯)があります。
アブラナ科イヌナズナ属の植物で、いわゆる「菜の花」と同じように、ツンツンと果実を斜め上向きに伸ばします。アブラナ科の果実の形は楕円形、円柱形、ハート型などいろいろですが、こういう果実を「角果」と呼びます。クモマナズナの場合、卵を平べったく細長くしたような形でちょっとねじれる感じです。毛はありません。花序や花柄も無毛です。
花期は6月〜8月上旬、白色の4弁花です。写真は8月下旬のもので、すでに花は終わっていて、果実は茶色味が増してすっかり成熟しているようでした。
【和名】クモマナズナ [雲間薺]
【別名】タカネナズナ、ミヤマナズナ
【学名】Draba sakuraii var. nipponica
【科名】アブラナ科 CRUCIFERAE (BRASSICACEAE)
【撮影日】2004/08/27
【撮影地】長野県長谷村
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