2004年09月28日

ハマオモト

ハマオモト Crinum asisticum var. japonicum


ハマオモトは、別名を「ハマユウ(浜木綿)」ともいいます。万葉集では「ハマユウ」の方の名で多く詠まれているそうです。初秋の野を赤く染めるヒガンバナと同じヒガンバナ科の植物ですが、ヒガンバナが花時期に葉がないのに対して、ハマオモトは年中葉を絶やさない常緑の多年草です。花は、7月〜9月、暖かい地方の海岸で見られます。白色でかなり太めの茎につき、昼間も咲いていますが、夕方ごろから開花し始めて夜には開ききって芳香をただよわせるので、この時間の方が昼より花が新鮮です。

もともと種子が成熟すると花茎は倒れるのですが、写真の個体はまだ種子は熟しきれていませんね。台風の影響で今夏の海浜植物の生育環境は、かなり厳しいものだったのでしょう。種子の重みで倒れたというより風雨によるダメージや砂に埋もれたため倒れているような感じもします。

種子は成熟すると直径2〜3cmの球形のものになり、これが水に浮くので、海流にのって運ばれ、偶然流れ着いた先で芽生えることもあるそうです。暖かい地方のものだというイメージが強いハマオモトですが、温暖化による気温の上昇に伴って、この植物の分布域が少し北の地方に拡大することもあるのかもしれません。

【和名】ハマオモト [浜万年青]
【学名】Crinum asisticum var. japonicum
【科名】ヒガンバナ科 AMARYLLIDACEAE
【撮影日】2004/09/21
【撮影地】静岡県新居町

posted by hanaboro at 18:35| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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