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コウボウムギは、海浜の砂浜に生える多年草で、北海道西南部〜九州で広く見ることができます。しかし、地域によっては海岸の開発や車による踏みつけなどで生育地が減少し、「絶滅のおそれのある野生生物の種」としてレッドリスト入りしている場合もあります。
別名をフデクサ(筆草)といいますが、これは、地中に埋もれている古い葉の鞘の繊維が筆として使われたことがあるといわれていることから、そう呼ばれているそうです。また、これを弘法大師の筆にたとえて、雌小穂や果実の形が、ムギに似ているのでコウボウムギと呼ばれています。
また、海浜植物の中でも最も海に近い位置に生育する植物で、たとえ砂に埋まったとしても、再び地中の根茎から地上に伸び出してくる生命力を持ちます。風による砂浜の侵食を防ぐ効果もあるとか。多くの場合、雌株と雄株が別の個体で存在する、雌雄異株。写真はおそらく雌株が風化した状態なのでしょう。先が細長くとがった「鱗片」というものが残っています。
【和名】コウボウムギ [弘法麦]
【学名】Carex kobomugi
【科名】カヤツリグサ科 CYPERACEAE
【撮影日】2004/09/21
【撮影地】静岡県新居町
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「この植物の根元にある葉のさやで筆を作ったらしいということから、書道の達人の弘法大師にちなんで、つけられた名前」ということですね。Google検索なんかでも、この手の話はいっぱい出てきますよ。