2004年10月20日

オオフタバムグラ

オオフタバムグラ Diodia teres


オオフタバムグラは、北アメリカ原産の帰化植物です。道端や芝生などでも見られるそうですが、海岸や河原に多く帰化しています。この写真を写したのも、海岸で砂に埋もれたテトラポットの間でした。花期は、7〜8月ごろで、葉っぱの付け根の脇(葉腋:ようえき)に1個〜4個、白か淡いピンク色の小さい花が咲きます。

花は筒状で5mm程度です。筒の先が4つに裂けている(4裂する)ので、花弁が4枚あるように見えます。この小さな花をよく観察すると、花の中央部には4本の雄しべと先がピンクに見える雌しべが1本あるのがわかります。白く見える雄しべの先にはまだ、花粉がたくさんありました。

写真の中で、1つだけある花より下の部分に注目すると、葉の脇から出ている針状のものと丸っこいものが見えます。この針状のものが「托葉:たくよう」で、丸っこいものは「ガク」です。ガクには剛毛が生えています。茎は赤みがかることが多いようですね。

オオフタバムグラは、葉の表面に硬い毛が密生していたり、托葉がよく目立つので、パッと見た感じでもザラザラした印象を受けます。一年草なのですが、砂浜だと特にツンツンと出た托葉やガクの周りの剛毛が残りやすいらしく、完全に枯れていてもそれがオオフタバムグラの残骸だとわかることもあります。

この夏、写真のオオフタバムグラがある海岸も、暑さや台風の影響で厳しい環境だったのでしょう。新鮮な状態のものはなく、みな葉の先が茶色く傷んでいました。それでも、しっかり開花、結実は行われ、さらに、葉には虫食いのあと(食痕)まであり。。。そんな環境下でも、しっかり生態系が営まれていたことを思わせる姿でありました。

【和名】オオフタバムグラ [大二葉葎]
【学名】Diodia teres
【科名】アカネ科 RUBIACEAE
【撮影日】2004/09/21
【撮影地】静岡県新居町

posted by hanaboro at 18:43| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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