コマユミは、ニシキギ科ニシキギ属の植物で、「ニシキギ (錦木 Euonymus alatus)」の1品種とされています。ニシキギは、北海道、本州、四国、九州に分布し、山野の雑木林などに生育する落葉低木です。秋の紅葉は真っ赤に色づき、とても鮮やかなもので、庭木としてよく植えられています。
若い枝は緑色ですが、母種の「ニシキギ」の場合は、後に「翼」というコルク質の板のような突起ができます。ニシキギはその翼が顕著なのですが、野生状態のものでは、それがほとんど発達しないものが多いです。そのため、翼のないタイプを「コマユミ」と区別されることがあります。翼の有無以外はニシキギとコマユミに大きな違いはないようです。
葉は対生。長さ3cm〜6cmほどの倒卵形〜幅の広い披針形、先はとがります。縁には細かなギザギザ(鋸歯)があります。
花期は5月〜6月。葉の脇(葉腋)から短い花序が垂れ下がるように出ます。花はその短い花序に数個つきます。花は淡い黄緑色で、直径は6mm〜7mm程度。花弁は4枚。雄しべは4つの4数性。雌しべは1つだけ。ガクは4つに裂けます。
果実は「さく果」で、熟すと2つに裂けて、中からは赤いものが見えます。赤いのは「仮種皮」で、中には種子が1つあります。冬芽は先のとがった卵形で、「芽鱗」に包まれた「鱗芽」です。芽鱗は4列に並んでいます。葉が対生なので、葉のついていたあとの「葉痕」も対生ですが、小さな半円形のものなので、あまり目立つものではないですね。
【和名】コマユミ [小真弓]
【学名】Euonymus alatus f. striatus
【科名】ニシキギ科 CELASTRACEAE
【撮影日】2005/10/28
【撮影地】東京都日野市
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先日、野草園で撮影してきた実の正体がわからず困っていたところ、こちらの写真を見て、これだと思いました。
ただ、マユミとかニシキギの実も似ているということなので、自信がありません。
TBさせていただきますので、お暇なときに見ていただけますでしょうか?
こんにちは!
お写真拝見しました。マユミの果実はもうちょっと大きめなので、まず消去できるかなと思います。
ニシキギとコマユミ。果実には違いがないのではないでしょうか。茎に板のような翼があるかないかの違いで、品種レベルのものなので、あまり気にしなくてもよいのかもしれませんね。
ということで、翼があればニシキギ、なければコマユミだと思います。1枚目のお写真だと翼の片鱗があるような感じにも見えますね。
たしかに、コルク質の翼があるようです。
<追記>として、そのあたりを拡大した写真をアップしました。
もっと現地でよく観察するようにしないといけませんね。
今後とも、よろしくお願いいたします。
こちらの方こそ、記事でご紹介いただいて、ありがとうございます!
本当ですね。翼あるようですね。こちらでも公園の生垣に植栽されているものなんかは、枝が古くなってくると特にしっかりとした翼がみられます。雑木林に自生しているものでは、その翼が見られないことも多いですね。翼のあるなしは、環境にもよるのかな。どうなんでしょう。。。
現地での観察って大切ですよね。写真も特徴的な部分を写したいのですが、実際は、ちゃんと写してなかったり、チェックするのも忘れたりです。ダ〜メだなぁの連続。こんな感じですが、これからもよろしくです。