2006年01月19日

リンドウ

リンドウ Gentiana scabra var. buergeri


リンドウは、本州、四国、九州に分布し、山地の草原や林縁などに生育する多年草です。草丈は20cm〜大きいものでは80cmほどになります。オヤマリンドウなどに比べるとヒョロリとした感じになります。この根茎を乾燥させたものは漢方薬として利用され、強烈な苦味のあることで知られています。それを漢方で「竜胆」と呼び、和名のリンドウはその漢字の読みからきているとか。

葉は対生。リンドウ科の多くは茎葉が2枚対生していますが、中には根生葉が花時にみられるものや、茎葉が輪生状になるものもあります。リンドウの葉には葉柄はなく、付け根は茎を抱く感じになります。葉は長さ5cm前後の先のとがった披針形。

花期は9月〜11月。花は茎の先や上のほうの葉の脇につきます。花冠は筒状の鐘形で、筒の長さは4cm〜5cmほどです。先が5つに裂けています。その裂けた裂片と裂片の間には小さな「副片」があります。この副片の存在は「リンドウ属」の大きな特徴になっています。

オヤマリンドウやエゾリンドウの方だと、ガク筒の裂け方が浅くて、ガク裂片が短いです。一方、リンドウのガク片は線形です。ガクの先の裂け方が深くて、裂片の長さが長くなっています。さらにその外側にはよこに開いた苞葉もみられます。ちなみにガク片は直立です。

裂けている部分は青紫色ですが、その奥のほうをのぞくと、やや白っぽい地に斑模様がすじ状に入っています。斑点は濃いめの褐色です。花冠の中央には雌しべが突き出し、先の柱頭は2つにさけてクルリとひっくり返ります。雌しべの形は少々変わっていて、先と付け根が細く中央部分が少し膨らみます。膨らんだ部分、つまりそこが「子房」ですけれど、ふつうだったら子房が一番下にありますよね。リンドウの雌しべは子房が雌しべの中央にあって、雌しべの付け根から蜜が出ているのだそうです。その周りには線の細い雄しべが5本あります。

果実は「さく果」です。熟すと2つに裂けます。中には翼のある楕円形の種子が入っています。写真は冬枯れの草原で写したもの。何やら地面を黄色く染める塊があるなと近づいたら、リンドウの立ち枯れでした。白や黒に黄色っぽい褐色になっていました。枯れてカサカサに乾燥した葉が茎にまとわりついてニョキッと立っている様子はぶっとく見えて、オヤマリンドウみたいですけれど、きっと気のせい。果実の時期にも花冠が残って、果実はその中に包まれさらに種子がその中にあるはずですが、もうどこかへ行ってしまっていたようでした。

【和名】リンドウ [竜胆]
【学名】Gentiana scabra var. buergeri
【科名】リンドウ科 GENTIANACEAE
【撮影日】2006/01/08
【撮影地】山梨県

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2006年01月18日

シオデ

シオデ Smilax riparia


シオデは、北海道、本州、四国、九州に分布するユリ科またはサルトリイバラ科シオデ属の落葉つる性植物です。同じ属には半低木状のつる性植物で、赤い果実をつける「サルトリイバラ」があります。ちなみにシオデは草本。山野の草地や林縁などに生育する多年草です。茎はつる状で、巻きひげによって他のものに絡みつきます。

よく似た「タチシオデ」だと、のちに巻きひげを出して絡みますが、ふつうは最初のうち、まっすぐのびて自立しています。シオデの場合は、早い時期から巻きひげによって絡みつき、茎も他の寄りかかる傾向が強くなります。この巻きひげは葉柄の付け根のあたりから出ていて、「托葉」が変化したものだといわれています。

葉は互生。長さは5cm〜10cmくらいの長楕円形。質は厚めで表面にはやや光沢があります。並行して走る5本〜7本の葉脈が目立ちます。葉柄は1cm〜2cmくらいです。

シオデ Smilax riparia


花期は7月〜8月。球状の散形花序が葉腋から出て、淡い黄緑色の花をたくさんつけます。線香花火みたいな感じですね。ふつうは雄花と雌花が別の個体につく「雌雄異株」。花被片は6つあって大きく外側に反り返ります。雌花の花被片の方が雄花のそれよりも幅が広めです。また雄花には6本の雄しべがあり、雌花には柱頭が3つのめしべがあります。その雌しべに注目すると、花の中央にドンとある緑色の子房の上に黄色っぽい柱頭がデデンと乗っているような感じです。つまり、花柱の部分がほとんどわからないくらいの短さなのです。

果実は直径1cmほどの球形の「液果」で、熟すと黒色になります。タチシオデの方は、白い粉をかぶったような黒色です。本当なら1cmくらいにもなっているはずの果実ですが、年を越した真冬ともなれば、かなり萎びてシワシワになっていました。写真のようになる前に、鳥にでも食べられていたら遠くまで種子を運んでもらうこともできたでしょうに。

【和名】シオデ [牛尾菜]
【学名】Smilax riparia
【科名】ユリ科 LILIACEAE (サルトリイバラ科 SMILACACEAE)
【撮影日】2006/01/08
【撮影地】山梨県

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2006年01月17日

サルトリイバラ

サルトリイバラ Smilax chinaサルトリイバラ Smilax china


サルトリイバラは、北海道、本州、四国、九州に分布し、山野の草地や林縁などによく生育しています。ユリ科またはサルトリイバラ科のシオデ属の落葉つる性植物で、葉柄から出る「巻きひげ」で絡みついたり、全体的に茎を他のものにあずけながらのびていきます。この植物を初めて知ったとき、ユリ科と覚えました。ユリ科の植物の多様性の高さに驚かされたものでしたが、現在はサルトリイバラ科とされることの方が多くなっているようですね。

茎は節ごとにカクカクと折れたジグザグ状。トゲがポツポツと生えています。結構堅めのトゲです。サルトリイバラという名前は、このトゲにサルが引っかかって人に捕らえられることからきているのだとか。

葉は互生。だいたいは円形〜楕円形で、パッと見たところ丸っこいものですが、先端はちょこっととがって裏面に向かって反っています。そのため、先はとがっているというよりは、ちょっとくぼんでいるように見えます。長さは5cm〜10cmくらい。表面は光沢があって分厚い葉です。平行に走る3本〜5本の葉脈が目立ちますが、その主だった葉脈の間には網目状に細かい葉脈が見られます。縁にはギザギザ(鋸歯)はなく全縁で、ややウネウネと波打つことがあります。

また、特に若いうちは赤っぽい縁取りがよくみられます。葉柄や枝も赤みがかっていることも多いです。裏面はちょっと白っぽくなっています。そして、全部の葉柄ではないようですが、長さ5mmくらいの葉柄の両側には、きっと「托葉」だと思いますが、翼状の部分があって、だいたいその両側から1本ずつ巻きひげが出ます。

サルトリイバラ Smilax chinaサルトリイバラ Smilax china


花期は4月〜5月。葉の脇(葉腋)から花序を出して、黄緑色の花を数個〜十数個ほどつけます。花序は丸っこい球状の散形花序になります。春〜初夏の草木の芽吹きの季節、黄緑色の花はちょっと地味な方ですが、その季節感によく合う色合いです。花被片は6つ。光沢のある感じの花被片で、先は結構激しく外側に反り返ります。6枚はやや大きめの外側の3枚と、やや小さめの内側の3枚があって、このあたりはユリ科っぽい感じもありますね。

果実は球形の「液果」で、直径は8mm程度。熟すと真っ赤になります。すっかり落葉したあと、真冬の時期でも赤い果実が見られることも多いです。雄花と雌花は別の株につきますが、雄花には6本の雄しべがあり、雌花にある雌しべの先は3つにわかれています。ということで、サルトリイバラはふつう雌雄異株なので、赤い果実がなっているということは、写真の個体は雌株だったということでしょうね。

落葉して葉がなくなってしまった茎は、ジグザグの棒になっていて、何だかちょっと堅そう。ちょっと太い部分、どうやらこれは葉柄の翼の部分がかぶさって残っているようですね。

【和名】サルトリイバラ [猿捕茨]
【学名】Smilax china
【科名】ユリ科 LILIACEAE (サルトリイバラ科 SMILACACEAE)
【撮影日】2006/01/08
【撮影地】山梨県

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2006年01月16日

野の草:枯れ草の中の綿毛たち

身近なところから高い山の上までいたるところで見られるキク科の植物。ふつう種子といっているものは、本当は「そう果」という果実にあたるものですよね。キク科の植物には、そのそう果の上部に、風に乗って運ばれるくらいの「冠毛」をつけるものもたくさんあります。 その冠毛を見て、触って、飛ばして。花の終わった後も楽しめます。今回の写真は、多くの植物が枯れ果てた真冬の草原でのものです。ところどころ突き出している立ち枯れた姿を残す植物たち。よく見ると何種類かのキク科の植物にはまだ綿毛をつけたものも見られました。

オヤマボクチ Synurus pungensオヤマボクチ Synurus pungens 【和名】オヤマボクチ [雄山火口]
【学名】Synurus pungens

巨大な総苞から長めの冠毛のついた種子が出てきます。冠毛はあまりフワフワではないですが、パッと開いて風に乗ります。

タムラソウ Serratula coronata subsp. insularis 【和名】タムラソウ [田村草]
【学名】Serratula coronata subsp. insularis
タムラソウ

花時期の見た目がアザミ属によく似て見えるタムラソウ。上向きに咲き、草原で遠くから見るとノアザミやノハラアザミあたりに見えるかもしれません。でも葉はまったく違いますよね。枯れたときの総苞の感じもアザミ属のそれとは雰囲気が違っています。茶色さが違うとでもいいましょうか。それにかれても総苞片があまり反り返らず張り付いていますよね。

オケラ Atractylodes ovata 【和名】オケラ [朮]
【学名】Atractylodes ovata
オケラ

枯れてもしっかり残る魚の骨状の「苞」。これが大きなポイント。ボワボワとした羽毛状の冠毛も目を引きますね。カサカサの葉の縁の細かい鋸歯も要チェック。

タイアザミ Cirsium nipponicum var. incomptum 【和名】タイアザミ(トネアザミ)
【学名】Cirsium nipponicum var. incomptum

ただでさえ区別が難しいといわれている日本のアザミ属。冠毛だけでは無理だといってよいでしょう。枯れ果てた状態ではなおのこと。そこで一応の決め手となるのは総苞の大きさや形、総苞片の形状、腺体の有無やその様子、花や葉があればもちろんチェック。または筒状花の広筒部と狭筒部の長さなども要チェックですね。

ただし、枯れると本来は反り返っていないはずの総苞片が反り返っていたりしますから、そういう状態では同定といえるほどでもなく、精度はちょっと低くなってしまいますね。ある程度、分布域から種を絞り込んで、だいたいそうだろうということになります。詳しくはどうしても花の最盛期に、付近の個体群レベルで多くの個体を観察することで同定することになりますよね。今回、タイアザミとしているものだって、分布域と大きさなどから絞り込んでのものです。

【科名】キク科 COMPOSITAE (ASTERACEAE)
【撮影日】2006/01/08
【撮影地】山梨県

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2006年01月12日

カワラナデシコ

カワラナデシコ Dianthus superbus


カワラナデシコは、本州、四国、九州に分布し、山野の日当たりのよい草地などに生育するナデシコ科ナデシコ属(Dianthus)の多年草です。分類学的には北海道や本州中部に分布する「エゾカワラナデシコ」の変種という扱いです。単に「ナデシコ」というと、ふつうはこのカワラナデシコをさしているようですね。そのほか、中国原産の「セキチク」と区別するためにヤマトナデシコともいうそうですね。

上部の方で枝分かれして、草丈は30cm〜50cm以上にもなります。茎は少し粉をふいたように白っぽい。葉はナデシコ科らしく対生。長さは3cm〜8cmほどの細長い線形で、付け根の方は茎を抱きこんでいます。

花期は7月〜10月。秋の七草の1つにあげられています。花弁の先はヒラヒラと糸状に裂けています。長さ3cm〜4cmほどの細長いガク筒があって、花弁はその筒の外に出ている花びらの部分だけでなく、外からはわかりませんが、細長くなってガク筒の中に入っている部分とがあります。外の花びらの部分を「弦部」、中の細い部分を「爪部」といったりします。その弦部、つまり花の中央辺りの部分には毛が生えています。また、ガク筒の下には3対〜4対の苞があります。エゾカワラナデシコの場合は、この苞が2対です。

わずかに雪も積もる冬の草原。あたりにはオヤマボクチやタムラソウ、タイアザミやオケラといったキク科の面々の立ち立ち枯れた姿があります。この面々は綿毛を携えているので枯れた姿でも十分目を引く存在です。一方、その傍らではカワラナデシコの立ち枯れた姿が。こちらはガク筒をいくつも突き出してはいますが、ちょっと控えめな枯れ姿。繊細な花弁の片鱗はもうどこにも見当たりませんね。

【和名】カワラナデシコ [河原撫子]
【別名】ナデシコ
【学名】Dianthus superbus var. longicalycinus
【科名】ナデシコ科 CARYOPHYLLACEAE
【撮影日】2006/01/08
【撮影地】山梨県

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2006年01月11日

ツノハシバミ

ツノハシバミ Corylus sieboldianaツノハシバミ Corylus sieboldiana


ツノハシバミは、北海道、本州、四国、九州に分布し、山地や丘陵地の雑木林など、日当たりのよい場所に生育するカバノキ科ハシバミ属(Corylus)の落葉低木です。高さは2m〜4mくらいで、株立ち状の樹形になります。樹皮は灰褐色、滑らかですが、それなりに目立つ皮目があります。また、若い枝には葉柄とともに毛が見られます。

葉は互生。長さ5cm〜10cm、幅は5cm内外。葉の形はおおむね先が急に細くなって尾状にとがった卵形〜楕円形ですが、丸みがあるものと、やや角ばったものが見られます。縁のギザギザはすべて一定ではないこともあって、ところどころ目立つ葉脈が到達した鋸歯は少し張り出したギザギザになる場合があります。中央の葉脈と8対〜10対の側脈が葉の裏面にくぼんで、裏から見ると脈が隆起してよく目立ちます。また若い葉には紫色っぽい模様が見られることもあります。葉柄は長さ5mm〜2cmくらいで毛があります。

ツノハシバミ Corylus sieboldiana


花期は3月〜5月。葉の展開に先がけて開花します。雄花と雌花は同じ株につく雌雄同株で、雄花序は前年度にのびた枝の先から垂れ下がります。雄花序の長さは5cm前後です。雄花の冬芽は年明けのこの時期くらいにはそれなりに長くなっていてもいい感じなのですが、写真の株では、おや?どこにあるのやらでございます。

雌花は雄花序よりも上部につき、芽鱗に包まれた冬芽から少しのびた状態で、先から赤っぽい花柱をのぞかせます。雄花のような長い花序にはなりません。花柱といっても柱みたいではなく細長くてチョロチョロしたものです。

果実は「堅果」で、下のほうが膨み、先はくちばし状になって「とっくり」のような形です。毛の密生した総苞に包まれています。1つ〜4つ集まってついて、とても特徴的。この様子から、名前に「ツノ(角)」とついています。ツノハシバミは「ヘーゼルナッツ(セイヨウハシバミ Corylus avellana)」と同じ仲間。果実は食べられます。

【和名】ツノハシバミ [角榛]
【学名】Corylus sieboldiana
【科名】カバノキ科 BETULACEAE
【撮影日】2006/01/08
【撮影地】山梨県

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2006年01月10日

ガガイモ

ガガイモ Metaplexis japonicaガガイモ Metaplexis japonica


ガガイモは、北海道、本州、四国、九州に分布し、山野の日当たりのよい草地などに生育するつる性の多年草です。葉は対生。長いハート形。幅は3cm〜5cmくらい、長さは5cm〜10cmほど。先はとがっています。表面は光沢のある緑色、裏面はやや白っぽい緑色。

花期は8月。葉の脇(葉腋)から花序が出ます。花序は球状で、遠目には白っぽいような紅紫色の花が集まってつきます。1つ1つの花の直径は1cmほど。外側はほぼ白色、内側は紅紫色。白っぽく見えるのは、外が白いだけでなく、内側には白っぽい長めの毛が密生しているからなんですね。夏の咲くのでケバケバは温かすぎかな。花冠の先は5つに分かれて星型、結構ぶ厚くみえます。

花の中央に見えているのは、雄しべと雌しべがくっついた「ずい柱」です。その先には柱頭が突き出しています。ガガイモ科の花では花冠ののどの部分に「副花冠」というものがあります。その副花冠はふつうずい柱の基部をとりまいています。咲いている花の中心部分をまじまじと見ると、副花冠の存在が見えてくるはずです。

果実は長さ10cmくらいの「袋果」で、先のとがった披針形。表面にはブツブツの突起があります。その果実の中には楕円形の種子ができます。この種子には翼がある上によく風にのる「種髪」もあります。種髪は、絹のような毛で、タンポポの綿毛(冠毛)のようなものです。袋の中から出た種子の種髪はパッと開いてなかなか美しいものです。

【和名】ガガイモ
【学名】Metaplexis japonica
【科名】ガガイモ科 ASCLEPIADACEAE
【撮影日】2006/01/08
【撮影地】山梨県

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2006年01月07日

オヤマボクチ

オヤマボクチ Synurus pungens


オヤマボクチは、北海道、本州の中部以北、四国に分布し、山野の日当たりのよい場所に生えるキク科ヤマボクチ属の多年草です。しばしば紫色っぽくなった茎も太めで、草丈は1m〜1.5mを超えることも。草本としては結構な大物で、つける頭花も迫力があります。全体にアザミ属に似た印象もありますが、アザミ属のように葉にトゲはありません。茎は上部でよく枝分かれします。

葉は互生。下部の葉はとても大きく、長さは15cm〜30cmを超えるくらいにもなりますが、上部の葉ほど小さくなります。表面は濃いめの緑色ですが、裏面には白い綿毛が密生しています。縁には鋸歯あり。

同属のハバヤマボクチによく似ていますが、葉の形、特に付け根の形が違います。ハバヤマボクチは三角状で付け根の部分が横に張り出して、その張り出した部分の先が少しとがる感じになります。オヤマボクチの葉は広卵形で、付け根の形は心形、丸っこい感じです。といっても少々微妙なときもありますよね。

オヤマボクチ Synurus pungens


花期は9月〜10月。長めの柄の先に1つずつ大きな頭花を斜め下向きにうつむき加減につけます。頭花の直径は、フジアザミよりは小さめですけれど、4cm〜5cmにもなります。ふつう花びらといっている「舌状花」はなく、すべて濃い紫褐色の筒状花(管状花)からできています。その筒状花はふつうは両性です。総苞の部分は鐘形。総苞片は堅くトゲのように細長くて、外側に開いています。特により外側にある「総苞外片」は反り返ります。総苞には白いクモ毛が多くみられますが、蕾の時にはもっと目立ちます。

ハバヤマボクチとの花の違いをみるなら、1つ1つの筒状花をとりだして、筒の部分の様子を観察します。筒はより幅広の部分と細い部分がありますが、オヤマボクチの場合はその細い部分の長さの割合が短くなっています。ハバヤマボクチだと広筒部と狭筒部が同じくらいの長さです。

アザミ属(Cirsium)の頭花に似ていますが、大きな違いは「冠毛」です。アザミの冠毛はフワフワの羽毛状。でもオヤマボクチの冠毛は羽毛状でなく、褐色を帯びた剛毛なんです。長さは2cmくらいあります。そう果は長さ5mm〜6mmくらいです。

秋も深まり冬の足音が近づく11月の山中。まだ秋の花がちらほら残る林道脇。最盛期は過ぎてしまったけれど、ドライフラワーになるまでには、まだ間のありそうなオヤマボクチの頭花。その総苞片の間には、カメムシたちが数匹もぐりこんでいました。越冬の準備なのかどうなのか。よくまぁ、そんな隙間に入ったものだと感心させられるのでした。

【和名】オヤマボクチ [雄山火口]
【学名】Synurus pungens
【科名】キク科 COMPOSITAE (ASTERACEAE)
【撮影日】2005/11/06
【撮影地】東京都檜原村

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2006年01月05日

シロダモ

シロダモ Neolitsea sericeaシロダモ Neolitsea sericea


シロダモは、本州の東北南部以西、四国、九州に分布し、山地や丘陵地に生育するクスノキ科シロダモ属の常緑高木です。高さは10m〜15mほどになります。樹皮は灰褐色で、ボコボコと隆起した丸っこい「皮目」があります。若い枝は緑色。

葉は互生ですが、枝の先に多くが集まってやや輪生状につきます。長さ8cm〜15cm前後、幅5cmくらいの細長い卵形〜長楕円形。縁にギザギザ(鋸歯)はなく全縁です。ちぎるとやはりちょっとだけ、クスノキ科らしく独特の香りがします。質は厚めの革質で、表面は光沢のある濃い緑色。裏面は粉をふいたような灰白色で、褐色の毛があります。特に若葉のころには表面にも毛が見られますが、次第になくなっていきます。

シロダモの仲間、クスノキやヤブニッケイなどはよく似た葉をつけます。その大きな特徴は、葉の付け根よりちょっと上の部分からはっきりとした3本の葉脈が分かれて出ていること。そういう葉脈は、「三行脈」と呼ばれます。中でもシロダモは葉が大きくて、クスノキやヤブニッケイよりも大きめです。葉の裏の白さも際立ちます。

シロダモ Neolitsea sericea


花期は10月〜11月。多くの落葉樹の葉が色づき、葉を落とし始める時期に開花します。花はちょっと茶色みがかったような黄色で、葉腋に散形状に数個つきます。同じころふつうに咲いている樹木といえば、ヤツデ、ビワ、サザンカってところでしょうか。こちらの近辺では、他のクスノキ科の花も、多くは早春〜初夏ごろですからね。

雌花と雄花が別の個体につく雌雄異株です。雄花の方は多数の雄しべが目立ちます。そして、花時期に赤い果実が見られるのは、雌株ってことになりますね。長さ1.5cmくらいの楕円形の果実は、花がついている部分よりも下部に見られます。熟すのに一年かかるので花と同時に見られます。

【和名】シロダモ [白だも]
【別名】シロタブ
【学名】Neolitsea sericea
【科名】クスノキ科 LAURACEAE
【撮影日】2005/11/13
【撮影地】東京都あきる野市

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2006年01月03日

シダレザクラ

シダレザクラ


シダレザクラは、エドヒガン(江戸彼岸)系の枝垂れ性のタイプです。ベニシダレ、ヤエベニシダレなどいろいろな園芸品種があります。枝垂れ性のサクラはエドヒガン系のほかにもありますが、最もよく見られるのがエドヒガン系で、本来はそのエドヒガン系のものを「シダレザクラ」というそうです。

エドヒガンの学名は、Cerasus spachiana f. ascendens、または、Prunus pendula f. ascendensで、本州、四国、九州の山地に見られる落葉高木です。高さは20mにも達します。種小名の「pendula」には「垂れ下がった」という意味がありますが、エドヒガンは特に枝垂れているというわけではないですよね。ちなみに、ソメイヨシノはオオシマザクラとエドヒガンの雑種だそうですね。一般にソメイヨシノは寿命が短く、それに比べるとエドヒガンは長寿だといわれています。

それにしても、シダレザクラは、本当、すっごく垂れ下がりますよね。ほとんど真下に向かって細めの枝が垂れ下がりますが、これは、枝の伸長が早く重力に打ち勝つ力がなくて、下垂したまま木質化するからなんだそうです。樹皮は縦に裂ける感じ。

シダレザクラシダレザクラ


葉は互生。長さは5cm〜10cmくらい、幅は2cm〜4cmほどとサクラの中では細長い長楕円形。先は細長くとがります。縁のギザギザ(鋸歯)は粗めの単鋸歯か重鋸歯。葉柄は1cm〜2cm。ポチッと膨らんだ突起状の「腺体」は、だいたい葉の付け根にあります。

花期は3月下旬〜4月上旬。葉の展開に先がけて開花します。花は淡い紅色〜白色の5弁花。咲き始めはやや濃い色ですが、次第に白色に近くなります。桜の花びらを描くとき、花びらの先をちょこっとくぼませますが、このシダレザクラの場合も、ふつう花弁の先は2つに裂けます。雄しべは多数、雌しべは1本です。

ガクには毛が生えていて、ガク筒は短く下の方がプクッと膨らんでいます。ガク片は先が5つに裂けて縁は細かくギザギザがあります。ガクの形状はサクラ属のチェックポイントとして重要ですね。

【一般名】シダレザクラ [枝垂桜]
【別名】イトザクラ
【科名】バラ科 ROSACEAE
【撮影日】2005/11/27
【撮影地】東京都新宿区

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2005年12月27日

シモバシラ

シモバシラ Keiskea japonica


シモバシラは、本州関東以西、四国、九州に分布し、山地の林内などに生育する多年草です。シモバシラと聞くと、ふつうは冷え込みの厳しい朝、地面からニョキニョキ出たものを思い浮かべます。でも、これ、植物の名前にもあるんです。俗称ではなく、ちゃんと図鑑にも出てくる名前です。シモバシラというからには、やっぱりそれだけの理由があります。写真のような状態になるからなんですね。では、どうしてそうなるかというと。。。

多年草のシモバシラは、冬になっても完全に枯れてしまうわけではありません。厳冬期にはほとんど活動を休止してしまいますが、まだそれほどでもない特に初冬のころには、地上部がすっかり枯れて見える状態でも、なお地下にある茎や根は活動を続けています。そして地下部の茎は根から水分を吸い上げます。いわゆる「毛細管現象」というものです。

でも、葉や地上に出ている茎はすでに枯れていて、地上部に出るとそれより上には吸い上げられず、地表付近の気温が氷点下なっていると、水分が一部凍ったりして膨張し、圧力に耐えかねて茎が破裂してしまいます。その後もその茎の割れ目から出てくる水分が次々と凍って、次第に横に広がって霜柱のような状態となります。それで、この植物は「シモバシラ」と呼ばれています。できる形は条件によっていろいろで、個性豊かな霜柱が楽しめますよ。

この現象は、シモバシラだけではなく、他のシソ科やキク科の植物などでも見られます。霜柱ができているからすべてシモバシラだとは限らないので、どの植物の霜柱なのかは、枯れた植物の姿から判断することになりますね。ほほほっ。

この現象が脚光を浴びるシモバシラですが、花も白色でなかなかよいものです。草丈40cm70cmほどのシソ科シモバシラ属の植物で、9月〜10月ごろ、長さ7mm〜8mmくらいの唇形花をつけます。花序は上部の葉腋から出ます。花序の長さは5cm〜10cmほど、唇形花はその花序の片側に片寄ってつきます。花冠は浅く2つに裂けた上唇とやはり浅く3つに裂けた下唇からできています。その花冠からは4本の雄しべと雌しべが突き出ています。

シモバシラ Keiskea japonicaシモバシラ Keiskea japonica


ガク片の長さは3mmくらい、先が5つに裂けています。ガク片は地上部が枯れてもよく残っています。このガク片や花序の出かたが、それがシモバシラの霜柱かどうか判断するポイントになるでしょうね。ちょっと怪しげな説明ですが、シモバシラの霜柱。だいたいこんな感じでよいですかね。

葉は対生。長さ10cm前後の長楕円形。縁には粗いギザギザ(鋸歯)があります。茎はシソ科らしく4稜形で角ばっています。花序の片側に花が片寄ってつくシソ科といえば、ナギナタコウジュという植物がありますが、シモバシラの葉や茎にはナギナタコウジュのような香りはありません。

【和名】シモバシラ [霜柱]
【別名】ユキヨセソウ [雪寄草]
【学名】Keiskea japonica
【科名】シソ科 LABIATAE (LAMIACEAE)
【撮影日】2005/12/24
【撮影地】東京都八王子市

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2005年12月23日

ヤクシソウ

ヤクシソウ Crepidiastrum denticulatum


ヤクシソウは、身近なところによく見られるキク科の越年草ですが、学名は現在、アゼトウナ属(Crepidiastrum)とされているようですが、初期のころは「Paraixeris denticulata」とされたこともあれば、オニタビラコ属(Youngia)に分類されることもあります。

北海道、本州、四国、九州に分布し、山野の道端や草地、林縁部などの日当たりのよい場所に生育しています。全体に毛はなく、やや色が薄い感じ、柔らかそうにみえます。茎はよく枝分かれして、しばしば赤みを帯びて、草丈は30cm〜1mを超えるくらいまでなります。小さいものでも結構花をつけるので、地面に近いところで咲いているのも見られますね。何となくヨロヨロと枝が垂れ下がって、何となく無造作な感じがします。

葉は互生。質は薄く、裏面は粉をふいたように白っぽくなっています。形や大きさがちょっと不ぞろいなところがあって、とらえどころのないような形の葉です。ですが、あえて形を書くなら、楕円形〜倒卵形です。長さは数cm〜10cmくらい、幅は2cm〜3cm程度。縁のギザギザ(鋸歯)は浅く入ります。付け根は多くの場合かなりしっかり茎を抱いています。

「ヤクシソウ」という名前は、その葉の形を薬師如来の後ろにある飾り(光背)に見立てたものといわれています。 しかし、名前の由来には諸説あって、薬師堂の近くで見つけられたからとか、薬用になることからなどといわれているそうです。

花期は8月〜11月。枝の先や上部の葉の脇(葉腋)に短めの花序を出して、数個ずつの頭花をつけます。花序には小さな苞葉も見られます。頭花は明るい黄色で、直径は1.5cmほどです。先がギザギザになった十数個の「舌状花」があります。筒形の「総苞」の部分は緑色ですが、濃いこともあれば、薄い色のこともあるようですね。総苞の長さは7mm〜8mmくらい。蕾や咲き始めの時期には上を向いているのですが、何だか次第にうなだれたような状態になります。

果実はやや黒っぽい濃い褐色の「そう果」で、長さは3mmほどしかありません。そのそう果には真っ白な「冠毛」がついています。木枯らしの冬の野山、そこらじゅうが落ち葉色に包まれた中、ヤクシソウの純白の冠毛が妙に目立ち、異彩を放ちます。いろいろあるキク科の植物の冠毛も、初冬のころまで咲くヤクシソウが、今シーズンの最後かな。

【和名】ヤクシソウ [薬師草]
【学名】Crepidiastrum denticulatum
【科名】キク科 COMPOSITAE (ASTERACEAE)
【撮影日】2005/12/11
【撮影地】東京都八王子市

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2005年12月22日

キッコウハグマ

キッコウハグマ Ainsliaea apiculataキッコウハグマ Ainsliaea apiculata


キッコウハグマは、北海道、本州、四国、九州に分布し、山地や丘陵地の林内の少し乾燥気味の場所によく見られるキク科モミジハグマ属の多年草です。多年草というと、少し大きめの草本を思い浮かべますが、キッコウハグマは小さな草本です。葉は地面にはりつくように出ます。草丈は、花茎がのびた状態で10cm〜30cmほどです。

葉は三角状のハート形。葉身の長さは1cm〜3cmほど。ふつうは三角形や五角形に見えますが、時にごく浅く5つに裂けます。それに丸っこいこともあって、意外にも結構、多型ですね。キッコウハグマという名前の「キッコウ(亀甲)」は、この葉の形が亀の甲の形に見えるところからきているそうです。

根もとの方に集まってつく葉は、より茎の上から出て中心の方に見える葉は葉柄が短いですが、より外側にある葉には長い葉柄があります。というより、後から出た葉は葉柄が短いけれど、古い葉になるほど次第に葉柄が長いといった方がよいのでしょうかね。両面にやや長めの毛が生えています。葉の大きさや葉柄の長さはちょっと不ぞろいなんですよね。

花期は9月〜10月。茎の上部の総状花序に、ややまばらに頭花をつけます。キク科の花なので、一見、1つの花に見える頭花には、3つの「小花」があります。花冠は長さ1cmくらいで白色です。小花の先は5つに深く裂けて、細い花びらのように見えます。でもキッコウハグマの花びらに見えるものは、舌状花ではなく筒状花です。開放花の小花3つは両性の筒状花です。総苞の部分は細長い筒状で、長さは1cm〜1.5cmほどです。

キッコウハグマは、ふつうに開く開放花のほかに、開かずに結実する「閉鎖花」もよくつけます。果実は「そう果」といって、長さは4mm〜5mmくらい。淡い褐色の羽状の「冠毛」があります。

【和名】キッコウハグマ [亀甲白熊]
【学名】Ainsliaea apiculata
【科名】キク科 COMPOSITAE (ASTERACEAE)
【撮影日】2005/11/20
【撮影地】東京都八王子市

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2005年12月21日

ノササゲ

ノササゲ Dumasia truncata


ノササゲは、本州、四国、九州に分布し、山地や丘陵地の林縁などに生育するマメ科ノササゲ属のつる性の多年草です。結構、身近なところにもふつうに生えているのですが、少し暗めの林内で見られることも多くて、あまりたくさん花をつけているのに出会わなかったりします。果実となると、またなかなか見られなくて、今シーズン見ることができたのは、結局この記事の写真のものだけでした。

葉は質の薄い3つの小葉からできています。表面はやや青みの強い緑色で、薄めの色のこともありますが、裏面はもっと色が薄くて白っぽいです。小葉は長卵形。3枚ともそれほど大きさの差はないですが、頂小葉がやや大きめで、長さは5cm〜15cm、幅は2cm〜4cm。ヤブマメやツルマメなどより葉は大きいのですが、毛は裏面にまばらにあるくらいだし、質が薄く葉脈のシワシワ感がないので、ノササゲの葉は繊細に見えます。

ノササゲ Dumasia truncataノササゲ Dumasia truncata


花期は8月〜9月。葉腋から小さめの花序を垂らして数個の花をつけます。花は淡い黄色のマメ科の「蝶形花」です。長さは1.5cm〜2cmほど。ガクが細長い筒状です。そのガク筒の先は斜めにスパッと切ったような形で、裂片状には裂けないようですね。

豆果は、長さは3cm〜5cm、幅は8mmくらい。先に近い方がやや幅の広い形の鞘で、中に入った豆にそってボコボコとくびれて数珠状になります。ヤブマメだと特に豆果の縁の部分に毛が多く、ツルマメだと枝豆のように毛深いですが、ノササゲの豆果には毛が見られません。

熟すと鞘(豆果)自体が紫色になって、2つに裂けます。中の豆(種子)は、黒紫色の球形で、白っぽく粉をふいたようになっています。1つの鞘の中の種子は3つ〜5つほどです。裂けた豆果からぶら下がった種子は、かなり長い間、豆果から離れずにくっついています。

【和名】ノササゲ [野大角豆]
【別名】キツネササゲ
【学名】Dumasia truncata
【科名】マメ科 LEGMINOSAE (FABACEAE)
【撮影日】2005/11/23、2005/10/13
【撮影地】東京都日野市

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2005年12月20日

クマヤナギ

クマヤナギ Berchemia racemosa


クマヤナギは、北海道、本州、四国、九州に分布し、山地や丘陵地の林縁などに生えるクロウメモドキ科クマヤナギ属の落葉つる性植物です。クロウメモドキ科。ちょっと聞きなれないかもしれない科ですが、クロウメモドキという樹木も日本に自生していて、山地に見られる落葉低木です。庭木や果樹として植えられる「ナツメ」もクロウメモドキ科です。

枝は細長くのびて、やや大雑把に他のものに絡みつきます。絡みつくというより他の木に寄りかかって、よく垂れ下がっています。茎は太くても10cm〜15cmくらいのものではないでしょうか。でも質は丈夫です。若い枝は緑っぽく、古い枝は黒っぽくなります。

春、時々見られる芽生えたちは、茎がものすごく細く、小さな葉はとても繊細で、これはいったい何の草の芽だろうかと、一見、木本的ではないような姿が見られます。近縁種には、葉の大きな「オオクマヤナギ」、逆に小さな「ミヤマクマヤナギ」などがあります。

葉は互生。長さ5cm前後の卵形〜楕円形です。先は丸く少しくぼんだものと、ややとがったものが見られます。表面は緑色、裏面はやや白っぽい。毛は少なくて、裏面の葉脈の付け根あたりに見られるくらいです。

側脈は7対〜9対あって平行してのびているので、パッと見には直線的な脈にもみえますが、よくみるとゆるくカーブして葉縁に達しています。この側脈の様子がとても整然とした感じで、特徴的です。葉柄の長さは1cm前後です。

クマヤナギ Berchemia racemosa
コナラに絡まった太めのツル

花期は7月〜8月。枝の先や葉の脇(葉腋)からちょっと細長い感じの円錐状の花序をのばして、小さな花がたくさんつきます。花はやや緑色を帯びた白色。花弁もガク片も5つずつありますが、外側のガク片の方が、中にある花弁より目立ちます。雄しべも5本です。

果実は楕円形の「核果」で、長さは5mmくらいです。この果実は1年かかって熟します。はじめ緑色だった果実は、赤色になり、最終的には黒色に熟します。もう多くの木々の葉が落ちた師走の林の中、クマヤナギは比較的遅くまで葉が残っているようです。他の落ち葉の水分がなくなって縮れてきているころ、その上にハラハラと降ってくるクマヤナギの黄色い葉も、霜に覆われていました。

【和名】クマヤナギ [熊柳]
【学名】Berchemia racemosa
【科名】クロウメモドキ科 RHAMNACEAE
【撮影日】2005/12/17
【撮影地】東京都日野市

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2005年12月19日

コゴメウツギ

コゴメウツギ Stephanandra incisa


コゴメウツギは、北海道、本州、四国、九州に分布し、山地や丘陵地の林縁などによく生えるバラ科の落葉低木です。根もとの方からそう生し株立ち上になって、よく枝分かれもして、高さは1m〜2mになります。若い枝は褐色ですが、後にやや灰色っぽくなります。

葉は互生。形は三角状の卵形で、先は細長く尾状になってのびます。縁はやや羽状に深く裂けたり、浅く裂けたりします。さらに切れ込んだ裂片も含めて、ギザギザとやや不規則な感じの「鋸歯」があります。ちょっと重鋸歯っぽいですかね。葉身の部分の長さは2cm〜6cmくらい。葉柄の長さは5mm前後で少し毛があります。付け根の方は少し心形にくぼんでいて、そのあたりから3本の目立つ葉脈が出ています。表面はやや黄色みのある緑色。裏面はちょっと白っぽい薄い緑色。毛はパラパラと両面に散らばって生えていて、裏面の葉脈にはややかたまって生えているのが見られます。

花期は5月〜6月。小さめの円錐状の花序に、それなりにたくさんの花をつけます。1つ1つの花は小さな白色〜クリーム色の5弁花です。直径は5mmもないくらい。花弁はちょっと細長いヘラ形〜楕円形。花弁より少し短い卵形のガク片が、花弁と花弁の隙間からのぞきます。ガク片も白色。雌しべは中央に1本あって、それよりも少し長い雄しべが10本、雌しべの周りを取り囲んでいます。

コゴメウツギ Stephanandra incisaコゴメウツギ Stephanandra incisa


名前は、ユキノシタ科(アジサイ科)の「ウツギ」に似ていて、小さな花をつけることから「コゴメウツギ(小米空木)」というそうです。花自体は、あまり似ているわけではないかなと思いますが、花期は同じころで、似たような場所にも見られこと、花は白っぽいことなど、共通点はあるかなと思います。

花後には、小さな球形の「袋果」ができます。バラ科の樹木ですが、果実は赤くなるわけではないので、花時期以外、なかなか注目を浴びることがないかもしれませんが、秋には葉が黄色に色づきます。冬芽は濃い赤褐色です。

【和名】コゴメウツギ [小米空木]
【学名】Stephanandra incisa
【科名】バラ科 ROSACEAE
【撮影日】2005/11/20、2005/12/11
【撮影地】東京都八王子市

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2005年12月16日

マユミ

マユミ Euonymus sieboldianusマユミ Euonymus sieboldianus


マユミは、北海道、本州、四国、九州に分布し、山地や丘陵地などに生育するニシキギ科ニシキギ属の落葉小高木です。高さは3m〜5m、大きいものでは10m前後になります。樹皮は灰褐色で、縦に裂けて縦のすじ模様になります。一年枝は緑色〜紫褐色。

葉は対生。やや長めの楕円形で、長さ5cm〜15cm、幅は2cm〜8cmほど、と少し大きさはばらつく感じ。先端は急に細くなることが多くとがっています。付け根の方の形は、くさび形〜やや円形とまあごくふつうの様子。縁のギザギザ(鋸歯)は細かく繊細なもので、やや波状。表面は濃い緑色、裏面は表面よりは少し薄めの緑色。特に白っぽくはないかな。葉柄は1cm〜2cmくらい。

マユミ Euonymus sieboldianusマユミ Euonymus sieboldianus


葉の毛は脈上にあるくらいで、あまり多い方ではないでしょう。葉脈上に突起状の毛が生えているタイプを特に「カントウマユミ (Euonymus sieboldianus var. sanguineus)」といいます。この毛ですが、あるいは毛のような突起(毛状突起)といった方がいいのかな。

中央の葉脈から出る側脈はやや角度が大きめに出て、比較的横方向にのびるイメージかな。というのも、側脈はダイレクトに葉縁に到達しないんですね。側脈の先は丸くカーブして隣の側脈などと合流。その葉脈が表にも裏にも隆起しているから何とも不思議です。

花期は5月〜6月。前年度にのびた枝から集散花序を出します。長さ5cm前後の花序には小さな花をまばらにつけます。花の直径は1cmに満たないもの、色は黄緑色。花弁、ガク片はともに4つです。そして、雄しべも4本という4数性。地味めの花ですが、雄しべの先にある紅紫色の「葯」が目立ちます。

マユミ Euonymus sieboldianusマユミ Euonymus sieboldianus


果実には4つの稜がありますが、4つの角っこが等間隔にならず、ちょっといびつな形になっていることもあります。何形といったらよいものやら。長さは1cmほど。秋にはセンスのよい紅色に熟して、4つに裂けます。よく似た同属のツリバナやオオツリバナなどは、熟した果実が5つに裂けるところが大きく違っています。

熟した果実が裂開すると、中からは赤い仮種皮に包まれた種子がぶら下がります。それはそれはとても美しいもので魅了されます。冬芽はずんぐりしていて、先はそれほどとがった印象はありません。これに対してツリバナの冬芽は細くて先がとがっています。マユミの冬芽の芽鱗は枝と同じ色で、縁がやや薄い色になっています。しばしば縁は白っぽくて毛が見られることもあります。

マユミという名前。まるで人の名前のようで、とても可愛らしい感じがしますが、これは、この木の材が緻密なので、かつてこの木で弓を作ったところからきているのだそうです。人の名前ではないんですね。。。

【和名】マユミ [真弓、檀]
【学名】Euonymus sieboldianus
【科名】ニシキギ科 CELASTRACEAE
【撮影日】2005/10/20、2005/12/11
【撮影地】東京都日野市、八王子市

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2005年12月15日

ツヅラフジ

ツヅラフジ Sinomenium acutumツヅラフジ Sinomenium acutum


ツヅラフジは、本州関東以西、四国、九州に分布し、山地や丘陵地などの林縁などに生育します。ツヅラフジ科ツヅラフジ属の落葉つる性の植物です。「アオツヅラフジ」とは、同じツヅラフジ科ですが別属に分類されています。茎は長くのびて他のものに絡まってよじのぼります。若い茎は緑色ですが、しだいに木化してきます。

葉はハート形に近いようなちょっと幅の広い卵形のものや、5つ〜7つに縁が浅く裂けるものもあって、葉の形はとても変化に富んでいます。今回は、地面に落ちている葉を見て、その存在に気づきました。その葉は裂けるところまでは行かないですが、縁にはちょっと鈍いかどがある感じでした。しかし、何だか様子が変なんですよね。どの葉にも葉柄がないんです。本当だったら5cm〜10cmくらいの長めの葉柄があるはずなのに。落葉時には葉柄と葉身が離れてしまうようですね。そういえば、秋に美しく紅葉していた「ツタ」もそうですね。赤い葉柄が葉身とは別々に散らばっていました。

葉の大きさは、アオツヅラフジよりは大きくて、葉身の長さは5cm〜15cm。表面は濃いめの緑色、若いうちは毛が生えていますが、しだいになくなっていきます。付け根からのびる5本〜7本の葉脈が目立ちます。

花期は5月〜7月。枝の先や葉の脇(葉腋)から円錐状の花序をのばして、小さな花を多数つけます。花序の長さは10cm〜20cm程度。ふつうは雄花と雌花が別の個体につく雌雄異株ですが、しばしば両方つけるものもあるのだとか。花は小さく色は淡い黄緑色、そう目立つものではありません。果実は球形の「核果」で、熟すと黒くなります。果実の直径は6mmくらいです。

先日、アオツヅラフジの果実の中のカタツムリのような、イモムシのようなアンモナイト状の種子、ようやく確認しました。そうなると、このツヅラフジの果実も確かめてみたくなるのですが、その日は結局、ツヅラフジの果実にはお目にかかれませんでした。。。

【和名】ツヅラフジ [葛藤]
【別名】オオツヅラフジ
【学名】Sinomenium acutum
【科名】ツヅラフジ科 MENISPERMACEAE
【撮影日】2005/12/11
【撮影地】東京都八王子市

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2005年12月14日

センボンヤリ

センボンヤリ Leibnitzia anandria


センボンヤリは、日本全土に分布し、山地や丘陵地のやや開けた林縁部や乾燥地気味の斜面などに生育する多年草です。特に希少な植物というわけではなくて、比較的ふつうの植物のはずですが、いざこれを探そうということになると、あれれ?というようなちょっと神出鬼没なところもある感じがします。偶然見かけて、ああそうだな、ここはありそうな環境かななんて思います。

春型と秋型と2型あって、季節で異なった花をつけるという変わった植物。でも春は小さめだし、秋は大きくても花は目立たず、綿毛が見えてやっとその存在に気づかされる、そんな植物なのかもしれません。キク科センボンヤリ属の植物で、センボンヤリという名前は、秋型の閉鎖花が長くのび出て様子を大名行列の「千本の槍」に見立てたものだといいます。

葉は根もとから出てロゼット状になります。春型の葉は卵形で、縁に鋸歯はありますが、あまり羽状に裂けません。特に裏面には白くてモヤモヤッとした毛(クモ毛)が多く生えています。と、図鑑の紹介ではこんな感じに書いてありますが、これは春、それなりに早い時期のことかなと思います。季節が進んで初夏ごろに見ると、羽状に裂けた葉が見られます。秋型の方は長い楕円形で、粗くギザギザと羽状に裂けます。長さは5cm〜15cmくらいになります。

センボンヤリ Leibnitzia anandriaセンボンヤリ Leibnitzia anandria


花期は春4月〜6月と秋9月〜11月。春の花の花茎の方が短めで、根もとからのびてきて高さは5cm〜15cm。まっすぐにのびた花茎の先に1つずつ頭花がつきます。花茎にはクモ毛が多いです。周辺部分には「舌状花」が一列ならんでつき、中央部には「筒状花(管状花)」があります。直径は1cm〜1.5cmほどで、ふつう舌状花は白色ですが、特に裏面はよく紅紫色を帯びています。それで、別名をムラサキタンポポとも。

秋の花の花茎は20cmくらいから長いものでは50cmくらいに達します。春の花と同じで、長くのびた花茎の先に1つつきます。ただし、花といっても「筒状花」ばかりで花びら(舌状花)もない「閉鎖花」です。筒状花だけのキク科の花は特に珍しいものではないですが、センボンヤリの秋型の筒状花は、ちゃんと開かずに結実する閉鎖花なんですね。長さは1.5cmほどで、クモ毛のある「総苞」に包まれていて、先はキュッと絞った感じになっています。

この閉鎖花は、熟すと淡い褐色の「冠毛」が広がって、地味めの綿帽子になります。タンポポの綿帽子よりはちょっと小さめです。その冠毛は長さ5mmくらいの「そう果」についています。キク科の植物のそう果というのは、ふつう一見種子に見えるので、これをタネといったりしていますが、本当は果実、それも偽果の一種なんだそうです。本来の種子はその中に1つだけ包まれています。ちなみに、写真はすべて秋型です。

【和名】センボンヤリ [千本槍]
【別名】ムラサキタンポポ [紫蒲公英]
【学名】Leibnitzia anandria
【科名】キク科 COMPOSITAE (ASTERACEAE)
【撮影日】2005/12/11、2005/11/20
【撮影地】東京都八王子市

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2005年12月13日

サラシナショウマ

サラシナショウマ Cimicifuga simplex


サラシナショウマは、北海道、本州、四国、九州に分布し、山地の林内や草原などに生育するキンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草です。上部で少し枝分かれして、草丈は1m前後になります。茎の上部には短い毛が生えています。この植物のある場所は、独特の雰囲気に包まれます。林内で咲く花を見ると、ずいぶんと深山に入りこんだような気持ちになり、草原で群生する姿を見れば、その圧倒的な存在感に驚かされます。

地下には横にのびる根茎があります。漢方ではこの根茎を乾燥させたものが、解熱や解毒に用いられるそうで、「升麻(しょうま)」と呼ばれているそうです。また、名前の「晒菜(さらしな)」は、若い葉を茹でて水にさらして食用にしたことからきているとか。

葉は互生。2回〜3回3出複葉で、葉は茎の下部のものほど大きく、特に大きな個体の葉は長さは50cmほどにも達するようなものを広げます。小葉は先のとがった卵形で、縁にはちょっと不ぞろいのギザギザ(鋸歯)があります。葉には長い柄があります。その柄の付け根は何やら膜状になっていて、茎を抱いています。

サラシナショウマ Cimicifuga simplex


花期は8月〜10月。茎の先から長い穂状花序をのばして、白色の花をたくさんつけます。花序の長さは、30cmくらいにもなって長くてでっかい試験管ブラシ状。開花してすぐのころには、花の中央部に長さ5mmくらいの白色の花弁がありますが、多くは早々に脱落してしまいます。外側にあって蕾を包んでいたやや幅の広めのガク片も花弁と同様に落ちてしまいます。あの白くてヒラヒラしたものはというと、それは雄しべと雌しべ。とくにたくさんある「雄しべ」の集団ってことになりますね。雄しべの長さは5mmちょっとくらい。真っ白な花糸が目立っています。

一見、同じ構造の花の集団ですが、その中には雌しべと雄しべ両方ある「両性花」と、雄しべだけの「雄花」が混じってついています。

果実は「袋果」で、一ヶ所から1個〜数個、わたしなんぞがヒョコッと見つけられるものは、1つや2つのことが多いです。袋果の長さは1cmほど。果実の柄の長さは5mm〜6mmで、よく見ると短毛があります。果実の時期にも、果実の先端部分に、ちょっと先の曲がったごく短い「花柱」が残っています。果実の袋の中には、薄くて小さな鱗片に覆われた種子が入っています。

ヒョロヒョロの個体の場合だと、葉の特徴が同属の「イヌショウマ」あたりにも似ていたりするし、ほとんど地上部がなくなりかけたような時期なら、果実の柄の長さがイヌショウマとの違いを見るポイントになるかもしれませんね。開花期だと、サラシナショウマにははっきりとした花柄が見られますが、イヌショウマの場合は柄がない状態です。イヌショウマも果実には短い柄がありますが、毛が生えていないですよね。

【和名】サラシナショウマ [晒菜升麻]
【学名】Cimicifuga simplex
【科名】キンポウゲ科 RANUNCULACEAE
【撮影日】2005/12/11
【撮影地】東京都八王子市

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