2005年12月12日

ジャコウソウ

ジャコウソウ Chelonopsis moschataジャコウソウ Chelonopsis moschata


ジャコウソウは、北海道、本州、四国、九州に分布し、山地の谷筋など湿り気の多い場所に生育するシソ科ジャコウソウ属(Chelonopsis)の多年草です。草丈は50cm〜1m前後くらいになります。茎には4つの稜があって角ばっています。見てもわかるし、触ってみてもカクカクしているのがわかります。細かい毛が多いのも特徴です。

12月10日過ぎの関東の低い山地。いまだ枯れ果てた今年の地上部をとどめていて、来シーズンの地上部になるであろう根生葉などは、まだ見られませんでした。地上部を出さずに越冬する多年草、園芸の方では「宿根草」とよばれるタイプなのでしょうか。新しい芽はいつごろ出てくるのでしょうね。

葉は対生。幅の細めの長楕円形です。長さは10cm〜20cmほど。先は尾状にやや長めに伸びてとがります。縁には粗めのギザギザ(鋸歯)がありますが、付け根の方の3分の1くらいの部分には、ギザギザがなく縁が直線的になっている感じ。それで付け根のあたりは小さく角ばったような耳状にちょっと張り出すような印象もあります。茎を抱きこむ場合にこういう葉の形をしているものが多いように思いますが、タニジャコウソウの葉にはちゃんと葉柄があって、茎を抱くわけではないですよね。その葉柄は1cm前後で、葉の長さに比べれば短めに見えます。

花期は8月〜9月。花冠はシソ科やゴマノハグサ科の花によく見られる、上唇と下唇のある「二唇形」です。花冠の長さは4cmほどで、同じようなところに生えて、同じくらいの背丈のシソ科の植物の中では、かなり大きめの花をつけます。色は紅紫色。茎の上部の葉腋(葉の脇)に1個〜3個ほどつけます。上唇はごく短く、下唇は3つに裂けて、中央の裂片が特に大きく長く突き出します。下唇の両側の裂片は上唇よりは長いですが、でもあまり目立たない方かもしれませんね。少し外側に反り気味になります。花冠の中には上唇にくっつくような形で、1本の雌しべと4本の雄しべがあります。

関東以西、四国や九州に分布するといわれる「タニジャコウソウ (Chelonopsis longipes)」は、花は小さめですが、細い花柄がスーッと長くのびでた先に唇形花がつきます。写真の撮影地は関東ですから、両者の存在が考えられますが、花のない果実だけの状態ではやはり花柄(果柄)の長さが頼りです。今回のものは柄の部分が5mmくらいですので、ジャコウソウでよさそうですね。大きく袋のようになったガクの中をのぞくと、シソ科らしく4つの分果が見えていました。ガクは開花期には長さ1cm程度ですが、果実の時期には1.5cm以上の丸みのある鐘形になります。脈も目立ちます。

ジャコウソウという名前は、葉や茎に麝香のような香りがあるからといいますが、どうでしょうね。今回はもうほとんど枯れ果てていましたし、寒さで凍えていた筆者の鼻はまったく利かないし、その香りはわかりませんでしたよ。


【和名】ジャコウソウ [麝香草]
【学名】Chelonopsis moschata
【科名】シソ科 LABIATAE (LAMIACEAE)
【撮影日】2005/12/11
【撮影地】東京都八王子市

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2005年12月10日

ウスゲタマブキ

ウスゲタマブキ Parasenecio farfarifolius var. farfarifolius


ウスゲタマブキは、本州の関東以西、四国、九州に分布し、山地の林内に生育するキク科コウモリソウ属(Parasenecio、以前はCacalia)の多年草です。草丈は50cm〜1mを超えるくらいになります。まだ若いうちはクモの巣状の白っぽい毛、「クモ毛」が見られますが、次第に薄くなっていきます。

葉は丸みのある三角形に近いような卵形。長さは10cm〜15cm、幅も広くて15cm前後〜20cm近く。先は細くなって少しとがります。付け根の方はハート形の上部のように少しくぼんだ心形です。葉柄は長めです。裏面には薄くクモ毛が生えています。このクモ毛が密生しているタイプを「タマブキ (Parasenecio farfarifolius var. bulbifer)」といって、こちらの方は、北海道と本州の関東以北に分布するとされています。

ウスゲタマブキは、葉の脇などに「ムカゴ(珠芽)」ができます。これが大きな特徴です。コウモリソウ属の仲間はよく似ていますが、ウスゲタマブキ、タマブキの他に、ムカゴができるのは、北海道に見られる「コモチミミコウモリ」くらいではないでしょうか。こちらもまた変わっていて、葉柄に翼があって、付け根は茎を抱きこみます。

ウスゲタマブキ Parasenecio farfarifolius var. farfarifoliusウスゲタマブキ Parasenecio farfarifolius var. farfarifolius


花期は8月〜10月。茎の先に細長い円錐状の花序をのばして、長さ1cmほどの頭花をパラパラパラッとですが、それなりにたくさんつけます。

キク科の花なので、1つの頭花は複数の「小花」が集まってできています。しかし、ウスゲタマブキの小花はすべて両性の「筒状花(管状花)」なので、ふつう花びらにみえる「舌状花」はありません。白い筒の先から茶色っぽいヒラヒラが見えるような、いつ花が咲いたんだろうかというような地味なものです。でも筒状花は最盛期には黄色で、先が5つに裂けて反り返っています。筒状花の数は5個〜6個。それを包む「総苞」も細長い筒状で、長さは1cm程度。白色の総苞片が5つ並んでいます。

果実は長さ6mmくらいの円柱形の「そう果」で、白い冠毛があります。

【和名】ウスゲタマブキ [薄毛珠蕗]
【学名】Parasenecio farfarifolius var. farfarifolius
(Cacalia farfarifolia var. farfarifolia)
【科名】キク科 COMPOSITAE (ASTERACEAE)
【撮影日】2005/11/20
【撮影地】東京都八王子市

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2005年12月09日

カノツメソウ

カノツメソウ Spuriopimpinella calycina


カノツメソウは、北海道、本州、四国、九州に分布し、山地の林内に生育するセリ科カノツメソウ属の多年草です。暗い林の中を通る登山道や林道の脇なんかにちらほらと見られる感じ。茎は細長くて、草丈は50cm〜1mほどになります。毛は生えていません。林内にひっそり咲く線の細いセリ科です。

上にのびた茎につく茎葉は3出複葉ですが、根生葉は2回3出複葉で長い柄があります。小葉はやや大小あって数cmから10cm前後です。先が細長くやや尾状にのびてとがります。小葉の縁には粗めのギザギザ(鋸歯)があります。特に上部の葉では幅が狭くなることが多く、小葉は披針形です。毛は葉脈上にちょっと見られます。

カノツメソウ Spuriopimpinella calycina


花期は8月〜10月。筆者の近辺で見られるセリ科の中では、もっとも花期の遅いセリ科です。同じころに見られるのは、ヤマゼリやノダケあたりですかね。茎の先に「複散形花序」と呼ばれる花序をのばして、小さな花がたくさんつきます。たくさんといっても、それなりの草丈のセリ科の中では、やや花はまばらな方かもしれませんね。花は白色。花弁より長い雄しべが目立つといえば目立つでしょうか。また、小散形花序の付け根の部分には、線形の「小総苞片」というものがヒラヒラと数枚ついています。

果実は長さ5mm程度の長卵形。果実ができるころ、長さ2mmくらいの雌しべの花柱や、ガクの先端部分の三角形が残っています。晩秋のころ、咲き誇っていた秋の花も終わり、木々たちの鮮やかな紅葉が主役となる山道では、カノツメソウも静かに次世代の種子を実らせて、今年の花の役目を終えようとしていました。

「カノツメソウ」という名前は、セリ科っぽくないような、ちょっと変わった名前ですが、これは根の形からきているとか。確かめたことはないですが、鹿の爪の形に似ているのだそうですよ。セリに似ている雰囲気のあることから、山地に生えるセリということで「ダケゼリ」とも呼ばれるそうです。ただし、「セリ Oenanthe javanica」はまさにセリ科の植物ですが、カノツメソウとは別属のセリ属(Oenanthe)です。

【和名】カノツメソウ [鹿の爪草]
【別名】ダケゼリ [岳芹]
【学名】Spuriopimpinella calycina
【科名】セリ科 UMBELLIFERAE (APIACEAE)
【撮影日】2005/11/20
【撮影地】東京都八王子市

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2005年12月05日

ヤマナラシ

ヤマナラシ Populus tremula


ヤマナラシは、北海道、本州、四国、九州に分布し、丘陵地や山地などの日当たりのよい場所に生育するヤナギ科ハコヤナギ属の落葉高木です。セイヨウハコヤナギ、カロニナポプラなどのいわゆる「ポプラ」の仲間。幹はまっすぐに伸びて、高さは10mから20mにも達します。

一年目の枝には白色の軟毛が見られますが、それは次第に脱落します。でも若い枝はやっぱり、白っぽいような灰色っぽいような感じ。樹皮は灰白色で、ひし形の割れ目模様があります。これ、重要!この部分には「皮目」があって、これ以外はだいたい滑らかですが、古い木になってくると縦に裂けてきます。

名前は葉がすれて音が鳴るところからきているとか。葉柄が扁平になっているので、葉が風によってパタパタとはためいて、音が出やすいのだそうです。

葉は互生。つぶれたような円形〜幅の広い卵形。三角形っぽい形で、ときにひし形のような形にもなります。質は堅め、長さも幅もだいたい5cm〜8cmほど、先はとがっています。縁のギザギザ(鋸歯)は波状です。葉脈は付け根の部分に注目すると、3本分かれて出ています。扁平な葉柄は少しの風で葉がパタつくほど長めで、特に上部の方で柄が両側からつぶれたように平べったくなります。そして、葉柄の上部にはプツプツッと見える「腺体」が1対あります。

ヤマナラシ Populus tremula


花期は3月〜4月。葉の展開に先立って、開花が始まります。雄の花序と雌の花序、どちらも尾状に垂れ下がりますが、色が違っています。雄の花序は赤っぽく、雌の花序は黄緑色です。長さは5cm〜10cmくらい。

花後に雌花序にできる種子はごく小さなもので、モワモワの綿毛に包まれています。この綿毛で風にのって運ばれますが、主に種子が芽生えるのは、他の植物がたくさん茂っているところではなく、日当たりがよくて裸地状態の場合が多いはずです。

秋の落葉前の葉は黄色。冬芽は長さ1cm前後で、細くて先がとがったものとちょっと太めのものがあります。細い方は「葉芽」、太い方は「花芽」。とくに枝の一番てっぺんにつく「頂芽」は「葉芽」のようです。冬芽は比較的多くのの「芽鱗」に包まれていて、色は濃い褐色です。本来は芽鱗に白い毛が生えているはずですが、今回手の届くところにあった冬芽の芽鱗には毛がなかったです。褐色でちょっと光沢のある感じがしました。このヤマナラシの冬芽の芽鱗は、「托葉」が変化したものだそうです。

初冬のころ、堅くしまった冬芽たち。春、花芽は葉芽よりも先に芽を出します。

【和名】ヤマナラシ [山鳴]
【別名】ハコヤナギ
【学名】Populus tremula
【科名】ヤナギ科 SALICACEAE
【撮影日】2005/11/30
【撮影地】東京都日野市

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2005年12月01日

チドリノキ

チドリノキ Acer carpinifoliumチドリノキ Acer carpinifolium


チドリノキは、本州、四国、九州に分布し、山地の谷筋などの湿り気の多い場所に生育する落葉小高木です。葉の形はいわゆるカエデの仲間とはまったく異なっていますが、カエデ科カエデ属(Acer)の植物です。果実はちゃんとプロペラみたいな翼果です。ひこばえがよく出て、しばしば、株立ち状の樹形になります。高さは10m〜15mほどになります。樹皮は灰褐色〜黒褐色で、ほぼ滑らかです。古い木になると、ちょっと縦の裂け目が見られることもあります。若い枝はやや赤みを帯びた褐色です。

葉は対生。長さ7cm〜15cmほど、幅2.5cm〜5cmくらいの楕円形で、先端は尾状にとがります。縁のギザギザは鋭い「重鋸歯」です。とがった部分にも細かな鋸歯が見られます。付け根の方はちょっと丸っこくて先がちょこっとくぼむ浅い心形です。たくさん並行に走る側脈がよく目立ちます。その側脈の先が鋸歯の先まで到達します。表面に毛はないですが、裏面の側脈の脇や葉脈上に毛が見られます。

ウリカエデやウリハダカエデ、ハナノキなど、先が3つに分かれるタイプの葉くらいまでは、まだカエデの仲間といわれても納得できるのですが、このチドリノキの葉はどう見てもカエデっぽくはないですね。一見、カバノキ科の「クマシデ」や「サワシバ」などのシデ類のような感じですから。でも、葉のつき方が違っているんですよね。シデ類は互生ですが、チドリノキは対生です。大きさはチドリノキのほうが大きめ。ちなみに、学名の種小名「carpinifolium」には、「シデ属(クマシデ属)のような葉の」という意味があります。クマシデ属の学名は「Carpinus」です。

チドリノキ Acer carpinifoliumチドリノキ Acer carpinifolium


花期は4月〜5月。やや垂れ下がった総状花序に、淡い黄色の花をつけます。雄花と雌花は別の株につく雌雄異株です。花の直径は1cmほどです。

チドリノキ。なかなかよい響きですね。この名前は、翼果の様子を千鳥に見立てたものだそうです。晩秋のころには、他のカエデ類が華やかに色づく中、チドリノキは地味な存在で赤くはならず、黄色から茶色になって、しばらくは落葉せず枝に残っています。冬芽はちょっと光沢のあるもので、先のとがった卵形です。長さは5mmくらい。黄緑色で芽鱗の先端や周辺部分が赤褐色になっています。枝先には1つか2つの冬芽ができます。

【和名】チドリノキ [千鳥木]
【別名】ヤマシバカエデ [山柴楓]
【学名】Acer carpinifolium
【科名】カエデ科 ACERACEAE
【撮影日】2005/11/20
【撮影地】東京都八王子市

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2005年11月30日

オオバヤシャブシ

オオバヤシャブシ Alnus sieboldianaオオバヤシャブシ Alnus sieboldiana


オオバヤシャブシは、本州の関東から紀伊半島にかけて分布するカバノキ科ハンノキ属(Alnus)の落葉小高木です。本来は、太平洋側の海岸近くの山地に自生していますが、砂防用として各地に植えられているので、もともとの分布域よりも広い範囲で見られます。高さは5m〜10mほど、樹皮は灰褐色で、ブツブツの「皮目」がたくさんあります。一年目の枝も色が濃く、皮目もよく目立ちます。

葉は互生。葉は先のとがった付け根に近い部分で、葉の幅が最大になるので、やや三角形に近いような卵形です。ですが、葉の幅はやや狭いときもあります。形だけではヤシャブシとどっちかなと思いますが、大きさが違いますね。オオバヤシャブシは、その名前だけあって、やっぱりでっかい。長さは6cm〜12cmくらい、幅は3cm〜6cmほど。付け根の方の形が、左右対称になっていないことも多いです。

オオバヤシャブシなどヤシャブシ類の葉は、クマシデなどのシデ類とも似ている感じがあって、側脈がよく目立ちます。ヤシャブシと比べると、側脈の数自体は12対〜16対なので、大きな差がないのですが、より間隔があいています。縁のギザギザ(鋸歯)は、粗く鋭くて、ちょっと不規則な感じの「重鋸歯」になっています。

オオバヤシャブシ Alnus sieboldianaオオバヤシャブシ Alnus sieboldiana


花期は3月。雌の花穂の方が雄の花穂より上につきます。雌花穂は上向きですが、雄花穂は下に垂れ下がります。

ふつう果穂は1つずつ。2つのこともありますけれど。小さな松かさのような果穂で、長さは2cm〜2.5cm。ヤシャブシやヒメヤシャブシはいくつか集まってついていることが多いです。この果穂は種子が飛散した後でも、果穂は枝に残って落葉後も冬の間も、こげ茶色のその姿を見ることができます。

葉芽は紡錘形で先がとがっています。側芽にはごく小さな芽鱗がありますが、芽を包んでいる大きめのものは芽鱗のように見えて、芽鱗ではない「托葉」なのだそうです。う〜。こういう場合は、托葉由来の芽鱗というわけにはいかないのでしょうかね。。。

冬芽も目立つころ、ヤシャブシ類を見ていると、何やら長い俵のような形をしたようなものが目に入ってきます。それは、雄の花穂です。この雄花穂のつき方が重要ポイントです。オオバヤシャブシの雄花穂は、葉腋に1つずつつき、葉芽のつく位置よりも下になります。これに対して、同属のヒメヤシャブシやヤシャブシは、雄の花穂が枝先についています。

ヤシャブシ類は、根に根粒菌が共生しているそうで、マメ科の植物と同じように「空中窒素の固定」を行うのだとか。砂防緑化などに用いられる所以でもあるそうです。


【和名】オオバヤシャブシ [大葉夜五倍子]
【学名】Alnus sieboldiana
【科名】カバノキ科 BETULACEAE
【撮影日】2005/11/26
【撮影地】東京都日野市

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2005年11月28日

サンシュユ

サンシュユ Cornus officinalisサンシュユ Cornus officinalis


サンシュユは、中国原産のミズキ科ミズキ属の落葉小高木です。庭や公園などに植えられています。高さは2m〜5mくらいになります。樹皮は灰褐色。若い枝はちょっと紫色っぽい感じ。特に古い木になってくると樹皮は、不規則に鱗片状になって剥がれてきます。

葉は対生。やや枝の先の方に集まってつきます。長さ4cm〜10cmくらい、幅は5cm内外の長楕円形で、先端は尾状にとがっています。縁にギザギザ(鋸歯)はなく全縁です。葉脈が弧を描くように丸くのびて、それがよく目立ちます。表面は光沢のある濃いめの緑色。裏面は表より色が薄くて少し白っぽいような灰緑色。葉脈の脇に茶色っぽい毛が目に付きます。葉柄は1cm程度です。

サンシュユ Cornus officinalisサンシュユ Cornus officinalis


花期は3月〜4月。葉の展開に先立って開花します。花は短枝の先端に球状に集まって咲きます。その球状の塊の部分には小さな花が20個〜30個もあって、「散形花序」になっているのですが、その塊が枝いっぱいについて最盛期にはとても見事なものです。1つ1つの花は小さいですが、とても鮮やかな黄色です。

果実は長さ1.5cmほどの「核果」で、熟すと真っ赤になります。つやのある瑞々しい果実です。一見、ハナミズキに似ていますが、ハナミズキの果実よりは少し大きめの楕円形の果実です。しかも長めの細い柄があって、果実は垂れ下がります。どことなくグミ類の果実のような雰囲気です。この果実は薬用に用いられますが、生食はどうでしょうね。ちょっと渋いんじゃないでしょうか。

サンシュユの冬芽には、葉芽と花芽があって、それぞれ違う形をしています。色はどちらも褐色を帯びている感じです。花芽は、先がちょこっととがった球形で、短枝の先につきます。付け根のあたりには小さな「芽鱗」が2つあります。葉芽は長さ3mm〜4mmくらいの細長いもの。先はとがっています。葉はちょっと分厚めで、裏から見ると毛が目立ち、秋の紅葉はなかなか渋くて個性的ですね。

【和名】サンシュユ [山茱萸]
【別名】ハルコガネバナ、アキサンゴ
【学名】Cornus officinalis
【科名】ミズキ科 CORNACEAE
【撮影日】2005/11/27
【撮影地】東京都新宿区

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2005年11月18日

イヌザンショウ

イヌザンショウ Zanthoxylum schinifolium


イヌザンショウは、本州、四国、九州に分布し、山野の雑木林などに生える落葉低木です。ミカン科サンショウ属(Zanthoxylum)またはイヌザンショウ属(Fagara)の植物で、高さは2m〜3mほどになります。樹皮は灰白色。若い枝は赤褐色。少しだけ筋のようになった稜がみられます。

葉は互生。5対〜9対ほどの小葉とてっぺんの頂小葉のある「奇数羽状複葉」です。小葉は長楕円形〜披針形。長さは2cm〜4cmほど。遠めには先がとがって見えますが、細かく見ると、一番先端の部分はちょっとだけくぼんでいます。縁のギザギザ(鋸歯)はふつうサンショウよりも細かくたくさん入ります。そして鋸歯と鋸歯の間のへこんだ部分には、透明な点、「油点」があります。光に透かしてみるとわかりますよ。

枝のトゲは互生していることがポイントです。よく似たサンショウは、トゲが対生します。両者はよく同じような場所に生えていますが、トゲのつき方や花弁の有無、香りの良し悪しなどが違っています。

イヌザンショウ Zanthoxylum schinifoliumイヌザンショウ Zanthoxylum schinifolium


花期は7月〜8月。枝先の散房花序に淡い黄緑色の小さな花がたくさんつきます。雌花と雄花が別の株につく雌雄異株。イヌザンショウの花には、花弁とガク片がそれぞれ5つずつありますが、サンショウには花弁がなく5つのガクだけです。雄しべは5つあります。

果実は紅紫色の球形で、果皮の表面はデコボコで油点があります。熟すと2つに裂けて、黒い種子が出てきます。サンショウによく似ていますが、香りがよくないために、若葉や種子はふつうは利用されないそうですが、薬用には使われるとか。冬芽はごく小さな半球状で、枝にくっついたような感じであまり目立たないですね。

【和名】イヌザンショウ [犬山椒]
【学名】Zanthoxylum schinifolium (Fagara mantchurica)
【科名】ミカン科 RUTACEAE
【撮影日】2005/11/02
【撮影地】東京都日野市

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2005年11月16日

ヤマコウバシ

ヤマコウバシ Lindera glaucaヤマコウバシ Lindera glauca


ヤマコウバシは、本州東北南部以西、四国、九州に分布し山地の日当たりのよい林縁部などに生えるクスノキ科クロモジ属(Lindera)の落葉低木です。よく枝分かれして、高さは2m〜5mほどになります。名前はクスノキ科らしく枝葉に芳香があることからきています。樹皮は灰褐色で、ほとんど滑らかな感じ。若い枝は褐色で、のびてすぐのころは特に枝にも毛が多く見られ、節ごとにカクカクと曲がっています。細い枝にはプツプツと皮目がありますが、あまり目立つものじゃないです。

葉は互生。長楕円形で先端も基部もとがっています。長さは4cm〜10cmくらい、幅は1cm〜2.5cmほど。縁にギザギザ(鋸歯)はなく全縁ですが、縁はウネウネとゆるやかに波打っています。ちょっと分厚くてパリッとした感じ。表面は濃いめの緑色ですが、あまり光沢はない感じ。裏面は白っぽくて、特に脈上に毛があります。毛は若い葉ではもっと密生しています。

秋には黄葉して、それが次第にオレンジ色っぽくなっていきます。真冬になっても赤茶色に枯れた葉がよく落ちずに残っています。それが冬枯れの林ではよい目印です。それが落葉するのは新芽が伸び始めた春になってから。

ヤマコウバシ Lindera glaucaヤマコウバシ Lindera glauca


花期は4月〜5月。葉を展開しつつ開花します。葉腋から散形状の花序を出して、数個の小さな花をつけます。花はクロモジなどと同じように淡い黄緑色。果実は球形の「液果」で、直径は7mm。熟すと黒くなります。

冬芽は、長さ5mm〜1cmくらいで、赤褐色で光沢があります。数枚の芽鱗に包まれた「鱗芽」です。形は先のとがった紡錘形。クロモジ属の冬芽は、ふつう「葉芽」と「花芽」があって、花芽は丸っこいのですが、ヤマコウバシには花芽がなく、葉芽と花芽が一緒になった「混芽」です。

【和名】ヤマコウバシ [山香]
【別名】モチギ[餅木]、ヤマコショウ[山胡椒]
【学名】Lindera glauca
【科名】クスノキ科 LAURACEAE
【撮影日】2005/04/03、2005/09/19、2005/11/13
【撮影地】東京都八王子市、日野市、あきる野市

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2005年11月15日

ムクロジ

ムクロジ Sapindus mukorossiムクロジ Sapindus mukorossi


ムクロジは、本州東北南部以西、四国、九州に分布し、日当たりのよい、やや湿り気の多い場所に生えるムクロジ科ムクロジ属の落葉高木です。高さは20mに達します。幹の太さはかなり太くなります。樹皮は灰白色で不規則にはがれます。枝にはブツブツの「皮目」がたくさん見られ、若い枝は緑色。秋の黄葉は美しく、公園などにしばしば植えられています。

葉は互生。小葉からなる羽状複葉で長さは50cmにもなります。小葉の数は8枚〜16枚の偶数の「1回羽状複葉」。小葉も軸にやや互生してつきます。1つ1つの小葉の長さは7cm〜18cmほど、幅は2.5cm〜5cm。やや幅の狭い長楕円形〜披針形で、先はとがっています。見た目は分厚くちょっと堅そうな感じで、縁にギザギザはなく全縁。小葉にはそれぞれ小葉柄があって、長さは数mmです。表面は濃いめの緑色、裏面はやや薄い黄緑色。両面ともにほとんど毛はありません。

ムクロジ Sapindus mukorossiムクロジ Sapindus mukorossi


花期は6月。枝先に大きめの円錐花序を出して、小さな花をたくさんつけます。花は淡い緑色。直径は5mmくらいしかない小さなものです。

果実は球形で秋に熟すと黄褐色になります。直径は2cmくらいです。遠めには球形ですが、基部の方はコブのようなのがついていたり、何だかいびつな形です。この果実は「延命皮」と呼ばれるのだとか。果皮の部分には「サポニン」が含まれていて、水に溶かして洗濯や髪を洗うのに利用されたそうです。絹などの繊細なものを洗うのにはよいらしいですね。その球形の果実の中には種子が1つずつできます。種子は黒色の楕円形で、羽根突きの球や数珠に用いられるそうです。

秋には葉が黄色に色づいてやがて落葉します。黄葉は色としては美しいと思うのですが、形としてはどうでしょうね。個性的ですが、美しいという感じではないかもしれないな。葉の軸の部分は湾曲しているし、小葉は垂れ下がるし、非常に独特です。

茎の先は何だかよくわからないような形をしているんですね。冬芽も茎のはりついたような感じだし。でも葉のついていたあとの「葉痕」は結構大きめです。春の芽吹きは「ニワトコ」に似ているかな。

【和名】ムクロジ [無患子]
【学名】Sapindus mukorossi
【科名】ムクロジ科 SAPINDACEAE
【撮影日】2005/11/13
【撮影地】東京都あきる野市

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2005年11月14日

モミジガサ

モミジガサ Parasenecio delphiniifolius


モミジガサは、本州近畿地方以北と四国に分布し、山地の林内の比較的肥沃な場所に生育するキク科の多年草です。草丈は30cm〜90cmほど。若い葉が山菜として利用され、「シドキ」と呼ばれています。地上部もそろそろなくなりそうな、初冬にもなれば、枯れた花や葉しかなくなってしまって、山菜として利用したい気持ちにはならないですけどね。

モミジガサは、近年まで長いこと「コウモリソウ属 (Cacalia)」に分類されてきましたし、多くの一般的な図鑑類でも「Cacalia」となっていました。しかし、東アジアに分布しているコウモリソウ属の植物は、「Cacalia」から「Parasenecio」に組み込まれ、日本に分布する十数種も「Parasenecio」に分類されるようになっています。

葉は互生。葉の形が独特です。葉身はモミジの葉のように裂けます。長さは15cmくらいです。長めの葉柄があります。モミジときいてふつうイメージする樹木のモミジ類の葉よりはずっと大きい葉です。葉脈は裏面に向かってちょっと刻まれたような感じで目に付きます。表面は無毛ですが、裏面に絹毛が見られます。

和名はモミジとついていますが、学名の種小名は「delphiniifolia」。つまり「デルフィニウム属のような葉」とつけられています。学名の最初の命名者のSieboldさんたちにはデルフィニウムに似ていると見えたようです。確かにちょっと似ているかもしれませんね。

モミジガサ Parasenecio delphiniifoliusモミジガサ Parasenecio delphiniifolius


花期は8月〜9月。茎の先に細長い円錐状の花序がのびます。花序はいくらか小さな枝を出して、そこに頭花がいくつかずつつきます。頭花は白色、キク科の花を見たとき、ふつう花びらのように見える「舌状花」がモミジガサにはなく、小花はすべて両性の「筒状花(管状花)」です。1つの頭花には5つ程度の筒状花があります。

「総苞」の部分は細長い筒形で白緑色。幅は5mmあるかなというくらいで、そこには、細長い「総苞片」が5つほど並んでいます。果実は、長さ5mmくらいの「そう果」です。

【和名】モミジガサ [紅葉傘]
【別名】モミジソウ、シドキ
【学名】Parasenecio delphiniifolius (Cacalia delphiniifolia)
【科名】キク科 COMPOSITAE (ASTERACEAE)
【撮影日】2005/11/06
【撮影地】東京都檜原村

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2005年11月12日

ユリノキ

ユリノキ Liriodendron tulipifera


ユリノキは、北アメリカ原産のモクレン科ユリノキ属(Liriodendron)の落葉高木です。幹はまっすぐに伸びて、非常に整った樹形になります。成長は早く、高さは20m〜30mほどにも達します。樹皮は濃い目の灰白色。老木になると縦の裂け目が目立つようになります。

日本に入ってきたのは明治初期のころだそうで、今では街路樹や公園樹としてよく植えられています。筆者が通った学校にもこのユリノキの並木があって、授業中の窓から眺めておりました。背の高い木なので下からだと花がよく見えないですが、3階ぐらいの講義室からは見下ろすことができたのす。講義はそっちのけになっていたのは、もうしかたがないですよね。だって、そこに木があるんですから。

葉は互生。細長〜い葉柄の先に、何とも不思議な形の葉身があります。葉柄は10cm前後から20cm近くもあります。葉身の部分の長さは5cmくらい〜20cmほどで、先端部分はくぼんだ形、4つ〜6つの裂片に分かれています。葉身の下部の方は丸みがありますが、それぞれの裂片の先はとがります。表面はふつうの緑色で光沢があり、裏面はやや白っぽい薄い緑色。毛は表面は無毛ですが、裏面の葉脈上に少し見られます。

葉の形。言葉で書くとよくわからない感じになってしまいますが、葉を逆さまにしてみると、その独特の形が「半纏(はんてん)」のようだということで、別名「ハンテンボク」ともいいます。この個性的な葉にはやっぱり注目が集まるようで、他にも「ヤッコダコノキ」や「グンバイノキ」なんていう呼び方もあるとか。一度覚えると忘れられない葉ですね。

花期は5月〜6月。枝先にチューリップのような花を開きます。直径は10cmほど、色は黄緑色で、オレンジ色の帯びのような模様があります。花弁は6枚。ガク片は3枚あって下側に反り返ります。葉も特徴的ですが、花もとても印象的です。名前も花にちなんでいます。

ユリノキという名前は、学名の「Liriodendron」からきています。この属名は「ユリのような樹木」という意味で、花を「ユリ」に見立てたものだといいます。また、種小名の「tulipifera」の方は、「チューリップ状の花のある」という意味です。

果実は黄色っぽいオクラ形で、「翼果」がたくさん集まった集合果になります。冬芽はカモのくちばしのようなちょっと平べったい形です。冬芽のすぐ下のあたりには葉のついていたあとの「葉痕」があります。葉痕は結構大きめで丸いです。そこにはブツブツの点が見えるのですが、それは水分や養分の通り道だった管のあと、「維管束痕」です。

【和名】ユリノキ [百合木]
【別名】ハンテンボク [半纏木]
【英名】チューリップツリー (Tulip tree)
【学名】Liriodendron tulipifera
【科名】モクレン科 MAGNOLIACEAE
【撮影日】2005/10/30
【撮影地】東京都日野市

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2005年11月11日

コアジサイ

コアジサイ Hydrangea hirta


コアジサイは、本州関東以西、四国、九州に分布し、山地の林内や林縁部などのやや湿り気のある場所に生える落葉低木です。高さは50cm〜1.5mほど。よく枝分かれして、下の方からは株立ちになります。枝は細く褐色です。若いうちはふつう毛が生えています。

葉は対生。卵形で先はとがっています。長さは5cm〜8cm。(鋸歯)は大きめで、基部の方にはギザギザがありません。葉は全体的によく整った形だと思います。結構好みの形なんですよね。質は薄めですが、表面には光沢があって、小さいわりに存在感があります。両面ともに毛があって、葉柄には軟毛が見られます。

コアジサイ Hydrangea hirtaコアジサイ Hydrangea hirta


花期は6月。枝の先から「複散房花序」が出て、小さな花を多数つけます。アジサイといえば、ピンクや紫の華やかな花弁のように見えているものを思い浮かべますが、その花弁のようなものは、「装飾花」の「ガク片」です。しかし、このコアジサイには装飾花がなく、すべて両性花で、花序もずっと小型です。装飾花のないアジサイとなると地味な感じがしますが、派手なアジサイにはない深い味わいがあります。たくさんの枝が出て、それぞれ小さな薄紫の塊になった花序がつくので、梅雨の林下では目立つ存在です。

平べったい複散形花序の直径は7cmくらい。1つ1つの花の直径は5mmほどで、淡い青紫色。花弁は5枚あります。その花弁よりは雄しべの方が目立ちます。雄しべは10本。花糸の部分も淡い青紫色です。

茎の先端につく冬芽は先がとがってちょっと内側に曲がりますが、落葉前の葉の脇にできた芽はあまりとがっていませんでした。芽はうろこのような「芽鱗」に包まれた「鱗芽」で、芽鱗の数は5枚〜6枚。

果実は小さな「さく果」。長さは3mmくらいしかありません。果実の形は卵形で、3本〜4本の角のような花柱がついている状態で、ガクも残っています。

【和名】コアジサイ [小紫陽花]
【別名】シバアジサイ
【学名】Hydrangea hirta
【科名】ユキノシタ科 SAXIFRAGACEAE
(アジサイ科 HYDRANGEACEAE)
【撮影日】2005/11/06
【撮影地】東京都檜原村

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アブラススキ

アブラススキ Eccoilopus cotulifer


アブラススキは、北海道、本州、四国、九州に分布し、山地や丘陵地の林縁部の草地などに生える多年草です。イネ科アブラススキ属(Eccoilopus)の植物で、だらりと垂れ下がった花序のシルエットは独特。茎(稈)は枝分かれせず、少し根もとからそう生して、草丈は1m前後になります。茎や花序の柄からは粘液が出てベタつき、ちょっとにおいもあって、油ギッシュな感じです。

アブラススキという名前は、その油をひいたような様子と全体の姿がやや「ススキ」に似ているところからきているそうです。「ヒメアブラススキ (Capillipedium parviflorum)」や「オオアブラススキ (Spodiopogon sibiricus)」という名前の種もありますが、これらはそれぞれ別属に分類されています。

葉は長さ50cmくらい、幅1cm〜1.5cmほどの細長い披針形〜線形。ススキのように中央の脈の部分が白っぽくなります。葉の基部には長くて白い毛がモシャモシャと生えていて、それがよく目立ちます。下部につく葉には長い柄のようになった部分があるのがポイント。その柄は、葉身の基部が細くなったもので、葉鞘との間にあります。

アブラススキ Eccoilopus cotuliferアブラススキ Eccoilopus cotulifer


花期は8月〜10月。茎の上部に花序がのびます。花序は長さ20cm〜30cmほどで先の方が垂れ下がります。花序には数段の節があって、そこからごく細い糸状の柄がいくつか輪生します。小穂はその枝の上半分ほどにたくさんつきます。1つ1つの小穂は長さ6mm程度で、付け根のあたりには短い毛があります。また、小穂は柄のあるものと柄のないものとが1セットで1つの節についています。

長い芒は、「外花頴」という部分からのびていますが、その外花頴の先は2つに裂けます。芒はよく目立って、遠目にもモシャモシャした感じがします。

【和名】アブラススキ [油薄]
【学名】Eccoilopus cotulifer
【科名】イネ科 GRAMINEAE (POACEAE)
【撮影日】2005/11/05
【撮影地】東京都日野市

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2005年11月10日

コマユミ

コマユミ Euonymus alatus f. striatusコマユミ Euonymus alatus f. striatus


コマユミは、ニシキギ科ニシキギ属の植物で、「ニシキギ (錦木 Euonymus alatus)」の1品種とされています。ニシキギは、北海道、本州、四国、九州に分布し、山野の雑木林などに生育する落葉低木です。秋の紅葉は真っ赤に色づき、とても鮮やかなもので、庭木としてよく植えられています。

若い枝は緑色ですが、母種の「ニシキギ」の場合は、後に「翼」というコルク質の板のような突起ができます。ニシキギはその翼が顕著なのですが、野生状態のものでは、それがほとんど発達しないものが多いです。そのため、翼のないタイプを「コマユミ」と区別されることがあります。翼の有無以外はニシキギとコマユミに大きな違いはないようです。

葉は対生。長さ3cm〜6cmほどの倒卵形〜幅の広い披針形、先はとがります。縁には細かなギザギザ(鋸歯)があります。

花期は5月〜6月。葉の脇(葉腋)から短い花序が垂れ下がるように出ます。花はその短い花序に数個つきます。花は淡い黄緑色で、直径は6mm〜7mm程度。花弁は4枚。雄しべは4つの4数性。雌しべは1つだけ。ガクは4つに裂けます。

果実は「さく果」で、熟すと2つに裂けて、中からは赤いものが見えます。赤いのは「仮種皮」で、中には種子が1つあります。冬芽は先のとがった卵形で、「芽鱗」に包まれた「鱗芽」です。芽鱗は4列に並んでいます。葉が対生なので、葉のついていたあとの「葉痕」も対生ですが、小さな半円形のものなので、あまり目立つものではないですね。

【和名】コマユミ [小真弓]
【学名】Euonymus alatus f. striatus
【科名】ニシキギ科 CELASTRACEAE
【撮影日】2005/10/28
【撮影地】東京都日野市

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ニシキギ

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2005年11月09日

ニシキソウ

ニシキソウ Chamaesyce humifusa


ニシキソウは、本州、四国、九州に分布し、道端や畑などに生育する一年草です。多くの図鑑では、トウダイグサ科トウダイグサ属(Euphorbia)と表記されているのではないでしょうか。当ブログでも「コニシキソウ」や「オオニシキソウ」をトウダイグサ属としてきましたが、これらは、近年、ニシキソウ属(Chamaesyce)に分類されるようになっているようですね。それにならって訂正しようと思います。

茎はよく枝分かれして、地面をはうように広がりますが、茎の途中からは根が出ないので、やや地面から離れて低い位置で斜めにのびます。茎の長さは10cm〜25cmほどです。茎は赤く、毛は生えていますが、やや長めの軟毛がまばらな感じで生えていて、コニシキソウのように短毛が密生して白っぽく見えるほどではありません。赤さが際立ちます。ニシキソウという名前は、その緑色の葉の色と赤い茎の色を「錦」にたとえての名前だといいます。

葉は対生。長さは5mm〜1cm、幅は5mm前後の長楕円形。やや先端に近い部分が幅広くなっていることが多いです。付け根の方は左右対称でなくちょっといびつな形をしています。縁には不規則な浅いギザギザがみられます。コニシキソウの葉によく見られる黒っぽい斑紋は、ニシキソウの葉にはないか、あっても目立つものではないということです。

ニシキソウ Chamaesyce humifusa


花期は7月〜10月。枝の先の葉腋(葉の脇)からいくつかの「杯状花序」を出します。「総苞」の部分は釣鐘形で、その先端部分に「腺体」が4つほどついています。その腺体には赤っぽい小さな花弁のような「付属体」があります。この付属体の有無がトウダイグサ類との違いでもあります。

果実は「さく果」で、3つの稜のある独特の球形で、表面に毛がないことがポイントです。コニシキソウの場合は白い毛がたくさんはりつくようについていて、ハイニシキソウの場合は稜の部分に長い軟毛が生えています。若い時期には黄色っぽい。直径は2mmくらいと小さなものですが、赤い柄の部分などとの対比でよく目立ちます。

【和名】ニシキソウ [錦草]
【学名】Chamaesyce humifusa
【科名】トウダイグサ科 EUPHORBIACEAE
【撮影日】2005/10/31
【撮影地】東京都日野市

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2005年11月08日

ナギナタコウジュ

ナギナタコウジュ Elsholtzia ciliataナギナタコウジュ Elsholtzia ciliata
左:花が終わり気味のころの花序の後ろ側。
右:枯れた状態で苞くらいしか確認できない。苞はナギナタコウジュの特徴が出ていましたが穂はフトボタイプのように太めに見えています。

ナギナタコウジュは、北海道、本州、四国、九州に分布し、山野の林縁や道ばたなどに生育する一年草です。シソ科ナギナタコウジュ属の植物で、草丈は30cm〜60cmほどになります。茎は四角く角ばっていて、軟毛が生えています。同属の「フトボナギナタコウジュ」とはよく似ていますが、葉の幅がやや狭く、苞の形状に違いがあります。名前は、花が花序の片側にだけつく様子を「薙刀」に見立てたものだそうです。かなり強烈な香りがあるので、人によってはくさいと感じるかもしれません。筆者は大丈夫ですけれど。

葉は対生。やや幅の狭い卵形で先はとがります。縁には鋸歯(ギザギザ)があります。長さは3cm〜8cmくらい、幅は1cm〜3cmくらい。フトボナギナタコウジュより細長い葉です。

花期は9月〜11月。枝先からのびた花序に、小さな花が片方にだけ密につきます。花は淡い紅紫色の唇形花。花冠は長さ5mmくらいですが、毛がたくさん生えていてモシャモシャしています。この毛は花冠が細かく裂けたその先が毛のような状態になっている感じです。花序の後ろ側に整然と並ぶ大きな苞が目立ちますが、ガクもちゃんとあります。ガクは先が5つに裂けて、裂片の先はとがっています。ガクにも毛がはえています。

苞は平べったい円形で先端は細くとがります。とがった部分の長さは1mm〜2mm。だいたい苞の中央部で幅が最大になり、縁にだけ短毛があります。フトボナギナタコウジュの場合は、より先端に近い位置で幅が最大になって、縁の毛は長く、苞の外側の面には短毛が多く生えています。先のとがった部分の長さがナギナタコウジュの方がほんの少し長めです。

まだ堅く青くて若い花穂は苞もはりついたような状態で、しまって細く見えます。でも、フトボの方は長さも短く太くて野暮ったい感じ。

ナギナタコウジュ Elsholtzia ciliata
堅い花序

フトボナギナタコウジュとの花穂の太さの違いですが、実際の太さを何cmとはかった場合には、大きな違いはないくらいだと思います。ですが、フトボナギナタコウジュの場合、毛が長く開出している分、あるいは、苞の形が先端部分で広くなっている分、花穂の太さがフトボナギナタコウジュの方が太く見えるのではないでしょうか。実際の太さというより、そういう印象、錯覚ということかもしれません。

また、ナギナタコウジュの方に多いと思いますが、花序の中軸や苞が濃い赤紫色を帯びているとしまって見えますし、フトボナギナタコウジュの苞の毛が白くて長いと膨張して見える、そんな感じもあるでしょうね。もちろん、個体や生育段階などでもいろいろ違って見えますし、この点ではっきり分けられるわけではないですね。

ということで、実際には穂の太さだけでは、両者の区別は難しい場面があって、両者の区別の決め手は、花穂の太さというより、苞の形と苞の毛の状態、葉の形ということになりますね。ただ何となくフトボタイプに2型あるのではないかな、なんて思い始めた今日この頃。。。

【和名】ナギナタコウジュ
【学名】Elsholtzia ciliata
【科名】シソ科 LABIATAE (LAMIACEAE)
【撮影日】2005/11/06、2004/11/28、2004/09/23
【撮影地】東京都檜原村、山梨県

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2005年11月07日

タマアジサイ

タマアジサイ Hydrangea involucrataタマアジサイ Hydrangea involucrata


タマアジサイは、本州東北南部〜紀伊半島の主に太平洋側の地域、伊豆諸島や北陸などに分布し、山地の谷沿いに生育する落葉低木です。よく枝分かれして、高さは1m〜2mくらいです。特に若い枝には細かな毛がたくさんあります。

葉は対生。長さ20cmほどの楕円形で、先はとがっています。葉柄は1cm〜5cmくらいあります。縁には細かなギザギザ(鋸歯)があります。この鋸歯の状態は非常に特徴的で、日本でふつうに見られる他のアジサイとはかなり違っています。見た目は厚く堅い感じで、全体に堅い毛が多く、触るとザラザラします。表面にはセイヨウアジサイやガクアジサイのような光沢はありません。

花期は7月〜9月。一般的な「アジサイ」や「ヤマアジサイ」よりは遅めの開花です。花は枝先の「散房花序」につきます。完全に咲いてしまうとヤマアジサイなどとそう変わらない感じもしますが、決定的に違うのは、その開花前の蕾の時期の形。蕾のときの花序は「総苞」に包まれていて、玉のような形をしています。その玉の部分の直径は3cmくらいです。その玉が見え始めてから開花まではちょっと時間がかかる感じ。開花すると「総苞」は落ちてしまいます。タマアジサイという名前は、その開花前の花序の様子からきています。

花序の周辺部にあって花弁のように見えているのは、「装飾花」のガク片の部分です。中央部には紫色の「両性花」があります。開花してすぐのころには、両性花、装飾花ともに、紫色の花弁がちゃんと見られます。でもこれは結構早い段階で落ちてしまいます。両性花のガク片はごく小さな突起のようなものですが、装飾花の場合は、そのガク片が大きく発達して、白いガク片の上に青い花弁が乗ったような状態になります。

ガク片、花弁ともに4枚〜5枚、雄しべは10個くらいあります。雌しべの花柱は2個〜3個で、果実の時期にも角のような感じで残っています。花が終わった果実に時期には、やっぱり装飾花は裏返しになってしまいます。装飾花のガク片も脱落せずに、よく残っています。果実は「さく果」で、直径3mmくらいの角つき。

【和名】タマアジサイ [玉紫陽花]
【学名】Hydrangea involucrata
【科名】ユキノシタ科 SAXIFRAGACEAE
(アジサイ科 HYDRANGEACEAE)
【撮影日】2005/11/06
【撮影地】東京都檜原村

このところの関東地方の日曜日。ずっと雨ですね。写真撮るのも植物観察もままならないですね。

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メナモミ

メナモミ Sigesbeckia pubescensメナモミ Sigesbeckia pubescens


メナモミは、北海道、本州、四国、九州に分布し、山野の道端や荒れ地に生える一年草です。茎は赤褐色を帯びていて、草丈は60cm〜1.2mほどになります。特に茎の上部には開出した白色に毛が密生しています。よく似た種の「コメナモミ」の茎にも毛はありますが、長い毛ではありませんので、その部分をチェックすれば区別は難しくありません。また、関東以西、四国、九州には「ツクシメナモミ」がありますが、葉が細長くて浅く切れ込みます。

葉は対生。幅の広い卵形〜三角形っぽい形。長さは10cm〜20cm近くになり、幅も5cmくらいから20cm近くになります。付け根の方は次第に細くなって葉柄に流れる感で。葉にも毛がたくさんあって、触るとフサフサします。しばしば表面は赤みを帯びて、葉脈も赤くなります。

花期は9月〜10月。茎の先や葉の脇(葉腋)から花序を出して、先に黄色い頭花をいくつかつけます。頭花は直径2cmくらい。周辺部には黄色の「舌状花」が並んでいます。舌状花の先はふつう3つに裂けています。中央部には「筒状花(管状花)」があって、やっぱり色は黄色。ふつう筒状花は両性花で、舌状花は雌性です。

そして、頭花の周りにはまず、ふつうだったら総苞片かなと思う部分には、「鱗片」が見えます。小花は1つずつその鱗片に包まれた状態です。そして、その外側に本当の「総苞片」が5つあります。総苞片は長く外側に突き出して、何だか違う生き物がそこにいるような形状です。

鱗片や総苞片には、先がプツプツのある「腺毛」が生えています。プツプツの部分は、腺毛から出た粘液が球状の滴になったものなので、触るとネバネバします。メナモミの場合は、頭花の柄の部分にも腺毛がありますが、コメナモミは柄には腺毛がありません。

果実は長さ3mm程度で、腺毛の生えた「鱗片」に包まれ、その外側には腺毛のある「総苞片」があります。そこからはネバネバの粘液が出ていて、それによって動物の体や衣服にくっつきます。オナモミ類の場合は腺毛ではなくカギ状のトゲによって衣服などに付着しますが、メナモミ、コメナモミの果実は粘液によってくっつきます。

【和名】メナモミ
【学名】Sigesbeckia pubescens
【科名】キク科 COMPOSITAE (ASTERACEAE)
【撮影日】2005/11/06
【撮影地】東京都檜原村

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2005年11月05日

ヤブムラサキ

ヤブムラサキ Callicarpa mollis


ヤブムラサキは、本州、四国、九州に分布し、雑木林の林内などに生育するクマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木です。同属の植物は、東海や近畿地方より西や南の地域にはいくつもの種が分布していますが、筆者の近辺で見られるものは、「ムラサキシキブ (Callicarpa japonica)」に「ヤブムラサキ」、そして植えられた「コムラサキ (Callicarpa dichotoma)」くらいです。

若い枝には星状毛が多く、高さは2m〜3mほどになります。同じような場所に生える「ムラサキシキブ」によく似ていますが、葉や花などに星状毛が密生していることで、花や実の感じ、葉を触った感じが違った印象になります。

葉は対生。幅の広い卵形〜卵状楕円形。先が尾状に細長くなります。長さは5cm〜10cm以上にもなります。縁には鋸歯(ギザギザ)がありますが、付け根のやや丸みを帯びたあたりには、ギザギザが見られないことが多いです。質は薄くやわらかめ、表面には短毛、裏面には星状毛がたくさん生えているので、触るとフサフサします。ムラサキシキブの葉にも細かい毛はありますが、触ってもあまりフサフサ感はありません。形や大きさは区別がつかないですが、触れば解決するかもしれません。

花期は6月〜7月。葉の脇(葉腋)から出た「集散花序」に、数個の花をつけます。花数はそれほど多くなく、柄の部分が短いので、コムラサキよりはこじんまりとした塊になり、葉の陰に隠れるようなつき方になります。それにコムラサキの場合は、花序の出る位置が、葉腋とちょっとずれたところから出ます。

花は直径4mmくらいで、色は淡い桃紫色です。花冠の先は4つに裂けて、裂片はよく開いて反り返ります。ガクに毛が密生しているところがポイントです。中央部分からは4本の雄しべと、1本の雌しべが突き出します。

果実は球形で、直径4mmくらい。秋に熟すと紫色になります。果実の時期にも毛が密生したガクが残っているので、ムラサキシキブ、コムラサキとの違いがわかります。ただし、ムラサキシキブとの雑種も認められていて、「イヌムラサキシキブ (Callicarpa x shirasawana)」と呼ばれています。

果実が色づくころには、すでに芽も目立ち始めます。ヤブムラサキの冬芽は、ムラサキシキブと同様、やっぱり「芽鱗」のない「裸芽」です。葉は黄色くなって落葉し、その後は紫の果実と白っぽい冬芽のコラボレーションがしばらく楽しめます。

【和名】ヤブムラサキ [藪紫]
【学名】Callicarpa mollis
【科名】クマツヅラ科 VERBENACEAE
【撮影日】2005/11/05
【撮影地】東京都日野市

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