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ネバリタデは、日本全土に分布し、主に山野の日当たりのよい草地に生える一年草です。日本以外にも朝鮮半島や中国にも分布しているそうです。タデ科イヌタデ属またはタデ属に分類させています。秋の野山に見られるタデの仲間は、いろいろありますが、このネバリタデは、茎や葉に毛が多く茎の上部に粘る部分があることが大きな特徴です。
ただし、いろいろと形態の変異があって、「アオネバリタデ Persicaria viscofera f. viridescens」、葉が細長く毛がより短い「オオネバリタデ Persicaria viscofera var. robusta」、「イヌネバリタデ Persicaria viscofera var. robusta f. laevis」などが認められています。
筆者の住んでいる近所では、道端の草地に「イヌタデ」と「ハナタデ」が多く見られ、河川敷だと「オオイヌタデ」が群生しています。でも、このネバリタデは、なかなか目に入ってこないです。
草丈は40cm〜60cmほど。茎は細くて華奢な印象。茎や葉に粗い毛が多くてフサフサ。また、茎の上部の節間や花柄から粘液が出て、触るとベタベタします。ネバリタデという名前は、そこからきています。
葉は長楕円形〜披針形。先はとがっています。葉の両面、縁にも毛が目立ちます。葉柄はほとんどありません。節の部分の「托葉鞘」は筒状で、そこには長い縁毛があります。筒の長さ、縁毛の長さはともに8mmくらい。この托葉鞘はタデの仲間のチェックポイントの1つ。ネバリタデの場合は、茎の托葉鞘の下のあたりを触ってみると粘るので、要チェックです。
花期は7月〜10月。花穂はほとんどまっすぐにのびます。花穂が細長くて花がまばらなところなどは、「ヤナギタデ」や「ボントクタデ」に似ています。でも花穂はこの2種のように明らかに花穂が垂れ下がるという感じではないです。花被(がく)は緑白色〜淡い紅色で、4つに裂けます。花被の長さは2mm程度のものです。果実は黒くて光沢のある3稜形です。
【和名】ネバリタデ [粘り蓼]
【学名】Persicaria viscofera
【科名】タデ科 POLYGONACEAE
【撮影日】2005/10/31
【撮影地】東京都
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