2005年10月25日

ヒメアシボソ

ヒメアシボソ Microstegium vimineum f. willdenowianumヒメアシボソ Microstegium vimineum f. willdenowianum


広義のアシボソは、日本全土に分布し、生育地は山野の日当たりのよい少し湿り気のある草地や林縁部などです。

ヒメアシボソは、イネ科アシボソ属(ササガヤ属 Microstegium)の植物ですが、学名の取り扱いはちょっとややこしそう。芒のあるものを「アシボソ」、芒のないものを「ヒメアシボソ」といいますが、これを分けるか分けないかは資料によってまちまち。両者のタイプをあわせて広義の「アシボソ」とすることが多くなっているようです。今回のものは明らかに芒がないので「ヒメアシボソ」のタイプ。これをアシボソの種内変異ととらえると、学名は「Microstegium vimineum f. willdenowianum」。狭義のアシボソは「Microstegium vimineum f. vimineum」。また、その逆にヒメアシボソの方が「Microstegium vimineum」となっていて、アシボソがその1変種などとされていることもあります。

草丈は60cm〜1mくらい。茎の下の方は地面をはってよく枝分かれし、節からは根を下ろします。アシボソという名前は、茎(稈)の下部が上部より細いことからきているといわれています。葉は長さ5cm〜8cmくらい。先のとがった披針形。幅は1cmくらいです。

ヒメアシボソ Microstegium vimineum f. willdenowianum


花期は9月〜10月。茎の先に花序の枝を1本〜3本、まっすぐ上向きか、またはやや斜め上にのばします。ふつうは茎頂部の1本が真上にのびてそれ以外が横方向にのびます。枝の長さは5cm程度で、長さ5mmくらいの「小穂」が1つの節に2つずつ対になってつきます。その小穂は柄のあるものと柄のないもので1セット。イネ科の小穂のつき方などは、パッと見ているだけでは、なかなかわかりづらい部分ですね。ヒメアシボソには芒がありませんが、狭義のアシボソには1cmを超えるほどの長い芒があります。

写真のものは、茎や葉が赤くなっていますが、特にこれはこの種を特徴づける特徴というわけではなさそうです。他の場所のはふつうに緑色ですし。

【和名】ヒメアシボソ [姫脚細]
【学名】Microstegium vimineum f. willdenowianum
【科名】イネ科 GRAMINEAE (POACEAE)
【撮影日】2005/10/21
【撮影地】東京都日野市

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posted by hanaboro at 18:57| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 茎など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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