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トキワハゼは、北海道〜九州まで広く分布し、田畑や道端などにごくふつうに見られる一年草です。花もほとんど一年を通してみることができます。ゴマノハグサ科サギゴケ属(Mazus)属の植物で、草丈は5cm〜15cmくらい。ムラサキサギゴケと違って、走出枝はありません。
立ち上がった茎の葉はごく小さな苞葉みたいなもので、あまり上部まではついていません。根もとの葉は少し大きめ、ちゃんと葉だとわかるような葉です。長さは葉柄の部分も含めて2cm〜5cm、幅1cmくらいです。幼植物の状態では、葉身は長さ、幅ともに1cmほど。11月上旬、今芽生えているものはこのまま越冬するのでしょうかね。。。
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花期は4月〜11月。場合によっては、冬でもちらほらと見られることもあります。花冠は上唇と下唇に分かれる「二唇形」。上唇は小さく紫色で、先は2つに裂けて、裂片の先はとがっています。下唇はごく淡い紫色で、先が3つに分かれて横に広がります。下唇の中央部分は2本、隆起したような状態になっていて、黄色と褐色の斑紋があります。そこには毛も生えています。ガクは長さ5mmくらいで、中ほどまで5つに裂けます。
「ムラサキサギゴケ」に似ているところがありますが、トキワハゼの方は花が小さめで、色は薄くて、茎がヒョロリと立ち上がっています。
【和名】トキワハゼ [常盤はぜ]
【学名】Mazus pumilus
【科名】ゴマノハグサ科 SCROPHULARIACEAE
【撮影日】2005/11/06
【撮影地】東京都檜原村
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「庭の観察」をトキワハゼで検索。
http://konton57.blog8.fc2.com/index.php?search=%A5%C8%A5%AD%A5%EF%A5%CF%A5%BC
いつも脇役(苦笑)。
ムラサキサギゴケは、今年のGWに野川公園で見ました。こちらも記事にする前にすっかり時期を過ぎ・・・。
「混沌の間」非公開ページ。
http://konton.cside.com/robou/gomanohagusa_ka.html
おや、非公開のページなんですか。雑草度っておもしろいですね。言われてみれば、ゴマノハグサ科にもいろんな花がありますね。オオイヌノフグリとトキワハゼじゃぜんぜん違ってる。
果たして、混沌さんのところで、トキワハゼにスポットが当たって、乾燥ナメクジに勝る日がくるのでしょうか。。。トキワハゼはこの時期でも花がちらほら。ムラサキサギゴケはどうかな。2005年の最初の花は1月でしたから、今もどこかで咲いているかもしれませんね。
非公開ページとかいいながら、ここがgoogleで引っかかるので笑ってしまいました。