2005年09月22日

メリケンカルカヤ

メリケンカルカヤ Andropogon virginicusメリケンカルカヤ Andropogon virginicus
2005/09/17

メリケンカルカヤは、北アメリカ原産の多年草です。アジアやオーストラリアなどに多く帰化しているといいます。日本に入ってきたのは、昭和15年〜16年ごろのことだそうで、戦後になって、都市部を中心に広がったのだとか。現在は各地の道ばたや空き地など日当たりのよい場所にふつうに見られます。

イネ科の植物で、ウシクサ属またはメリケンカルカヤ属に分類されています。花序の数や葉の長さの違いなどで、ウシクサ属とメリケンカルカヤ属を分ける場合は、ウシクサ属の学名が「Schizachyrium」、メリケンカルカヤ属が「Andropogon」で、メリケンカルカヤは当然後者に含まれます。両属をわけない場合は両方とも「Andropogon」となるようです。

茎(稈)は根元の方からいくつもそう生して、株立ち状になります。稈は根元の方は平べったくなっていますが、まっすぐにのび、草丈は50cm〜1mちょっとくらいまでなります。「葉鞘」の部分に毛がある以外は無毛です。葉は幅の狭い線形で、長さは数cm〜20cm、幅は5mmほどです。

メリケンカルカヤ Andropogon virginicusメリケンカルカヤ Andropogon virginicus
2005/09/17

花期は9月〜11月。花序は茎の中部くらい〜上部の葉腋(葉の脇)につきます。花序の枝は2本〜4本、1つの枝の長さは2cm〜3cmくらいで、白色の長い毛が生えています。その小枝の節の部分に「小穂」が2つずつつきます。2つと言っても、そのうちの1つは退化して細い柄になっています。一方の小穂は逆に柄がなく長さは3mmくらいです。こちらの小穂は、ごく淡い褐色の両性花で結実します。芒(のぎ)は長さ1cm〜2cmと結構長めです。

メリケンカルカヤ Andropogon virginicus
2005/09/19

その長〜い白色の毛はフワフワの綿毛状で、この種の大きな特徴です。花期も終盤になると全体が朱色になりやがて立ち枯れてきます。その姿は秋の野では本当によく目立ちます。「タンポポ」と同様で、この綿毛で風によって種子が運ばれます。ちなみに、「カルカヤ」というのは、「刈る萱」、つまり、萱葺き屋根を葺くために刈りとる草という意味です。

【和名】メリケンカルカヤ [米利堅刈萱]
【学名】Andropogon virginicus
【科名】イネ科 GRAMINEAE (POACEAE)
【撮影日】2005/09/17、2005/09/19
【撮影地】東京都日野市

■Trackback People : 帰化植物

posted by hanaboro at 12:30| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(1) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ダム湖で撮った写真の中で、ずっとわからなかったのが
このメリケンカルカヤでした。
わかってしまえば「なるほど」だったのですが。
なので、いつもながら遅れ気味でエントリしました。(笑)
Posted by nancy at 2005年10月08日 19:15
*nancyさん*

お返事、ものすごく遅くなってすみません。

外国からやってきた帰化種ですが、なかなか見所がありますね。こちらだとメリケンカルカヤは、まだまだ大丈夫ですよ。このブログなんてほとんどみんな季節に乗り遅れたエントリーばっかりで、季節感ないですけど、ここまできたらもう気にしてられないって感じです。
Posted by hanaboro at 2005年10月11日 10:27
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/7190832

この記事へのトラックバック

メリケンカルカヤ ??外国から来た花
Excerpt: 最近、いろいろな場所でこの植物に会った。なんだかな???・・・と思いつつ、わから
Weblog: 今日も夢中で!
Tracked: 2005-10-08 19:12
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。