ムクロジは、本州東北南部以西、四国、九州に分布し、日当たりのよい、やや湿り気の多い場所に生えるムクロジ科ムクロジ属の落葉高木です。高さは20mに達します。幹の太さはかなり太くなります。樹皮は灰白色で不規則にはがれます。枝にはブツブツの「皮目」がたくさん見られ、若い枝は緑色。秋の黄葉は美しく、公園などにしばしば植えられています。
葉は互生。小葉からなる羽状複葉で長さは50cmにもなります。小葉の数は8枚〜16枚の偶数の「1回羽状複葉」。小葉も軸にやや互生してつきます。1つ1つの小葉の長さは7cm〜18cmほど、幅は2.5cm〜5cm。やや幅の狭い長楕円形〜披針形で、先はとがっています。見た目は分厚くちょっと堅そうな感じで、縁にギザギザはなく全縁。小葉にはそれぞれ小葉柄があって、長さは数mmです。表面は濃いめの緑色、裏面はやや薄い黄緑色。両面ともにほとんど毛はありません。
花期は6月。枝先に大きめの円錐花序を出して、小さな花をたくさんつけます。花は淡い緑色。直径は5mmくらいしかない小さなものです。
果実は球形で秋に熟すと黄褐色になります。直径は2cmくらいです。遠めには球形ですが、基部の方はコブのようなのがついていたり、何だかいびつな形です。この果実は「延命皮」と呼ばれるのだとか。果皮の部分には「サポニン」が含まれていて、水に溶かして洗濯や髪を洗うのに利用されたそうです。絹などの繊細なものを洗うのにはよいらしいですね。その球形の果実の中には種子が1つずつできます。種子は黒色の楕円形で、羽根突きの球や数珠に用いられるそうです。
秋には葉が黄色に色づいてやがて落葉します。黄葉は色としては美しいと思うのですが、形としてはどうでしょうね。個性的ですが、美しいという感じではないかもしれないな。葉の軸の部分は湾曲しているし、小葉は垂れ下がるし、非常に独特です。
茎の先は何だかよくわからないような形をしているんですね。冬芽も茎のはりついたような感じだし。でも葉のついていたあとの「葉痕」は結構大きめです。春の芽吹きは「ニワトコ」に似ているかな。
【和名】ムクロジ [無患子]
【学名】Sapindus mukorossi
【科名】ムクロジ科 SAPINDACEAE
【撮影日】2005/11/13
【撮影地】東京都あきる野市
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ムクロジ、はねつきの羽根の
黒い玉の部分が実る木ですね。
植物が好きだと言っていたら、
知人が一枝折り取ってくれたんですよね。
だから、まだ生えている木には
お目にかかって居ないのですが、
実 だけは、
じっくりと観察いたしました。
そのくせ、泡立つのを知らないで
実験してないのが悔やまれます。
実の付き方がおもしろい木ですよね。
特に、枝と実をつなぐハート形の
萼のようなものの存在が気にかかります。
なんなんでしょう?
この木もまた、いずれ
近くで観察してみたい木の一つなんです。
私の行動範囲内に生えてないかな〜。
こんばんは。なんとも不思議な木ですね。ムクロジって。こちらの近所でもまだ発見できていないですね。今回のムクロジは、ちょっと遠い場所です。それなりに大きな川の近くで、日当たりのよい場所でした。植えられたわけではなさそうでしたね。でも、お寺や神社に植えられることも多いそうなので、そのあたりが狙い目かも。
そのハート形部分ですけど、きっと、果実になれなかった残りの部分とでもいうのかな。確かに気になるところですね。
ムクロジの雌花にある雌しべは、3つの「心皮」というものからできていて、そのうちの1つが大きくなって球形の果実ができるのだそうで。そして大きくならなかった残りの2つが小さな状態で果実にくっついているのだそうですよ!