2005年11月09日

ニシキソウ

ニシキソウ Chamaesyce humifusa


ニシキソウは、本州、四国、九州に分布し、道端や畑などに生育する一年草です。多くの図鑑では、トウダイグサ科トウダイグサ属(Euphorbia)と表記されているのではないでしょうか。当ブログでも「コニシキソウ」や「オオニシキソウ」をトウダイグサ属としてきましたが、これらは、近年、ニシキソウ属(Chamaesyce)に分類されるようになっているようですね。それにならって訂正しようと思います。

茎はよく枝分かれして、地面をはうように広がりますが、茎の途中からは根が出ないので、やや地面から離れて低い位置で斜めにのびます。茎の長さは10cm〜25cmほどです。茎は赤く、毛は生えていますが、やや長めの軟毛がまばらな感じで生えていて、コニシキソウのように短毛が密生して白っぽく見えるほどではありません。赤さが際立ちます。ニシキソウという名前は、その緑色の葉の色と赤い茎の色を「錦」にたとえての名前だといいます。

葉は対生。長さは5mm〜1cm、幅は5mm前後の長楕円形。やや先端に近い部分が幅広くなっていることが多いです。付け根の方は左右対称でなくちょっといびつな形をしています。縁には不規則な浅いギザギザがみられます。コニシキソウの葉によく見られる黒っぽい斑紋は、ニシキソウの葉にはないか、あっても目立つものではないということです。

ニシキソウ Chamaesyce humifusa


花期は7月〜10月。枝の先の葉腋(葉の脇)からいくつかの「杯状花序」を出します。「総苞」の部分は釣鐘形で、その先端部分に「腺体」が4つほどついています。その腺体には赤っぽい小さな花弁のような「付属体」があります。この付属体の有無がトウダイグサ類との違いでもあります。

果実は「さく果」で、3つの稜のある独特の球形で、表面に毛がないことがポイントです。コニシキソウの場合は白い毛がたくさんはりつくようについていて、ハイニシキソウの場合は稜の部分に長い軟毛が生えています。若い時期には黄色っぽい。直径は2mmくらいと小さなものですが、赤い柄の部分などとの対比でよく目立ちます。

【和名】ニシキソウ [錦草]
【学名】Chamaesyce humifusa
【科名】トウダイグサ科 EUPHORBIACEAE
【撮影日】2005/10/31
【撮影地】東京都日野市

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posted by hanaboro at 18:47| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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