2005年09月27日

カゼクサ

カゼクサ Eragrostis ferrugineaカゼクサ Eragrostis ferruginea


カゼクサは、本州、四国、九州に分布し、道ばたや空き地などの日当たりのよい乾燥気味の場所に多く生える多年草です。根もとからたくさん「そう生」して、茎(稈)はまっすぐに立ちます。といっても、踏みつけられたりして、倒れていることはありますけども。ふつうは、草丈は50cm〜80cmほどで、結構な株立ち状になります。イネ科スズメガヤ属の植物で、造成地や道路の法面などで砂防に利用される「シナダレスズメガヤ (Eragrostis curvula)」と同じ属です。

葉はほとんど混生するような状態で、細長い線形で、長さは30cmくらい、幅は5mm前後です。中央の脈で、縦に二つ折りになります。質はちょっと硬めです。そして、「葉鞘」の縁の部分に白くて長めの毛が生えているのが特徴です。

カゼクサ Eragrostis ferrugineaカゼクサ Eragrostis ferruginea


花期は8月〜10月。花序の部分は結構、大きめの円錐状で、長さは20cm〜30cmくらいになりますになります。たくさんの小さな「小穂」をつけますが、色は茶色っぽいような薄い紫色っぽいような感じです。1つ1つの小穂は長さ6mm程度の平べったいもので、そこには5個〜10個の「小花」があります。

小さめの個体なんかでは、パッと見には、「ナガハグサ (Poa pratensis)」や「イチゴツナギ (Poa ochotensis)」にも似ているところがありますが、そちらの方は5月〜7月の開花で、花序は短く小さめ、葉鞘に毛はなく、その代わり薄い膜状の「葉舌」が目立ちます。

【和名】カゼクサ [風草]
【別名】ミチシバ
【学名】Eragrostis ferruginea
【科名】イネ科 GRAMINEAE (POACEAE)
【撮影日】2005/09/17
【撮影地】東京都日野市

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posted by hanaboro at 20:12| 東京 🌁| Comment(4) | TrackBack(1) | 茎など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
ああこれ。前から好きな穂だったんです。でも先週のメリケンカルカヤに続き、このカゼクサも、家に持ち帰って飾ってたりする割には名前を調べてませんでした(笑)ごめんよ。>イネ科の皆さま。

風草っていう名前を知って、今度はもっと好きになりそうです。
これからも、勉強させてもらいます!
Posted by cacho at 2005年09月27日 22:58
私もこの名前が好きで、名前から覚えました。(^^ゞ
すらっと伸びて、それこそ風に揺れてるところなんか、いいですよねぇ。
Posted by waiwai at 2005年09月28日 05:35
*cachoさん*

こんにちは〜!
縁側、時折、お借りしておりました。

風草。気持ちのよい穂ですよね〜。お持ち帰りしたくなるのもわかります。穂だけなら引っぱれば抜けるかな。確か、これ根っこから引き抜こうと思っても抜けないですよね。踏みつけにも強そう。さわやかな穂を支えているような一面が、またよいのかも。

イネ科もなかなかよいですね。見る分には。調べるとなると、うひゃ〜ですけど。見た目が明らかに特徴があって、わかりやすいものからですね〜。今月はイネ科が多かったですけど、来月もちょっとずつアップしていこうと思いますよ!
Posted by hanaboro at 2005年09月28日 10:20
*waiwaiさん*

植物によっては、とんでもないような名前をもらっているものもあるというのに、この植物は、本当、名前がいいですよね〜。

確かに、風に揺れている姿は、さわやかでよいですね。わたしなんぞが写すと、写真はダメダメになっちゃいますけどね〜。とほほっ〜。。。
Posted by hanaboro at 2005年09月28日 10:25
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Excerpt: イネ科、スズメガヤ属のカゼクサ。 だと思います、たぶん(^^ゞ イネ科の植物は全部同じに見えて、見...
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Tracked: 2007-06-27 19:55
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