2005年10月15日

ルリマツリ

ルリマツリ Plumbago auriculata


ルリマツリは、南アフリカ原産の常緑小低木です。イソマツ科ルリマツリ属(プルンバゴ属 Plumbago)の植物で、その属の学名から単に「プルンバゴ」あるいは、「プルンパーゴ」などとも呼ばれています。アフリカ原産だけあって、耐暑性には優れていて、日本の真夏でもよく開花しています。花色は淡い青色で、猛暑の中で開く涼しげな色で人気が高いようです。冬は屋外だと落葉してしまうようですが、それなりの耐寒性もあるそうですね。温度が確保できれば常緑で越冬できるようです。

細長い茎をのばして、つる状になります。ちょっと無造作な感じでよく枝分かれして、高さは50cmくらいから2m近くになります。最近は高さが30cmくらいの矮性の品種もあるとか。葉は楕円形で長さは3cm〜10cm程度。ベランベランと大小集まってつく感じ。先はとがらず丸っこい。

ルリマツリ Plumbago auriculataルリマツリ Plumbago auriculata


花期は長くて、5月〜10月ごろまで次々に開花します。茎の上部や葉の脇(葉腋)に、短かめの穂状の花序ができて、そこに細長い「高杯形」の花を数個つけます。花序は長くなるタイプもあるようですね。直径は2cm〜3cm程度で、花冠は5つに裂けていて、各裂片の先の方は幅が広くなっています。平たく開いた花冠裂片の下部には細長い花筒が続き、その下部にはガクがあります。花色は淡いブルーのほか、白色もあります。

ちなみに「ルリマツリ」という名前は、「ジャスミン(マツリカ)」に似ていることからつけられたそうです。高杯形の花冠の花は、サクラソウ属なんかでも見られますが、花だけ見ていると、雰囲気は「フロックス (オイランソウ)」にも似ているところがありますね。でもフロックスは「ハナシノブ科」でまったく違う植物。

ルリマツリ。実はガクの部分に注目です。「メナモミ」、「コメナモミ」などと同じようにガクの部分には、モウセンゴケのような「腺毛」があるんです。果実にはトゲはありませんが、その腺毛から出る粘液によってくっつく「ひっつきむし」の1つです。この粘液は花が咲いているときから出ています。

南アフリカの原産。どんな動物にくっつくのでしょうね。自生しているところ見てみたいです。

【和名】ルリマツリ [瑠璃茉莉]
【別名】プルンバゴ、プルンパーゴ
【学名】Plumbago auriculata (Plumbago capensis)
【科名】イソマツ科 PLUMBAGINACEAE
【撮影日】2005/10/13
【撮影地】東京都日野市

■Trackback People : ガーデニング

posted by hanaboro at 19:40| 東京 🌁| Comment(4) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お勉強になりました。
ありがとうございます。
真夏に涼しげに咲いている水色の花をよそのお庭で見て、「あれが欲しい!」と思っていました。
ガーデニングショップでルリマツリと判明。苗を買って植えました。
ベランダでもちゃんと育ってほしいです。
Posted by Yummy at 2005年10月15日 20:07
不思議な植物ですね。。。。。
Posted by コテン at 2005年10月16日 07:42
*Yummyさん*

お返事遅くなってしまって、すみませんでした。

真夏の暑い時期に咲いている、あのさわやかな水色の花を見ると、ほしくなっちゃう気持ちわかります。Yummyさんのルリマツリ、順調に育ってくれるといいですね〜。来年の夏は涼しげな花がたくさん咲いて、ベランダに出るのが楽しくなるかも。
Posted by hanaboro at 2005年10月17日 10:26
*コテンさん*

不思議といえば不思議かなぁ。
ガクの腺毛は、花時期から粘るってことは、果実をくっつけて運ばせるためだけに粘液が出ているわけではないかもしれませんしね。葉のつき方とか半つる性ってとことか、それなりに個性はあるかなと思います。
Posted by hanaboro at 2005年10月17日 10:31
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