2004年10月22日

ノブキ

ノブキ Adenocaulon himalaicum


ノブキは、北海道、本州、四国、九州、沖縄に分布し、山野のちょっと湿り気があってやや暗めの草地に生える多年草です。葉っぱがいわゆる「フキ」に似ているということで、「ノブキ」という名前がつけられていますが、まったく別の植物です。よく庭に植えられる「ツワブキ」とも別属です。葉の柄にはビロビロと横に張り出したもの、手芸でいうと「ミミ」のようなもの「翼」があって、春、まだ花がないころでも、ノブキの葉だとわかるような特徴のある葉をしています。

草丈は、30cm〜50cmぐらい。花期は8月〜10月、花色は白っぽくて、長く伸びた柄にまばらな感じにつきます。

キク科植物の場合、ふつう1つの花に見えているものは、実際は小さい花(小花:しょうか)がたくさん集まってできたもので、「集合花(しゅうごうか)」といいます。ノブキの集合花の場合、周辺にある花が「雌花」で、中央部の花が「両性花」です。このうち両性花は、結実せずに、雌花だけが結実するので、果実はその周辺にだけできます。

写真はノブキの果実(そう果)なんですが、キク科の植物の種子によくある綿毛(冠毛:かんもう)はありません。10個前後のそう果がきれいに放射状に並んでいて、そう果1つの長さは5〜7mmぐらいです。先端の方には、プツプツと突起状のものが出ていて、これを腺体(せんたい)、といいます。この腺体からは粘液が出ているので、さわると粘ります。この粘り気によって衣服などにくっついて種子が運ばれます。ノブキの種子も「ひっつきむし」の1つなんですねえ。綿毛で風に乗って運ばれるのではなく、ひっつきむしとして運ばれる道を歩んでいるんですね!

【和名】ノブキ [野蕗]
【学名】Adenocaulon himalaicum
【科名】キク科 COMPOSITAE
【撮影日】2004/08/27
【撮影地】長野県長谷村

今回の記事から、画像に枠がつくようになりました。日々是ブログさんで紹介されていた方法です。上手に写せてない写真でもちょっとよく見えたりするといいのだけど。日々是ブログさんどうもありがとうございます!

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写真風画像(3)

posted by hanaboro at 20:10| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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