2005年10月29日

オニウシノケグサ

オニウシノケグサ Festuca arundinaceaオニウシノケグサ Festuca arundinacea


オニウシノケグサは、ヨーロッパ原産のイネ科ウシノケグサ属(Festuca)の多年草で、温帯を中心に亜寒帯〜暖帯まで世界的に広く見られます。日本では牧草や法面の緑化に利用されていますが、北海道〜九州の各地で野生化して、道ばたや空き地などでしばしば群生が見られます。さらに、同属の「ヒロハウシノケグサ」や両種の交雑種も認められているといいますから、なかなか難しいところですね。

茎は根元からそう生して、直立しますが、背の高くなったものは花期にはうなだれていることも多いです。茎の長さとしては50cm〜2m近くに達します。茎や葉は全体に無毛です。葉は線形で、長さは10cm〜50cmくらい、幅は1cm前後です。「葉舌」は短くて1mmほど。葉鞘の口の部分にはちょっと張り出した「葉耳」があって、そこには開出した毛があります。

オニウシノケグサ Festuca arundinaceaオニウシノケグサ Festuca arundinacea


花期はふつう6月〜8月。写真は10月なのでちょっと季節はずれ。夏のころには葉がもうちょっと立ち上がっているのですが、秋も深まったこの時期、葉は頼りなく横に広がっていました。

花序は茎の先につき、長さは10〜30cmほど。小穂は3コ〜10コの小花からなり、長さは1cm〜1.8cmで、しばしば紫色っぽくなっています。小穂には柄があって、長さは1cmはないくらいです。芒は1mm〜4mm。

今回、オニウシノケグサとしたのは、1つの小穂につく小花の数が10個を超えないことと、ごくわずかに葉耳の縁に毛が見られたことからです。芒は1mm〜4mmということですが、今回のものにはほとんどないように見えました。だとすると、芒にないヒロハウシノケグサや中間的なものなのかと、また迷ってしまいますけどね。

【和名】オニウシノケグサ [鬼牛の毛草]
【英名】トールフェスク(Tall fescue)
【学名】Festuca arundinacea
【科名】イネ科 GRAMINEAE (POACEAE)
【撮影日】2005/10/28
【撮影地】東京都日野市

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posted by hanaboro at 13:30| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 茎など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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