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ヒヤシンスは、20cm〜30cmほどの草丈で、甘いかおりのあるロウ細工のような花を穂状につける、おなじみの秋植え球根ですね。鉢植えや庭植えのほか、水栽培にも適していて、きっと子どものころ学校でみんなで育てた経験ある方も多いのではないかと思います。あの紫色っぽい玉ねぎのような球根(鱗茎)から、あんなに根がたくさん出て、あんなに派手な花の塊が出てくるなんて、すご〜い!と思ったものです。
同じ属の仲間は、主に地中海沿岸〜中央アジアに30種ほどが知られています。現在ふつうに見られるヒヤシンスは、もともとはギリシャ原産の「Hyacinthus orientalis」を改良したもので、日本に入ってきたのは1800年代後半、江戸時代末期のことだったそうです。現在、ヒヤシンスの品種は「ローマンヒヤシンス」と「ダッチヒヤシンス」という2つの系統に大きくわけられていますが、園芸品種として栽培されているのは、花の美しいダッチヒヤシンスの方が多いということです。ダッチヒヤシンスの方が、より大きな花がたくさん密につきます。
花色は白、ピンク、赤、黄、紫、青など、どちらかというと強烈なイメージでしたが、最近では、「シティーオブハーレム」とか「ジプシークイーン」など、オレンジやクリーム色の中間的なやや淡い色合いのものも見かけますね。逆に「ウッドストック」のような真っ赤なものや豪華な八重咲きもあって、正直もう覚えきれません。
ふつう、ヒヤシンスの球根は自然に分球しにくいので、ふやしたい場合は球根に傷をつけるといいます。しかし、一番上の写真のものは、どうやら勝手に分球してたくさんの芽が密集して、1つ1つの芽が小さくなっています。今のところ、まだ蕾は見えていません。
![]() 2005/01/20 撮影 | ![]() 2005/02/22 撮影 |
左は、ほぼひと月前の状態です。まだ、地面からようやく先が出てきたところですね。多肉植物を思わせるような分厚い芽の先には、独特のツヤツヤとした光沢があって何ともいえない形状です。植えてある場所は、とある広場の花壇なのですが、特に霜よけなどの対策はされていませんから、その後、ちょっとだけ雪がふったり、霜が降りたりで、芽の先は次第に傷んでしまったようです。葉は肉質の幅の広い線形で、長さは20cm程度。球根から叢生(そうせい)します。「叢生」というのは、茎や葉などが、地ぎわから束のように集まって出ている状態のことです。右の写真では、叢生している葉の先は傷んでしまったものの、中央からはちゃんと蕾がのぞいています。花開くまで、あともうちょっと。
【一般名】ヒヤシンス [風信子]
【学名】Hyacinthus orientalis
【科名】ユリ科 LILIACEAE
【撮影日】2005/02/22
【撮影地】東京都日野市
■Trackback
「はなだより」さんの「4年もののヒヤシンス」にトラックバックさせていただきます。濃いピンクのヒヤシンス「ヤンボス」が紹介されています。同じ植物を長く育てることの素晴らしさが感じられます。
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ちょうどヒヤシンスが咲き出したのでエントリーしようと思ったら,ちょうどこちらでもエントリーがあったのでTBさせていただきました。
早く咲くといいですね。
ベニカナメモチについては葉にはギザギザがありますが,基準がわからずきちんとした結論はわかりませんでした。
いつも公園の標識と共に眺めているので自分で調べることが少ないのです。
もっともっと学ぶことがありすぎです。
WAKAさんのところの「ヒヤシンス」、花の咲く時期が品種によってずれるんですね。「ヤンボス」は早咲き種なのかな〜。
「ベニカナメモチ」など特に公園などに植えられている樹木については、同じく、標識を見て納得してしまいます。標識を参考にしつつ、自分でも調べるようにしていきたいです。そうすると、ふつうなら、日々、わかることが増えていくのかもしれませんが、ここのところずっと、わからないことがどんどん増えて、もともと少ないキャパシティーが、飽和状態になっています。朝日新聞の「花おりおり」も消化不良を起こすぐらいですよ。本当、学びたいことがありすぎです。
一気に咲いて、もうしぼんでしまいました。
来年も見たいのですが、保存の仕方がわかりません。
庭植えにしています。球根はいつごろ取り出せばいいのでしょう。
その球根の保存方法も教えて欲しいです。
こんにちは。
こちらでも、早咲きのものは、終わってしまいましたね〜。遅咲きのものもこの数日の気温の高さで、あっという間に満開状態です。急激に花茎が重たくなったようで、でっかい茎がグデ〜と倒れてしまったものもあります。
さて、花後の扱い方ですが。終わった花はそのままつけておかずに、摘み取ります。種子をつけると球根へ養分が蓄えられにくくて、球根が小さくなってしまいます。太い茎はそのままで、しぼんでしまった花だけをつけ根からつむ方がよいと思います。
葉は緑のうちはそのまま残しておいて、黄色くなってきたら、球根を掘り上げます。よく乾燥させて、風通しのよい雨や直射日光などが当たらないような日陰の涼しい場所に保存します。
自分のところの場合だと、ミカンのネットのような風通しのよい袋に入れて、玄関近くの室内(冷暖房なしの場所)に吊るして保存します。チューリップや水仙なんかも同じ方法ですよ。
ありがとうございます。
ぼちぼち葉っぱの色が変わってきたので、
もう少し待ってトライします。
庭のあるおうちに越してきて3ヶ月、
お花が楽しくて仕方ないんです。
いまはジャスミンが咲き始めて、うちじゅうに芳香が漂ってます。
押し花を習っているので
きれいに咲いたものは
きれいなうちに摘み取って額に入れたりします。
また花のことで質問あったら
教えてくださいね。
こんにちは。
園芸って、いろいろと奥が深いようで、手をかけ始めるとちょっときりがないようなところもあるんですよね。それが楽しいのですけど。
例えば、一般的な秋植え球根の場合だと、花が終わったころに、球根を太らせるために、カリ分(K)の多い肥料を与えたり、掘りあげた後消毒したり。庭植えの場合だと2年くらいは、植えっぱなしにしてもかまわないでしょうけど、スペースを有効に使うために毎年掘り上げたり。
園芸の情報は、「園芸ナビ」というサイトがあるんですが、そちらでいろいろ検索されるとよいかもしれませんよ。
春になって、お花の種類も増えて、お庭に植えるお花を選ぶのも楽しい季節ですよね。香りのある花もいいですね〜。押し花として、ずっと楽しめるのもステキだと思います。
記事、読んでくださったんですね。うれしいです。わざわざコメントしてくださって、どうもありがとうございました。お返事、遅くなってしまって、ごめんなさいね。よかったら、またお越しくださいませ。
教えていただきたいのですが、
鉢植えのヒヤシンスですが、花が終わりまして、これらから球根とかをどうしたら良いのかわかりません。
お願いします。