2005年10月29日

アレチウリ

アレチウリ Sicyos angulatusアレチウリ Sicyos angulatus


アレチウリは、北アメリカ原産のつる性の一年草です。ウリ科アレチウリ属の植物で、日本で最初に確認されたのは、1950年代のことだそうです。現在では、各地の荒れ地や河原などで群落になっているのがよく見られます。旺盛な繁殖力で、大きな問題となっている植物です。

つる状の茎は数mまでのび、粗い毛が密生しています。葉の脇から出る巻きひげで他のものにからみついて、大きめの葉で背の低い植物の上を覆いつくすような状態になります。葉は幅の広い円心形で、浅く3つまたは5つ〜7つに裂けます。表面はザラザラして、長めの葉柄には粗い毛があります。

アレチウリ Sicyos angulatusアレチウリ Sicyos angulatus


花期は8月〜9月。葉の脇(葉腋)から花序が出て、淡い黄白色の花が咲きます。雌花と雄花がありますが、同じ個体に両方つく雌雄同株。ただし、同じ個体にはつきますが、雄花と雌花は別々の花序につきます。雄の花序の方は長さ10cm〜15cmほどまで伸びて、まばらに雄花がつきます。雄の花序は長くのびて葉よりも上に見えます。雌の花序は長さは短くて、雌花は葉の下、葉柄の付け根のあたりに、球状に集まってつきます。長さ2cmくらいの柄の先にぶら下がるような感じです。柄の部分には腺毛があります。

花は直径1cmほど、雄花の中心には雄しべがありますが、葯と花糸がくっついて丸っこい塊になっています。雌花の雌しべの柱頭は3つです。

アレチウリ Sicyos angulatus


もちろん果実ができるのは、その雌花序の方です。ウリ科の植物の果実ときいて想像する果実とはずいぶん様子が違います。果実の表面は鋭く長くて、でも軟らかいトゲとそれより短い軟毛に覆われて白っぽく見えます。そのゴツゴツした塊には、長い卵形の果実(液果)がいくつも球状に集まっています。1つの果実にできる種子は1つ。平べったい卵形です。

【和名】アレチウリ [荒れ地瓜]
【英名】Burcucumber
【学名】Sicyos angulatus
【科名】ウリ科 CUCURBITACEAE
【撮影日】2005/09/17、2005/10/20
【撮影地】東京都日野市

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posted by hanaboro at 19:14| 東京 霧| Comment(4) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして、
いつも拝見させていただいています。
自分は野草が大好きです。
中学生の頃、大好きな理科の先生に野草を教わって以来、
いまだに大好きです。
でも、花のない野草は自分にとっては判別が非常に困難で、
hanaboroさんのブログをはじめて見た時、
感動しました。
良ければ、私のブログと相互リンクをお願いできないでしょうか。
よろしくお願いします。m(_ _)m
Posted by bigtree at 2005年10月30日 08:53
*bigtreeさん*

ようこそ、お越しくださいました。わたしも同じです。花がないとなかなか難しいですよ。花があってもわからないものも多いですし。まあボチボチですね。

相互リンクのことですが、リンクしていただくことには、異存ないです。ただ、今このブログでは相互リンク用のページは作っていないんですよね。これまでの場合は、MyblogListなどのリンクリストでの相互リンクになっていました。それでもよろしければ。
Posted by hanaboro at 2005年10月31日 11:09
どんな形でも全然OKです。
私のブログに貼り付けさせていただいて、
そこから、私が出来ない領域をされている
hanaboroさんのブログで、
私のように一人でも多く感動する人がいたらいいな〜と思うので。
今後ともよろしくお願いします。
Posted by bigtree at 2005年10月31日 19:00
*bigtreeさん*

そんなふうにおっしゃっていただけて、大変うれしいです。先ほどMyblogListでリンクさせていただきました。

どんぐりシリーズ、楽しいですね。
こちらこそ、今後ともどうぞよろしくお願いしますね!
Posted by hanaboro at 2005年11月01日 16:27
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