2005年08月30日

アオゲイトウ

アオゲイトウ Amaranthus retroflexus
花期の姿
アオゲイトウ Amaranthus retroflexus
茎の様子


アオゲイトウは、熱帯アメリカ、北アメリカ原産の一年草です。温帯〜熱帯の地域に広く帰化してします。日本での最初の記録は1912年のことだそうで、現在では、日本各地の畑や草地、道ばたなどで見られます。

ヒユ科ヒユ属(Amaranthus)に分類されています。同属の植物には、同じようなところに生え、よく似たものがあります。例えば、「ホソアオゲイトウ」や「イヌビユ」です。これらも帰化植物で、畑や道ばたなどに生えるいわゆる「雑草」です。古い図鑑ではよくホソアオゲイトウよりは稀だと書かれていますが、特に珍しいというわけでもないと思います。

草丈は40cm〜1.5m。茎はしばしば紫褐色を帯び、軟毛が生えています。葉は互生。長さ5cm〜10cmのひし形状の卵形。特に上部の葉の先はとがります。表面には毛が少なめですが、裏面には軟毛があります。葉柄は2cm〜7cmくらいです。

アオゲイトウ Amaranthus retroflexusアオゲイトウ Amaranthus retroflexus


花期は7月〜11月。茎の先や上部の葉の脇(葉腋)から花穂を出して、小さな花をたくさん密につけます。花穂は全体として円錐状に見えます。雄花と雌花がありますが、穂には両方が混じってついています。雄花の花被片は先がとがり、雌花の花被片は先が丸っこくなっています。雌しべの先は3つに分かれています。花被片は長い「苞」に包まれています。苞は、長さ5mmくらいで、先が芒状に細長くとがります。

花穂は黄緑色〜白緑色。円錐状で直立します。1つ1つの花穂の幅は1cm前後。上部では短い横枝がたくさん出ます。といっても、ホソアオゲイトウよりは枝は少なめで、枝の長さも短いです。花被片は長さ3mmくらいで5つあります。果実は「胞果」といって、種子は薄い膜状の果皮に1つずつ包まれています。その胞果は花被より明らかに短いです。果実は熟すと、横に裂けます。種子は褐色で直径1mm程度、テカテカとした光沢があります。

■よく似た種との簡単な見分け方

イヌビユは、苞が小さく目立たないこと、葉の先が丸いか凹んでいることがよい区別点。また、ホソアオゲイトウの場合は、花穂が細いこと、横枝の数が多いことによって、全体的な姿が違って見えることが多いです。

【和名】アオゲイトウ [青鶏頭]
【英名】redroot pigweed
【学名】Amaranthus retroflexus
【科名】ヒユ科 AMARANTHACEAE
【撮影日】2005/08/29
【撮影地】東京都日野市

■Trackback People : 野草people

posted by hanaboro at 17:18| 東京 🌁| Comment(4) | TrackBack(1) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
いつも大変お世話になります。
ぜんぜん違うかもしれませんが、クロの庭ににたようなやつが生えてきたので、TBさせていただきました。よろしくお願いします。
Posted by クロアジサシ at 2005年10月08日 18:08
*クロアジサシさん*

こちらこそ、お世話になっております。

今、クロさんのところお邪魔してきました。ヒユ科の帰化植物って結構多いんですよね〜。でも確かによく似ていますね。「アオゲイトウ」に見えますよ!こちらの近所のものは、そこまでは大きくなってないですけど、アップのお写真を拝見するとやっぱりよく似てますもん。
Posted by hanaboro at 2005年10月08日 19:11
ありがとうございます。
グーグルやヤフーなどで検索すると、hanaboroさんのブログがよく出てきます。
世の中で一番たよりになる植物図鑑という感じがします。
今後とも何卒よろしくお願い致します。
Posted by クロアジサシ at 2005年10月08日 20:27
*クロアジサシさん*

うわお〜。最大級のお褒めのお言葉、恐縮です。ちゃんとした図鑑ではないですし、お恥ずかしい限りです。でも、お気持ち、うれしいです。

検索、ヒットしてますか?どうも無料サービスのブログだと、瞬発力はあっても持久力がないみたいなんですよね〜。古いのはWEB上に存在しないかのように消えていってしまいますね〜。それもヒットするのは2ヶ月くらいなものですよ。う〜。
Posted by hanaboro at 2005年10月11日 10:43
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