サンシュユは、中国原産のミズキ科ミズキ属の落葉小高木です。庭や公園などに植えられています。高さは2m〜5mくらいになります。樹皮は灰褐色。若い枝はちょっと紫色っぽい感じ。特に古い木になってくると樹皮は、不規則に鱗片状になって剥がれてきます。
葉は対生。やや枝の先の方に集まってつきます。長さ4cm〜10cmくらい、幅は5cm内外の長楕円形で、先端は尾状にとがっています。縁にギザギザ(鋸歯)はなく全縁です。葉脈が弧を描くように丸くのびて、それがよく目立ちます。表面は光沢のある濃いめの緑色。裏面は表より色が薄くて少し白っぽいような灰緑色。葉脈の脇に茶色っぽい毛が目に付きます。葉柄は1cm程度です。
花期は3月〜4月。葉の展開に先立って開花します。花は短枝の先端に球状に集まって咲きます。その球状の塊の部分には小さな花が20個〜30個もあって、「散形花序」になっているのですが、その塊が枝いっぱいについて最盛期にはとても見事なものです。1つ1つの花は小さいですが、とても鮮やかな黄色です。
果実は長さ1.5cmほどの「核果」で、熟すと真っ赤になります。つやのある瑞々しい果実です。一見、ハナミズキに似ていますが、ハナミズキの果実よりは少し大きめの楕円形の果実です。しかも長めの細い柄があって、果実は垂れ下がります。どことなくグミ類の果実のような雰囲気です。この果実は薬用に用いられますが、生食はどうでしょうね。ちょっと渋いんじゃないでしょうか。
サンシュユの冬芽には、葉芽と花芽があって、それぞれ違う形をしています。色はどちらも褐色を帯びている感じです。花芽は、先がちょこっととがった球形で、短枝の先につきます。付け根のあたりには小さな「芽鱗」が2つあります。葉芽は長さ3mm〜4mmくらいの細長いもの。先はとがっています。葉はちょっと分厚めで、裏から見ると毛が目立ち、秋の紅葉はなかなか渋くて個性的ですね。
【和名】サンシュユ [山茱萸]
【別名】ハルコガネバナ、アキサンゴ
【学名】Cornus officinalis
【科名】ミズキ科 CORNACEAE
【撮影日】2005/11/27
【撮影地】東京都新宿区
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hanaboroさん、こんばんは。
冬のサンシュユはまさにボロボロって感じで渋い樹です。
この前、実をかじってみました。
・・・
渋い樹です。
ほんの少しだけ開いた花芽の先の奥の黄色の花を覗き込むのは、なんだかちょっと後ろめたいような気がしました(^^;。
こんにちは!
おうおう、やっぱり渋かったですか。見た目はグミみたいで真っ赤だし、甘そうにみえるのにね〜。薬だとそういうほうが効きそうな感じもしますけどね。
冬だとボロボロの樹皮が余計に目立っちゃいますもんね。まさにボロボロ。冬場の荒涼感も、何かを感じさせられるものがありますね。
ちょっとだけほころんだところから見える花って、何だか奥ゆかしい感じですよね。見る方も見られる方も、何だかちょっと気恥ずかしかったりして。でも、早春の花って待ちわびてやっと見られるものだから、ほころんでいると、やっぱりのぞいてしまうかも。