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カンザクラは、カンヒザクラ(寒緋桜)とヤマザクラ(山桜)、あるいは早咲きのオオシマザクラ(大島桜)との雑種といわれています。バラ科サクラ属(Cerasus)、あるいは広義のサクラ属(Prunus)の落葉小高木〜高木です。高さは10mくらいでしょうか。樹皮は黒褐色。皮目は横に並んで、全体にコブコブしています。サクラ類に特徴的な樹皮ですね。「カワヅザクラ(河津桜)」や「オオカンザクラ(大寒桜)」などもカンザクラの仲間だそうです。
花は早いければ1月から咲きはじめるので、秋に咲く「フユザクラ」をのぞけば、かなり早い時期に開花します。開花は葉の展開より早いか同時。開くと淡い紅色ですが、蕾のときはさらに色が濃いです。花の直径は2cm〜2.5cmくらいで、花弁は5枚です。雑種親の1つと考えられるカンヒザクラは、中国や台湾の原産で、サクラの仲間では断トツの色の濃さで、半開きの花が下向きに垂れ下がります。カンザクラの場合も下向きですが、色はカンヒザクラよりはずっと淡く、ほぼ平開にちかくなります。
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葉は互生。長楕円形で、先はやや尾状になります。カンヒザクラに比べるとやや小さめ。長さは10cmほどです。縁にはギザギザのやや鋭い「重鋸歯」があります。表面は濃いめの緑色、毛はふつうありません。葉柄に毛がないのも要チェック。ソメイヨシノだと柄に毛があります。
サクラ類のチェックポイントとしては、よくガク筒の形があげられます。カンザクラの場合は、ガク筒が鐘形で、途中でキュッとくびれ、先は5つのガク片にわかれます。冬芽は濃い赤褐色。枝の皮目もよく目立ちます。
【和名】カンザクラ [寒桜]
【学名】Cerasus x kanzakura (Prunus x kanzakura)
【科名】バラ科 ROSACEAE
【撮影日】2005/11/27
【撮影地】東京都新宿区
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